上巳の節供

ohinasama.jpgまもなく“桃の節句”とも呼ばれる“上巳の節供”。
その謂れについては、“こよみのページ“が詳しいので省きますが、呑兵衛にとっては表の【ご案内処】“重陽の節供“で書いたように、燗酒シーズンが終わるという嘆かわしい日であることのほうが重大事ですな。
とはいえ、そんな風習に憚ることなかれ!!
春夏秋冬…
まっとうな酒は燗でさらにうまくなるし

    ボロな酒は燗で化けの皮が剥がれる

この節理が崩れるはずもなく…
酒は燗酒を以て最上と為す は、季節や時代を超えて不変です。:-)


ここでお知らせしたように、ブログシステムをヴァージョンアップしましたので、表示されている画像にリンクが貼られている写真(マウスポインタが“リンク”用に変わるか、と…)は、サムネイルではなく、大きなサイズのオリジナル画像を見ることができます。
よろしければ試してみてください。:-)
なお、元記事に戻る際には、ブラウザの“戻る”メニューを。


隠れ処にて

2月25日は“天神様”として知られる藤原道真の命日でもあります。子どもの頃は、この日になると砂糖菓子の人形“天神様”を食べられるのがうれしかったけど、今はそんなものには目もくれず、ウンマいおチャケひと筋の日々。(笑)
この日、変人な酒を飲もうと隠れ処に集まった面々の前に登場したのは、写真左から…
sake_list.jpg

  • 旭菊 熟成純米古酒 H6BY
  • 群馬泉 山廃純米吟醸生酒“淡緑” H15BY
  • 辨天娘 三番娘純米生原酒“槽汲” H17BY
  • 悦凱陣 オオセト純米無濾過生原酒 H16BY
  • 睡龍 生もと純米 瓶燗 H15BY
  • 鯉川 純米吟醸“鉄人にごり” 瓶燗 H16BY
  • 扶桑鶴 純米にごり 生原酒 H17BY
  • 鷹長“菩提もと” 2000年醸造(開栓放置)
  • 北翔 純米酒(2001.04詰)
  • 越乃かぎろひ 特純“千寿”(2001.05詰)
    *奥に見える小瓶はゲスト差入れの古酒2種

  • 庭の鶯 純米“時のいたずら”1993
  • 喜楽長 純米“大古酒”
    めいめいが“冷やジュル”を終えた後は、お約束のお燗タイム。
    隠れ処には珍しい新潟の酒2種は、まもなく5年、まったく温度管理しない倉庫での放置に耐えた珍種。(笑)
    飛び入りゲストお二方のお蔵には、浮き世の義理も数々ありますからね。
    やや熟成香はありますが、どちらも崩れることなく、軽快な旨み。北翔のほうが酸が多いので、しっかりした熟成味を楽しめますな。
    「まだあるの?」の筆頭、“鯉川鉄人にごりH16BY”はさすがにうまい。この練れ味には、一同「鯉川って…」と目を見張っておりました。が、こじこじさんからお受けできる本数を減らしたことも事実。はなはだ申し訳なく…。_(._.)_
    “睡龍生もと純米15BY”は開栓直後にもかかわらず、いつもの潔さでストンと収まります。二十歳の現役女子大生からも「ヒットです〜☆」と…。「一番分かり難いかも」と思っていた酒に賞賛がくるなんて、若いだけあってピュアなベロをお持ちですねぇ。
    放っておいたら「シュポ〜ン♪」と栓が飛んでくれた“辨天娘槽汲”は、その元気の良さをまざまざと見せてくれますし、「このにごりの量はなんだ!?」と一同驚愕の“扶桑鶴にごり”も新酒とは思えぬ味乗りで「ジョッキで飲もうか」というジョークも。
    “群馬泉淡緑”はさすが開栓直後。まだすんなりとしています。これの厚みを味わうには、やはり開栓放置が必要でした。“悦凱陣オオセト純米”は涼冷え(15℃近辺)貯蔵していただけあって、やわらかなうまみたっぷり。
    驚くべきことは、この4種、【生】にもかかわらず、燗をつけても、あの生臭(イソバレルアルデヒド)が気になりません。
    “旭菊H6BY”は「反則だね」と云いたくなるほど、別格の味わい。5BYより涼やかで切れ上がりが良好。熟成純米の燗は、ホントしみじみウンマい…。
    tokonoma.jpg小人数なれど、料理や寄せ鍋を囲みながらワイワイガヤガヤ、酒談義に花が咲きます。逆にこれくらいの人数がちょうど良いのかも。会話が分散せず、一人一人のお話をじっくり聞けますから。
    初めての隠れ処とあって、ゲストのみなさまは遠慮がち。ここでは遠慮してちゃダメですよ。どんどん注文をつけないと、元が取れなくなる恐れあり。(笑)
    最後は寄せ鍋の残りで煮込んだうどんで〆。
    久しぶりにやりましたが、やっぱここでやるのが一番気楽ですな♪
    と、ゲストをさしおいてガッツリ呑みしたおやぢがほざいております。(^^;


  • (-Φ-)ブタ!三昧

    鷹勇・鯉川・扶桑鶴・竹鶴…とどうやら“にごり”だらけになってきましたよ。
    『清酒竹鶴 純米にごり酒 H17BY』
    上澄みに「こんなにきれいだったっけ?」とまずビックリ。ガスかフレッシュな酸の刺激と後味に苦が残るのは当たり前だけど、16BYより捌けが良さそう。その気になって飲んだら、取りあえず半分は空くでしょうな。
    麹歩合を増やせば鈍重になっても当然なのに、捌け・キレとも良くなるなんて、どんな手を使ったのやら。うぅむ、大魔人マジックですな。
    燗をつけたら、ますます捌け良く、かつ旨みがふくらみ、新酒の頼りなさなど、どこにもない。堂々と一人前の酒であることを主張しているかのよう。
    これ、マジにヤバいです。飲み過ぎ注意報、第2弾発令!! (笑)
    アテは、タイトルどおり、この日も(-Φ-)ブタ! 生姜焼。
    鶏や牛よりも好きですが、3日連続となると…かわいさ余ってニクさ百倍!!
    輸入禁止になったフォアグラを、なんて贅沢は云いませぬから…
    ザガナグワゼデグレ〜 (T^T)
    ボンレスハムと玉葱・人参・キャベツ・じゃが芋のトマト煮。
    トマトの酸味と野菜の甘みが“竹鶴にごり”とピッタシカンカ〜ン♪
    あぁ、米の酒って、良いものですね〜。


    これも支飲

    また憂鬱な時期が…。28日しかないって、いろいろたいへんなんですよ〜。
    しかも、週末はまたまた宴がありますし…。
    予めお断りしておきますが、予算の都合上、此度は“ひこ孫純米大吟醸”は×!!
    期待してたら、ゴメンナサイです〜♪ (笑)
    『群馬泉 超特選純米 (H15.4詰)』
    これからほぼ2週間。途中で1回飲んではいるものの、ヨッパ状態で「すげ〜トロトロ。やっぱウメ〜♪」としか憶えてない。(^^;
    飛び切り燗(55℃近辺)にしてから冷まして…。
    アテは、塩胡椒味の豚焼肉。またも(-Φ-)ブタ! ブヒ、ブヒ!! と喰いました。
    “冬菜”の辛子マヨネーズ和え。辛子が鼻にツ〜ン!! と…。(T^T)
    春菊の胡麻和え。春菊と黒胡麻の風味がウンマ〜い。
    辛いものは苦手なので、こちらをムシャムシャと食べちゃいました。
    「うぅむ」冷めかけが何ともいえない“群馬泉”。
    トロトロの厚みはありませんが、ビシッと切れて、酒も食も進む、進む。
    “ブレーキは早めに スピードは控えめに”って、そんなこと知るかい!! (笑)
    あらぁ、食べているのに小腹が減ってきた。塩鮭があるから、ごはんを少々。
    「お酒、まだあるよ」「え!?」
    飲み残すなんて勿体ない。ごはんを食べながら“群馬泉”もグビ〜♪
    こいつも無芸大食を誘う酒であったか…。orz


    Serene Bach Update

    bomb girlさん作のテンプレート“line”をそのまま引き継いでいますから、見た目にはほとんど変わっていませんが…
    遅ればせながら、blogシステムを“sb”1.16Rから後継版の“Serene Bach”2.04Rにヴァージョンアップしました。
    結果的にRebuild(アーカイヴの再構築)がボトルネックになるとは…。orz
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    どっちを選べばいいの

    これを唆してくれたのは、玉さんだっけ?
    ずうっとH16BYを先行させていたから、実に久しぶり。
    涼冷え(15℃近辺)庫1年熟成で、あのガチガチだった酒がどうなったか…。
    『睡龍 生もと純米 瓶燗 H15BY』
    suiryu_kimotojm.jpg冷やで含むと、ヨーグルト様の含み香が遅れて立ち上がる。あぁ、これこれ。
    まだ硬さは残るものの、やっとこの酒らしい旨みが顔を出してきた。
    「潔い!!」といえば聞こえは良いが、「なにこれ、味がな〜んにもないよ!?」から早1年以上。来月には“生もとのどぶ 春火入れ 17BY”も出ようかという時期になって、やっと片鱗を覗かせた“のんびり屋さん”。
    予想どおり「常温でも最低2年はかかる」酒でしたなぁ。
    当然、煮酒です。飛び切り燗(55℃近辺)を優に超え、素手ではとても徳利を持てません。
    一口すすれば、冷やで感じた生もとならではの香しいヨーグルト様の含み香。外連味のない味わいに少しばかりの旨みをまとい、程良い余韻とともにスッとキレる。
    この切れ方が、業物の日本刀を思わせるのが“加藤流”だと勝手に思い込んでいまする。
    アテは、豚肉のすき焼き風。ウチには珍しく、焼豆腐ですよ。他には、長葱・もやし・シラタキ・エノキ…。椎茸・春菊は、本日、お休み。:-)
    カンザワユミコさんのblogで紹介されていた“食べ物日本地図”の「すき焼きに何を入れる?」をあわせて読むと面白いかも。
    田舎料理“のっぺ”。貝柱の出汁が利いていて、里芋・人参・大根・銀杏・こちらで“ぎらんぼう”と呼ばれる茸など、どれもウンマ〜い。
    この15BY、開栓放置で、さらなる旨みを見せつけてくれること請け合いですが…
    「分かりやすい16BY」を取るか、「練れ味の深さ15BY」を取るか…。
    うぅ〜、今夜のご注文はどっち!? (苦笑)
    それにしても、いつもながら“睡龍”を飲むとものを食べすぎていけませぬ。
    久々に(-Φ-)ブタ! 注意報かも…。ブヒ♪
    然して…


    澄み酒だけでも、生もと純吟15BY、生もと純米15BY・16BY、おこぜ16BY、生もと純米原酒16BYに、速醸15BY、速醸無濾過生原酒16BY…。
    どぶはどぶで、16BY春火入れ・秋火入れ、17BY春火入れ…。
    どれを選ぶか、ますます悩ましくなりましたなぁ。
    「なに、全部飲みたい!?」10本まとめて面倒見るたぁ、そいつぁ豪儀だねぇ〜♪


    飲み過ぎ確実!!

    週末〜週明け、「ちと飲みすぎたかなぁ」から自制しようと思いつつ…
    ヤバいタイミングで、ヤバいお酒が、届いてしまいましたよ♪
    『鯉川 純米吟醸<五百万石50%>にごり酒 瓶燗 H17BY』
    一日おいただけで、矢も盾もたまらず、シュポ〜ン!! (^^;
    【鉄人うすにごり】と命名された今年の鯉川。スペックは…

  • 17BY…日本酒度:+4・酸度:1.3・アミノ酸度1.1
  • 16BY…日本酒度:+3・酸度:1.7・アミノ酸度1.1
    16BY鉄人にごりの練れ味に慣れ親しんだ後では、さすが新酒。後味にわずかな苦を感じますが、なによりも元気が良く、加えて鯉川ならではのやさしい味わいも…。
    「美山錦や出羽燦々の出来は良いようですね。むしろ五百万石が気がかり」と暮れに原料米の様子を案じておられた蔵元。16BYと比べ、数値的には酸が少ないという結果になっていますが、気になるものではありません。「去年より幾分多いかな」という醪の旨みがそれを補っていますし、キレは、むしろ今年のほうが良いように思います。
    sasagawanagare.jpgアテは、アツアツの煮やっこ。豚肉と出汁の旨みを吸い込んだ葱がトロトロ。
    ホッケの漬け焼は思いの外に脂乗りが…。
    ホッケの独特の癖と炙られた漬けダレの香ばしさが、◎。
    サーモンフライは鮭自体に嫌味な脂もなく、身のうまさを味わえるもの。レタスで口を直しながらも食べ応えありましたよ。
    鶏ササミときゅうりのサラダには、やっぱりマヨネーズでしょうな。
    ゆえに、本日、麹ドレッシングはお休み。
    熱燗(50℃近辺)超から冷ました“鉄人うすにごり”、後の苦もとれて、ますます元気よく、かつウマウマ。
    キレが良いから、スッと飲んではアテをムシャムシャ、そしてまた酒。
    やめられない〜 とまらない〜 鉄人 うすにごり♪
    あっという間に酒が終わりました。「もうちょっと…。いやいや今日は…」
    しばらくの葛藤の後、やっとの思いで踏みとどまりましたけど…
    来年は、一升瓶の肩に【飲み過ぎ注意】の短冊を貼ったほうが良いかも。(笑)


  • 鶴とカメがすべっ鷹♪

    二十四節気の一つ、“雨水”の夜。前日の“ひこ孫”の興奮が冷めやらぬ中、帰宅したら…、
    丸々とした“ニギス”の煮付けが大皿に並んでいるではありませんか。
    昨晩あれほど飲んだにもかかわらず、また虫が騒ぎまする〜♪
    亀酒の続きは久々の鶴で…。:-)
    『小笹屋竹鶴 純米原酒大和雄町 H14BY』
    冷やでもうれしい味わいなのに、燗をつけたら…もうたまりませぬ。
    泣く泣く分かれた最後の一合強と合わせると、豚ハツの塩胡椒炒めがバカウマ〜。
    悲喜交々、忙しいこったい!! といってる間に“竹鶴”終了。
    しからば、クローザーにはこれを送りませう。
    『鷹勇 完熟山廃(純米原酒60%) H9BY』
    これまた定量ピッタシ!! と、最後の別れを…。
    冷やジュルもオアズケのまま、熱燗(50℃近辺)超にすれば…「あはぁ〜ん!!」
    またもや声が漏れまする。(^^;
    金色の鷹とも今宵限り〜。またまた悲喜交々。胸中は穏やかではいられませぬ。
    それにつけても、今宵の“ニギス”は良い形で…。
    この大きさになると、食べ応えもあり、いっそううまさが増しますな。
    子持ち鮎の甘露煮。うぅ〜、真子のほろほろと崩れてゆく食感が泣かせます。
    若竹煮、と思いきや、メンマと若布の和え物。胡麻油の香りがプ〜ンと…。
    濃いめに味を付けられた烏賊の煮付けもウマウマですぜ。
    “また会う日もあるさ”と隣で“秋どぶ”を空けてくれたカミさんにも金の鷹をお裾分け。
    「え〜っ、こういう味だったの〜!?」
    “なんでもっと早く…”と怨嗟の目つき。あわてて話題を逸らすおやぢでございます。
    しかし、こう原酒のうまさにばかり馴染んだら…
    ヤバいぞ “マカロニほうれん荘〜“♪ 脈絡なし!! (笑)


    macaroni8.jpgキンドーさん!!
    トシちゃん!!
    ソージ!!
    あまりの懐かしさに思わず
    Amazonのおすすめに入れてしまいました〜♪
    リンクは文庫版ですけどね。:-)


    見合い

    といっても結婚前の男女が会う、あの“お見合い”のことではありませぬ。
    酒と肴のみならず、器にもいえることかと…。
    さてさて、取り出だしたるは『ひこ孫 純米大吟醸 (99.4詰)』
    男の隠れ家“3月号で“夏子の酒”の作者、尾瀬あきら氏が選んだ幻の5銘柄にも堂々と入った酒。云わずと知れたあの“神亀”のフラッグシップです。
    清水の舞台から飛び降りる覚悟で大枚10,500円(1800ml:税別)也をはたいたのは良いとしても、そのアテが乾きもの、器は景品のグラスなんぞでは、せっかくの酒が泣こうというもの。やはり、良い酒を味わおうとするなら、それなりのアテもなければ…。
    sasimi.jpgてな訳で、プロの手も借りることに…。
    切っ先がピシッと立った刺身は、手前から時計回りに、甘海老・鮃・鮪中トロ・鮪赤身・鰤・雲丹。
    鮮度、身への旨みの回り加減、また、包丁の引き方、どれをとっても「さすがプロの目利きと技」と唸るものばかり。
    奥は、Y姉お手製の山芋・長葱・胡瓜・若布の酢味噌和え。
    早い話が大盛りの“ぬた”ですな。
    これが良い口直しになって“ひこ孫”の燗酒が進むこと、進むこと。
    たとえ純米大吟醸であろうと、当然、燗をつけますよ♪
    一週間前に開栓されていた“ひこ孫”は、冷やでも吟香が立ち上がり、雑味もなく、「これをして風雅という」に相応しい気品が備わる。
    「うめぇ〜!!」言出しっぺのK兄が叫んだのも無理ないことと…。
    燗をつけると、やわらかさとまろやかさがさらに際立ち、上品な旨みとその余韻が妙なる調べとなる。
    「こりゃ、すげ〜わ」
    「○○翁とどっちが良い?」同等の値段の酒の名前を持ち出すと…
    「こっち!!」とすかさず答えが返ってきた。
    「してやったり」とおやぢニンマリ♪
    hors_d'oeuvre.jpgこちらは、あれこれ盛り合わせ。
    魚介や鶏の焼き物・煮物・蒸し物・和え物、プロの仕事がドッサリ。
    手前左が呑兵衛には特にうれしい一皿。
    爪楊枝にさされたのは茹で貝と醤油漬のらっきょうという意外な組合せ。もみじおろしが盛られた白子ポン酢、鮟鱇とホタルイカのぬたに、スモークサーモンや“えごねり”も。
    12時方向の烏賊の煮付けや、3時方向にある炙った干物で巻かれた玉子の蒸し物もウンマ〜い♪
    kamonabe.jpg一応、鴨鍋です。
    生憎、目を離している間に盛られてしまい、かなり減っています。(^^;
    今の時期なら青首もあるのですが、野鴨は拵えるのがたいへんなので、この日のために合鴨の肉の調達をH1兄にお願いしました。
    写真はありませんが、一部は塩を振って網焼きに。
    この鴨焼がまたウンマいのなんのって…
    まさにホッペタが落ちそうなうまさ♪
    “ひこ孫”が見る見る減っていきます。
    当然、一升瓶1本で足りるはずもなく…。
    この酒を味わうために家計を握っているカミさんたちの目をどう欺くか…。
    此度の“盆と正月が一緒に来たよう”な宴は、家では肩身の狭いおやじ連中が、無い知恵を必死に振り絞った成果でもありまする。(笑)


    余談になりますが…
    尾瀬さんの選んだ幻の日本酒5銘柄は…

  • 秋鹿 純米大吟醸 嘉村壱號田
  • 生もとのどぶ
  • 純米大吟醸 鯉川 亀の尾
  • ひこ孫 純米大吟醸
  • 悦凱陣 赤磐雄町 山廃純米無濾過生原酒
    “鯉川”の亀の尾には「無い酒を選ぶなんて…、せめて純米吟醸(亀治好日・庄内の風)のほうを選んでくれたら…」と思いましたが、それ以外は毎日目にしている酒ばかり。
    したり顔でほくそ笑んでおりました。
    “鯉川”の亀の尾純米大吟醸は、お蔵を訪ねた際にガッツリ呑ませていただいたし、このたびの“ひこ孫”純米大吟醸で、めでたく全銘柄制覇ですな。(笑)


  • 数値でみるな ベロできけ

    sidaizumi_kamaba.jpg「櫂で潰すな 麹で溶かせ」
    1911(明治44)年に嘉儀金一郎という人が考案したとされる生もと造りで、今も語り継がれる言葉ですが、同様にスペックばかりにとらわれ、自らの官能を磨くことを疎かにする向きが多いことも事実でしょう。
    日本酒をどんなに分析しても分析しきれない成分が多々あるというのに、代表的な分析値だけで分かったように思うことこそ、とんでもない勘違いのはじまりだと思うのです。
    たとえば…
    原料米:広島県産八反35号・精米歩合:50%・酵母:協会14号(蔵内自家培養)
    アルコール分:18%台・日本酒度:+6.0・酸度:2.2
    杜氏:南部杜氏・平成14酒造年度醸造
    さあ、このお酒の味を想像してみてください。:-)
    sidaizumi_moto.jpgまず冷やで。
    色は熟成色を帯び、香りにもそれがあらわれているが、吟醸香は穏やかなほう。
    口に含むと、14号にしてはたっぷりの酸と厚みのある味。アルコール度数の高さも手伝っているだろうが、この辺りは南部杜氏らしいといえなくもないか。
    欲をいえば、後のキレが乏しい。長い余韻といえば聞こえは良いけど、後味がもたついて、だら〜っといつまでも残る。
    それはともかく…
    どうして八反なの?どうして14号なの?どうして南部杜氏なの?
    どれもチグハグで、まとまりの悪さを「迷い?」と思ってしまうことも確か。
    飛び切り燗(55℃近辺)から冷ます。
    やせ細ることなく豊かなうまみはそのまま。蒸し餃子、鰹の焼漬け、ホッケの干物。
    癖のあるアテも無難にこなす。が…。
    冷やで感じたキレの鈍さは相変わらずで、舌にいつまでも残る後味が気になる。
    気楽に飲めば「こんなものだろう」ですませられる程度かもしれないが、きちんとキレる酒に慣れ親しむと最後の最後で「立つ鳥跡を濁す」を見過ごせなくなってしまう。
    こんなのスペックだけ見ていたのでは絶対分かりませんよね。
    自分で扱う酒を飲みもせずに売ろうとする酒屋さんや、頭でっかちになったマニアに…
    明解、かつ絶対の一言を捧げます。(笑)
    呑めば分かる!!


    ちなみにこのお酒は…
    『志太泉 純米吟醸原酒 八反35号 H14BY』
    練れ味もあるし、3,000円/1800ml(税別)なら、悪くはないんですよ。
    こんな酒もあることを試したい方はチャレンジしてみてください。(笑)