呑初め

夕方になってH1兄が翌日の準備をかねてやってきた。
「お茶、ビール?」「ビール飲もうか」でキリンのスタウトを飲みながら…
「暮れの納めもできなかったし、新年の明けもまだだったねぇ」「今日はいるかなぁ」
さっそく電話で集合指令を発し、こちらは肴の調達に…。
takaisami_shikomi.jpgまずはお目出度い鯛の刺身。時季ではないけど、長崎産の天然ものが1匹880円と安かったので。
「アラはどうします?」「ください!!」
せっかく一匹ものを買ったんだもの、当然よね!?
スモークサーモンの落とし、直焼チャーシュー、厚揚げのはさみ焼甘酢餡かけ、ポテトサラダ、烏賊と車麩・野菜の煮染め、煮菜など、締めて2,500余円也。:-)
ほどなく、ガチガチに凍った道を歩いて集まりましたよ、K兄にT兄、いつもの面子が。
こりゃさっそく燗をつけねば…。
手元にあった蕗味噌、わらびの醤油漬け、はりはり漬け、スモークチーズを加えて、まずは( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ-イ!
呑んだ酒は…

  • キリンラガービール(ビール党のH1兄用・1本飲んだところで燗酒に)
  • 『奥播磨 純米吟醸 芳醇超辛“赤” H14BY』
  • 『秋鹿 山廃特別純米 山田錦 H16BY』
  • 『鷹勇 山廃純米60% H9BY』
  • あと… 忘れた……。orz
    いつもながらとりとめのない話をしながら、アハハ、アハハ、と笑い初めも。
    最後は「たまには変わったものを…」10km弱の道のりを出前ピザを届けさせ、腹ふさぎに。凍てつく中、良く来たものだと。
    いやぁ、相変わらずよく呑みましたこと。:-)


  • やっぱ『雪國』なのよ

    二日続きの雪道ドライブで県北の村上まで。もう一足伸ばせば庄内まで行けるのだが…。
    市内に入ってびっくり。「ここ、魚沼か!?」ってくらいの雪。村上でこんな雪は久しぶりではなかろうか。
    『神亀 真穂人(堆肥育成五百万石) H16BY』
    shinkame_kamaba.jpg「練れてこその神亀」とは思うものの、唆しにのって入れた“真穂人”。H16BYだけあってまだスリムなれど、底にしっかり神亀パワーが…。
    このまま常温で一夏越させたらもっと色も進んで、ますます『臭く』なることだろう。
    飛び切り燗(55℃近辺)の手前で良いか。
    今日のアテは真子が入った鰈の煮付け。やや大味だけど、火の通った魚ならではのうまさ。
    持ち越しのポテトサラダを茹でたほうれん草で拭うように食べながら、真穂人を口に…。
    どちらかといえば普通の“神亀 辛口純米”より“ひこ孫 純米”のほうが好みだけど、味の出方は控えめながら神亀の酒であることをきちんと主張しているし、後の切れ上がりなど、ずいぶん勝ち気なところもあるようだ。
    「このお酒は、35歳以上で人生に機微がわかる方におすすめします」
    他の神亀の酒と同じように、お茶目なメッセージを首にかけるだけのことはありますわ。
    ポークソテーに豆腐ステーキ。負けん気の強さを発揮して、脂をスウッと切ってくれる。
    「各々方、こりゃ侮れませんぞ!!」


    やっぱ『雪國』なのね

    報道によれば、多い地域は4mに迫ろうかという今年の豪雪。幸いこの辺りは30cmにも満たない状態が続いているから、今イチ、ピンと来なかったが、「うほぉ〜、あるところにはあるんだ!?」と雪国であったことを実感させられる光景が…。
    元日に休んだとはいえ、雑事に忙殺。加えて半日だけにしろ、雪道ドライブ。
    草臥れた身体には大魔人パワーをガッツンと注入しなければ、もう一週間もちませぬ。
    『小笹屋竹鶴 大和雄町 H14BY』
    taketsuru_shop.jpg昨日の秋鹿を含め、空いた6本分の開栓放置スペースにまずこれを潜り込ませ、失地挽回を。
    「あぁ〜、いつもの竹鶴カラーだ」
    冷やでも後ハネはなく、枯れ味さえ漂わせるようになったというものの、あの圧倒的なパワーまではまだまだ。それでもそんじょそこいらの酒とは比べものにならないことは云うまでもないだろう。
    キレ味も申し分なし。あとはさらなる味乗りを待つだけか。
    遠慮なく飛び切り燗(55℃近辺)にして遅い夕食のはじまり。
    アテはまだまだ正月用の残り物がつづく。「おぉ、ポテトサラダか!?」
    竹鶴と好相性を見せるうれしい定番メニューがド〜ンと深鉢に。当然、ガッツリ喰い。
    ぜんまいの煮染めとなますも片付けてしまえと平らげ、はりはり漬けを口にしたら…
    「うっ、酸っぱい!?」
    まさか酢を入れた訳じゃないだろうが、なぜか酸味が…。
    訳は分からないけど、腹も何ともなかったことからすると、取りあえず腐敗ではなかったらしい。(苦笑)
    鮪の山かけにほうれん草のお浸し、えごねりも。
    H1兄からのお裾分け、野沢菜とメカブ・昆布・スルメの漬け物を箸休めにしながら、定量で切りあげ。
    遅れに遅れた賀状つくりを終え、22:00を回って着いた食卓は、一番娘と二番娘が帰京した分、少し広くなったようだ。また元の静けさに還る日も間近い。


    仕事始め

    世が世なら新年顔合わせの会をやっていただろうに、世知辛くなってしまったこと。
    『秋鹿 山廃特別純米 雄町 無濾過火入原酒 H16BY』
    akishika_s_motoba.jpg山田錦ヴァージョンと比べると、こちらは味乗りが遅いか。若い上にきれいな山廃なので、熟成香がある山廃をイメージすると肩透かしを喰わされる。
    その熟成香や出来の悪い汚れた味を生もと系特有のものと思い込んでいる向きもあるので、誤解を解くには良い教材になるはず。
    無理せず熱燗(50℃近辺)のやや上を狙うが、厳密なものではない。
    話は横道に逸れるが、一見便利なお燗メーターだが、某M氏から「市販のお燗メーターは極端な話、5℃や10℃の誤差があるものと思え」と聞かされて以来、もっぱらベロ感頼り。後に苦や硬さを感じたら、もう少し上げてやれば良いだけだから。
    そうは云っても、慣れるまで一応の目安として使うには重宝。:-)
    ちなみにこれがウチの定番“酒温計”

    kan_meter01.jpgkan_meter02.jpg

    前夜からの持ち越しに豚肉がメインの鍋が加わる。相変わらずの冷え込みには温かい汁物がなによりのご馳走。
    とんかつ。うぅ〜、今日はソースで。
    そうだ、今年も餅を喰ってない!? まぁ、いっか〜♪


    三が日

    元日は父に代わって寺廻り。風もなく、快晴なれど、冷え込みがきつい。
    菩提寺は先祖代々変わらないものだけど、スカな住職の代に当たると悲惨。墓が境内にあるから勝手に引っ越すわけにはいかないんだけど、菩提寺も代々の自由選択制にしてくれないかなぁ。
    とぼやきつつ、やっと仕事用の賀状づくりを取りあえず隣のから。
    『英 特別純米無濾過火入原酒 H14BY』
    moriki_hangiri.jpg加えて、退去命令を受けた開栓放置から

  • 鯉川 純米吟醸 五百万石 H15BY
  • 羽前白梅 純米 尾浦城
  • 奥播磨 山廃純米 H15BY
  • 日置桜 生もと強力 H14BY
  • 肥前蔵心 純米吟醸中汲み H16BY
    以上を第一次処分。
    いずれも杯に1〜2杯程度と定量に満たないものばかり。
    英の燗がつく間に冷やで別れを…。
    アテは「そういえば年夜にもあったんだよな」書き忘れていた釣鱈の煮付けと鰊が巻かれた昆布巻きに黒豆、ぜんまいの煮染め。ほとんど前夜からの残り物だが、タコ刺しが追加に…。
    鱈は運良くオスに当たり、肝と白子がうまいのなんの。この煮汁で煮た里芋と大根。魚臭くてイヤだという向きもあるけど、魚の出汁がうまくしてくれると思うけどなぁ。
    2日は早くも仕事始め。
    罪作りな酒のために毎年のことながら正月気分もパァ。空も涙雨を降らしてくれるし…。
    朝からバタバタしていたのと、その間隙を縫ってK兄やH1兄が年始の挨拶に。挙げ句、締める間際に末弟家族が立ち寄ってくれたため、賀状づくりはおあずけ。
    『英 特純生もとあらばしり無濾過生原酒 H14BY』
    年夜に飲んだ味を再確認。燗をつけるとやはり生酒特有のあの香りが出るが、許容範囲。味は極めて大人しい。あらばしりで原酒となれば、生もとらしい押し味・幅味を期待したいところだが、さに非ず。
    この日のアテは前日からの持ち越しに鮭の焼き物や出前の鮨が追加。
    こはだ、鮃、鮪、帆立、烏賊などを頬張っていると、カミさんの『生もとのどぶ H16BY 春火入れ』がうまそうに見えてきて、一杯が二杯、二杯が三杯、とたかることに…。
    3日は朝方からの雪を始末して静かな幕開け。やっとここの賀状を。
    gajo.gif正式な仕事始め前の気付け薬代わりに開栓半月あまりのこれを…
    『清酒竹鶴 合鴨農法米(雄町)』
    これは、当然、はなっから煮まする。
    小笹屋ほどの強さはないものの、米の旨みを存分に引き出した酒。
    「“ただ当たり前に”酒を造りたいと願っております」と書いてくださった石川杜氏。『思想』のある造り手の酒は根幹がブレない。その当たり前のことが如何に難しいか、百花繚乱のプンケバ酒や薄酒・炭酒が後を絶たないことからも分かるだろうが、得も云われぬ信頼感、もっと平たく云えば、飲む前から安心しきっている自分がいる。
    それが心地良くないはずはない。
    アテはお節擬きの残りにあれこれと追加が…。
    オムレツ二種。プレーンとスペイン風。豚焼肉。ほうれん草のお浸し。揚げの包み焼き。
    こちらの関係者には「重い」「諄い」「臭い」と絶対云われるであろう竹鶴が見る間に減っていき、「半分で良いから」と『どぶ』を追加。
    「おっ!?」正月ならではの大判振る舞いか。燗をつけて渡された徳利がズッシリ。
    「はぁ〜」やっぱ、溜息が洩れますなぁ、これも。
    「これしか飲めない身体に…」造り手自らがそういって憚らない酒。
    ただ、蔵内での飲み過ぎをくれぐれも慎んでいただけますように。(笑)
    そういえば、先のお蔵の某にごりにも同じことが云えますな。(笑)2


  • 年夜の酒

    我が家だけかもしれないけど、元日より大晦日がメインイベント。
    新年の祝いよりも一年の無事を感謝することに重きを置くのは、昔は二日の“初荷”を控え、正月早々飲んだくれていられなかった? 🙂
    kotobuki.jpgてな訳で、大晦日なのに…
    おめでとう〜♪で始まる夕餉。
    迷いに迷いつつ選んだ酒は…

  • 秋鹿 純米大吟醸 嘉村壱號田 2000年醸造
  • 神亀 上槽中汲 2001年仕込第12号
  • 英 生もとあらばしり無濾過生原酒 H14BY
  • 生もとのどぶ H16BY 春火入れ
    火入れ2本、生原酒2本、都合4本の一升瓶を次々に開け、もちろんすべて燗酒に。
    秋鹿はさすがにきれい。熟成香を帯び、するすると喉を過ぎる。やっと飲めた〜♪
    埃のように澱がたまっていた神亀は、燗をつけてもあの生臭が出ない!! 思いの外に軽快。へぇ〜、こんなになるんだ!?
    英、生でもまだこれかぁ〜。若干のあの生臭があるものの、苦にはならない。
    でも、もっと生もとらしい強さが出てこなければ… まだまだですな。
    仕上げに選んだ生もとのどぶは、やはりほっとする味わい。ごはんを飲む。いつものどぶスタイルはそのままに、穏やかな秋火入れに比べ、味に深みが…。やはり、残り少ないのに自家消費を優先したくなるだけのことはありますなぁ。(苦笑)
    鮃・鰤・帆立・甘海老の刺身。馴染みの魚屋の目利きだけあって、どれもウンマい!!
    年寄りはもっぱら鮃と鰤を。:-)
    鰤の照焼き・百合根の葛煮・大根と人参のなます・きんとん・つぶしたじゃが芋に牛乳と挽肉を混ぜ、揚げに詰めて焼いたもの・のっぺ・わらびの醤油漬け・はりはり漬け…。
    豪華なお節とは無縁だが、心づくしの料理に舌鼓を打ちながら飲む燗酒のうまさよ。
    あぁ、米の酒を飲める国に生まれて良かった。
    予定より少ないとはいえ、13人が囲む食卓はにぎやか。てことは、フルメンバーだと
    19人!? 甥や姪の図体もでかくなってきたし、全員揃ったら、もう収まらないかも。
    と同時に、お年玉の出費も鰻登り…。orz
    誰か、貧乏なおやぢにお年玉をおくれでないかい?