道すがら

某会からの帰路、久しぶりに今庄宿で越前そばを、と木之本ICからR365へ。
echizansoba.jpg栃ノ木峠で福井県に入るが、この峠越えの隘路を運送会社の大型トラックが抜けていく。プロとはいえ、ここは難所の一つに違いない。
急坂を下り、いきなり地形が開けると、そこがR476との合流地点だ。
国道から跨線橋をまたぎ今庄駅前へ。
今回は「ふる里」でおろしそばだ。
辛汁を直にかけ回すのが越前流。ここのは甘さを抑え、すっきりした味わいのつゆだ。
鰹節の香りが鼻孔をくすぐり、大根の辛味が草臥れた胃をシャキッとさせる。
「辛味大根は苦辛いだけだから」と、一年中、普通の大根を使うとのこと。
代わりの運転手がいたら燗酒を所望したいところだが、ひとり旅ではそうもいかないのが残念。


覚え書き

■呑録(旧暦5/14)
旅先から戻った夜は、鷹勇純米吟醸なかだれ。
上品な味わいで疲れた体を労ることに。
■呑録(旧暦5/15)
夏至のこの日は休日前夜でもあり、ちょっと贅沢に大七純米吟醸皆伝。
カミさんもマイ徳利を持ってきたから「何を選んだ?」と訊くと、「大七」と一言。
「高いと文句いうなよ!!」。ただし、声には出せず。orz
■呑録(旧暦5/16)
休日の夜、ゆっくり和みたくて、小笹屋竹鶴番外編12BY。
持てないほどの燗にしたら、枯れを感じる味わい。落ち着く。


某会雑感

夜中に出発して、朝現地着。仮眠後、ぼぉ〜っとしていたら、某蔵元発見。一緒にコーヒーを飲んで、昼前からきき酒。
16group.jpg香りも味も様々な49種類の酒をきいたが、レギュラー純米あり、熟成純米大吟醸あり、評価しかねる変わり種あり。しかも、価格がマチマチだから比べること自体に無理がある。一定の価格帯に収まる酒同士を比較すると、蔵ごとの個性がさらに際立つと思うのだが…。
午後からはグループに分かれ、同じグループになった6蔵の酒を冷やききと燗ききで「加点評価せよ」というお達し。
馴染みの蔵が二つ。昨年から興味を持っている蔵が一つ。その他の宮城、茨城、鳥取の三つの蔵とは初対面。
花酵母の酒ながら「へぇ〜」もあったし、まだアルプス酵母に頼るところも。それでも「これ勘弁してよ」がなかっただけ良しとしよう。
夜の懇親会は燗酒で通せたが、二次会では冷や酒の洗礼を浴びる。これがつらい。馴染みの酒ならいざ知らず、何でもありありだし…。
人も酒もボロなら近寄らなければいいだけだが、人は良いのに酒がボロなのは話すほどに気の毒になる。もっとも困るのが、人はボロなのに酒は良いってやつ。癪に障ること、この上なし。
16brewer.jpg翌朝は、またグループに分かれ、いきなり冷やききと燗ききからスタート。酒は地元、関西の「変態酒」と自他ともに認める蔵元の酒8種類が並ぶ。
ところが半数以上が生老ね・ムレ香プンプン。味だけで判断すれば良いといわれようが、こんな異臭を容認したら、また迷走の元になるだけだと思う。
某先生の「生老ね、許せん!!」のコメントに力を得て、生酒嫌いの看板をさらに高く掲げよう。
写真は前日午後のものだが、冷やきき、燗きき、どちらも安心して飲めた馴染みの蔵元お二方。お一人は評価に聞き入り、もうお一人は種明かし後、真剣に某蔵のラベルとにらめっこ。
飲み過ぎが祟ってか、初日に比べ、だれた空気。ま、楽といえば楽だったものの、やや拍子抜けだったか。