酒器 -2-

この人の在る処、台風も避けて通ると、その巫力にすがる者が後を絶たない大穴子妹。
亀酒がもたらした縁で知り合い、生まれが一日違いという偶然が重なり、兄妹のお付き合いをいただいていますが、このたび、彼女のMy 杯、『目高杯』(写真左)を授かる栄に与りました。
おやぢ好みの磁器杯は、その艶やかな端反りとともに頃合いの薄さで、中井某店で試させてもらって以来、別絵柄なれど同型品を既に数十個調達してもらっています。
先日の『鯉川 純米吟醸 DEWA33』できき酒ならぬ、きき杯をしてみたのがこれ。

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某G社の販促品にすぎないものの、その絶妙なフォルムで酒の味を素直に伝えてくれる、拙宅での標準磁器杯(同型品:写真右)とで、酒の味わいがどう変わるかを試してみました。

まずはMy 標準杯。
つるっと舌の上にまんべんなく酒を配り、鯉川らしいやわらかな当たりと含みに豊かな吟香を、続いてポッチャリとした甘みをふくらませた後、喉を通すと、余韻をたなびかせながら甘さがすぅっと消える。実に心地良い後味。
いつもながらに安心できる味わいをきちんと伝えてくれました。

次いで目高杯。
口への当たりは艶めかしく、酒も自然に引き込まれる。この辺りは先回同様、満足のいくもので、作り手の素性の良さが現れています。吟香も立ち、やわらかさと甘さ、鯉川の持ち味を十二分に引き出して…
あれ!? あれあれ!?!? 下の脇に苦が…。(*_*)
余韻もきちんとあるものの後味を味わう段になると、先ほど感じた苦がよりくっきり残るんです。

たまたま鯉川との相性が良くなかっただけかも知れませんから、こちらはこちらで引き続いての追試が必要なようです。
う〜ん、これだから、酒器は難しく、また楽しくもあるのですよね。


大七 生もと純米CLASSIC (2003.11詰)

■2004/11/27 Sat.の酒

持ち込んだ上にアチチ燗をお願いするという、我が儘ぶり。
重低音の如くヘビー。押すのだが、欲をいえばふくらみがほしいか。
良くいえば、堅く締まった重厚な味わい。


新カテゴリー追加。:-)
といっても、日々呑み散らかした酒を綴るだけの憶え書き。
うぅむ、酒遍歴をバラすだけかぁ。X-)