めんど区制

明日、4月1日(日)から政令都市へと移行する新潟市。合併を繰り返して肥大化した市内には、それに伴って8つの行政区が設置されることになりましたが、当然、住所表示も変わりますから、マスタの登録内容を変更しなければなりませぬ。
あぁ〜、面倒臭いこと。X-)

過日、大ポカをやらかしたおチャケざぁます。
15BYがもう1箱あるとばかり思い込み、気楽に「いいよ〜♪」と送ったら、それが最後の2本だった。今さら「返して!!」とはいえないし…。(涙)
「そろそろいいはずだけど…」と思いつつ、新BYの試運転を。

扶桑鶴■扶桑鶴 純米吟醸 “雄町” H17BY
冷やで。「おぉ〜」。思いの外にまとまっているじゃありませんか。余計な香りも味の多さもなく、品の良さに加え、早くも練れ味が…。“扶桑鶴” の純米吟醸の中で唯一買っている“雄町”ならではの酸もくっきり。これがあるから味が締まるのよねぇ。

アチチ燗(60℃近辺)から冷ますと、さらに引き締まった味わいを感じさせつつ、つるつると喉を過ぎまする。久しぶりの “扶桑鶴” ですが、やはりこの “雄町” は格別ですな。

アテは、鰹のタタキ。出来合いながら程度のいい方かと。脂は多くありませんから、薬味の葱を入れた酢醤油で。
鶏つくね・木綿豆腐・ドジョウインゲンの煮物。しっかり味が染みていて、ウンマ〜い♪
綿屋てな訳で、勝手に杯が進んでくれて「お代わり〜♪」

■綿屋 特別純米酒 “トヨニシキ” H17BY
開け立てはフニャフニャ&ノッペリで、ちと歯痒く思っていたけど、一週間ほど(?)経ったら見違えるように良くなりましたよ。アチチ燗(60℃近辺)にもめげず、ズンと押す酸と軽快なキレ。これぞ、綿屋!!
これからが飲み頃ですな。:-)

郷土料理 “煮菜” の出番もそろそろ終わりに近づきました。
浅漬けの胡瓜で口を直しつつ、お終〜い♪といきたいところでしたが、毎月末必至の悪戦苦闘が尾を引いていたのか、半分飲んだところでスローダウン。
まぁ、これなら “燗冷まし”、あるいは “二度燗” にも十分耐えられるでしょうから、それを楽しみにしましょ。残念ながらリタイヤだす。orz


早春賦

Scene

♪雪が消えれば 越路の春は
梅も桜も 皆開く
わしが心の 花も咲く♪

彼の“十日町小唄”でこう唄われる当地の春ですが、まだまだ「名のみぞ」でして、関東では満開に近い桜も、こちらではようやく蕾が色づいてきたところ。やっと梅が盛りを迎えたばかりですから、唄のような景色となるのはもう少し先のようですな。

大七■大七 純米生酛CLASSIC
冷やで。「おやまぁ」。以前のように鈍重な引っかかりを感じることもなく、意外やするすると喉を過ぎまする。かといって、レギュラーの “純米生酛” のように物足りなさを感ずるわけでもない。生酛系ならではの戻り香が心地良く、熟成感もそこそこ。なれど、如何に開け立てとはいえ、どこか釈然としないものが…。

アチチ燗(60℃近辺)から冷ますと、冷やで感じた印象とさして変わりありませぬ。燗酒ビギナーにも受け容れられ易い型ですな。或る意味、すべてに中庸。近頃、当地でこれを扱う飲み屋さんが出てきたのも頷けるというもの。が、またもや悪い虫がブツブツと囁きはじめまする。「納得いかな〜い!!」と。(笑)

おやぢが生酛の標準とする “睡龍” と比べ、酒としての強さ、そしてキレの鋭さがちと甘いか。もっとも変人の口での感覚ですから、鵜呑みにしない方が、お酒を楽しむ間口は広く保たれましょうが…。(苦笑)
とはいえ、あちらやこちらの手間を省いた無手勝流生酛とは一味も二味も違いますから、ご安心召されよ。某氏曰く「椎茸出汁系」という “睡龍” の熟成香や鋭利なキレが苦手な方でも、これなら大丈夫でしょ。
「生酛の酒って、どんな味わいなの?」という方も、ぜひ一度お試しを。

しかしながら…
「どうせ飲むなら」と “大七” はいつも “自然酒生酛” を選んでしまう偏屈おやぢ。
これだけは14%台のアルコール度数でも薄さが気にならないのよね♪


棚田の春

棚田メンテを休んで久しぶりに松之山温泉へ。
道中(撮影場所)、いつもならまだまだ雪に覆われているはずの棚田もご覧のとおりすっかり春の装い。五月のゴールデンウイーク明けか?と見紛うような景色です。鯖石川ダムの水量も少ないし、夏場が思いやられますなぁ。

有馬・草津と並んで “日本三大薬湯” と称される松之山の湯は、身体の中から疲れを吸い出してくれるかのよう。おかげで日曜以来の筋肉痛も解消。
お湯につかった後は、当然、仕事している人を尻目の昼ビールで「ゴキュッ!!」と喉を鳴らし、「プハァ〜!!」とくれば、ただただ「ウンマ〜い♪」となる訳で…。(笑)

辨天娘■辨天娘 17BY八番娘 純米にごり酒
冷やで。たっぷり常温で放置されていただけあって、心地良い酸が口中を満たし、全体をを引き締めつつ、鮮烈な味わいをもたらします。
こりゃ、ええわ♪
アチチ燗(60℃近辺)にすれば、さらにキラキラと煌めくような酸が踊りまする。「はぁ〜」と思わず溜息が一つ。
もう好きにしてっ!! (笑)

アテは、鮭とニラのソテー。最近の鮭って、ちょっと脂が多すぎるのでは?
今日の酒なら軽く捌いてくれるとはいえ、鯖といい、鮪といい、脂の乗りがいいことだけを珍重する魚が増えましたよねぇ。サシの入った牛肉がもてはやされるのと同様、脂を味わうのか、魚や肉本来のうまみを味わうのか、どっちなんでしょ。
さつま揚げ・じゃが芋・蕪・いんげん・蒟蒻の煮物。またもや地味な味わいなれど、素材の味を楽しみつつ、酒が進むこと。
キャベツとベーコンのクリーム煮や蕨の味噌漬をつまみながら、定量がお終い。

疲れや筋肉痛は取れるし、昼ビールと夜にごりをダブルでグビグビ。
呑兵衛には、ホンに良い休日でございました♪


発掘!? あるある大事Ⅹ(テン)

裏貼り「えぇ〜っ、まだあったのぉ!?」
この裏ラベルだけで銘柄がお分かりの方はかなりのご病気(笑)と拝察いたしますが、某氏からのご下命によりいつもの常温放置場所をひっくり返していたら、こんな日付が…。
てっきり“17.XX”詰しかないもののと思い込んでいたので思わず、目が点、Ⅹ(テン)!!
ただ…たった一本では出したところで罪作りというもの。ってことは…そう、自腹へ収めまするゆえ、目をつぶってくだされ。(笑)
しかし、一体いつからここにいたのか?

睡龍■睡龍 生酛純米 H15BY (16.12詰)
冷やで。すっかり角も取れ、やわらかな口当たりとなっておりまする。そこはかとないうまみを控えめに感じさせつつ、キレにも穏やかさが…。
アチチ燗(60℃近辺)から冷ますと…「あぁ、やっぱ睡龍の生酛だわ」
と冷やでは大人しくしていたキレがはっきり。決して図太くはありませぬが、この強さは並ぶものがありませぬ。
確認が終えたところでしばらく忘れてさしあげましょうぞ。

速醸純米といい、この生酛純米といい、じ〜っと我慢の甲斐あって、やっと開いてきた “睡龍” 15BYですが…
− 飲み頃を 迎えた頃には 酒はなし −
またぞろいつもの決まり文句になりそうな…。
まぁ、無い物ねだりは止しましょ♪ (笑)


実際に飲んでこそ

“ズズゥッ”・“ジュルジュル”・“ペッ(ピュッ)”
ご存じのとおり、基本的に “きき酒” する際は最後の音が示すように酒を吐き出します。
だから、鑑評会などではとても飲み込めないような酒が金賞を獲ったりするのですが、飲まずに吐き出すことが目的の酒は、もはや酒ではないように思います。
やはり喉を通し、腹に納めてこその酒でしょうし、まっとうな酒か否かは飲み込んだ上での味わいで評価したいものですな。

辨天娘■辨天娘 17BY二番娘 純米吟醸 “五百万石”
冷やで。控えめな青リンゴ系の香りと穏やかな吟味。やや味が軽く感じるのは、9号酵母の所為でしょうか。きれいでふわっと抜けるように感じるのは “辨天娘” の吟醸に共通するものかも。
飛び切り燗(55℃近辺)ほどから冷ますと、酸がくっきりと立ち上がり、締まりが増しますなぁ。軽やかなれど勘所はきちんとおさえてあるから、程良く、かつ吟醸ならではの上品なうまみ。するすると滑らかに喉を過ぎます。山田錦のよりも好みかも。

■辨天娘 17BY一番娘 純米 “自家栽培五百万石”
冷やで。おやぢ的には味の骨格となる酸がよりしっかり出ていて、こちらの方が好み。「辨天娘を選ぶなら玉栄の純米」と思っていましたが、なかなかどうして、五百万石もいいですよ。7号酵母でしょうか。
こちらは無遠慮にアチチ燗(60℃近辺)から冷ませば、「おぉ、これこれ」。和が意を得たりとしたり顔。こういう酒がありそうでないのが、五百万石発祥の地の現状。実に嘆かわしいことですなぁ。まぁ、まっとうな純米酒自体、少ないけど…。

アテは豚の冷しゃぶ。付け合わせの胡瓜やレタスとともに柚子胡椒醤油で。
柚子胡椒の辛みには “一番娘” の涼やかな酸が好相性。
さつま揚げ・椎茸・蓮根・長葱の煮物。地味ながらのホッとする味わいには…
楚々とした “二番娘” がお似合いですな。
蒲鉾とブロッコリーのマスタード・マヨネーズ和えやほうれん草のお浸しは…
どちらもそれなりに。:-)

「あれ、あれ」。300mlずつがあっという間に空いちゃいましたぞ。
こういう “きき酒” に追加はないものかしら。(笑)


毎日が “ここ飲み屋かい?”

「二度あることは三度ある」と昔から云われていますが…
前夜の余韻がまだ冷めやらぬ夕暮れ刻に訪ね来る人あり。
「えぇ〜、今日も!?」と思いつつ、差入れまでされちゃ、やらないわけにはいきませんなぁ。
てな訳で、今宵は再び一階へ下りての三夜連続 “ここ飲み屋かい?”。(苦笑)

若桜の裏通り差入れの蛸と蕨の味噌漬をアテにキリン “復刻ラガー 明治” でかんぱ〜い♪
小浜海産物(福井県)の “鯖ソフトスモーク” や “鮟鱇の酢味噌和え” とくれば、やはり燗酒でしょ♪

■妙の華 山田錦90 生酛無濾過火入れ H16BY
“Challenge90第二章” と呼ばれている低精米生酛。前日、ま・ぜらさんやちゃむさんには不評だったようだけど、煮ちゃえばいいのです。

するとそこへ「お〜い♪」と焼き鳥を抱えた一昨日の二人組がまたもや…。
ありゃま、こりゃま、とうとう役者も揃ってしまったようで…

■秋鹿 純米吟醸 “ひやおろし” 2003年醸造
開け立てはさすがにちょっとつらいけど、まぁ、堪えてくださいましな。
下地ができているだけあって、ピッチが早いこと早いこと。
ワハハ!! アハハ!! と笑いが絶えませぬ。

さて、いきなりのグビグビ・モードは弾けるのも早いもの。
“秋鹿ひやおろし” を半分ほど空けたところで今宵はこれにてお開き♪

帰ってから、「シュポンッ!!」とまだまだ元気な “霙もよう” を飲み直したのは…
内緒ですからね。(笑)


会者定離

せっかくの出会いがまた元の木阿弥に戻る、けれど知らなかった頃ではない。
それだけが救いとはいえ、別れには常に幾何かのやるせなさがつきもののようで、こんな唄さえ思い出してしまいまする。←またもや音出ますよ♪

不定期オープン “ここ飲み屋かい?”。
此度は酒友の一人で、表の広報部長でもあったちゃむさんの送別会を兼ねて、いつもどおりこぢんまりと…。

大根漬わざわざ山梨から駆けつけてくれたま・ぜらさんが夜行列車でアテにしていたという自家製の大根漬。お手製甘酒と味噌をベースに富士酢や胡麻を加え、干した大根を…という品です。
思いの外、あっさりしていて、大根の歯触りが楽しい。まっとうな酒を選ぶ目でまっとうな調味料を揃え、ひと手間かけることを厭わないと、こんなものもできるというお手本ですな。

盛合せ刺身

左はいつものおまかせ盛り合わせ。右は買い出しの際に補充した “鰺のたたき” と “ホタルイカ”。お好みにより山葵醤油か生姜醤油で。

袖振り豆腐しそ巻

差入れ二品。ちゃむさんの “袖振り豆腐” とヒヨコさんの “しそ巻”。お豆腐には定番の豪州産岩塩を…。“しそ巻” はチョッピリ辛くていい口直しになってっくれました。

若桜の大根奈良漬飛騨の赤かぶ漬

こちらは “蔵仕込み若桜大根なら漬” と “飛騨の赤かぶ漬”。
ちなみにこの二品、どちらも賞味期限はとっくに切れておりまする。(笑)
なめこ・椎茸・長葱・豆腐の手抜き鍋は写真なし。

賞味期限が切れてから一ヶ月経った “新潟麦酒” で、かんぱ〜い!!
甘も消え、やっとちゃんとした泡が立つようになりましたな♪
酒々今宵のお酒たち。左から…
■清酒竹鶴 純米吟醸生酒 H18BY
■睡龍 純米吟醸無濾過生原酒 H18BY
■辨天娘 H16BY五番娘 純米玉栄65%
■旭若松 熟成純米火入原酒 2003年醸造
■奥播磨 熟成純米 “白影泉”
■綿屋 純米原酒 “岡山雄町60” H15BY
■鯉川 純米吟醸 “鉄人うすにごり” H16BY
■鷹勇 純米山田錦 “濁り酒” 生原酒 H17BY
写真にはありませんが、他に…
■ひこ孫 純米吟醸上槽中汲 “風”
■隆 純米 “雄町60” 無濾過生原酒H17BY
も。この2本と “辨天娘” の16BYは主賓、ちゃむさんの差入れ。そうそう
■清酒竹鶴 雄町純米にごり原酒 H15BY
なんてのも♪

途中で階段を上ってくる人影が…。
「遅れます」の最後のお一人かと思いきや、ドアを開けると見知らぬ男が二人。
「ここ、居酒屋さんでしょうか?」「はあ〜!?」
そりゃ、確かに今日は “ここ飲み屋かい?” だけどさぁ。(苦笑)

遅れてきた元プンケバ&冷酒飲み氏は、長岡での会から燗酒に目覚めてきたみたいで…
「先日の酒で飲めないのがあって、今日はそんな酒ばかり出ると思っていたのに、どれも普通に飲めてしまうじゃないか。おかしい、納得がいかない」と頻りに「オレは納得がいかない」を繰り返した挙げ句、仕舞いには立ち上がって歩き回り、柱を叩いて「納得がいかないっ!!」と。
これには全員大爆笑。

動画で石川杜氏(竹鶴酒造)の “暖気入れ” や “洗米” を垣間見たり、某ご当主のプライベートCDを聴いたりしながら、次々と燗酒が乱舞する楽しいひとときは時間が過ぎるのも早いもの。お名残惜しゅうございますが、終電のお時間と相成りましてございまする。

ちゃむさん、どうかお元気で。また遊びに来てくださいねぇ〜♪
燗どうこ持参でみんなで出雲崎へ出かけ、地魚尽くしの “燗酒楽園” をやりましょ。
そういえば、こんな唄もありましたっけ。


おそくな〜ってごめんね

タイトルから…
♪君の好きな 花は 花は 花は おそかった♪ ←音、出ますよ 🙂
とつづいたあなた、かなりなお年ですね。(笑)

「お〜い、飲みにきたぞぉ〜♪」「あらら、あの声は…」
ご機嫌なK兄がお供を連れてのご来訪で、“ここ飲み屋かい?” のお催促ですわ。
「しょうがないなぁ」
と云いつつ買い出しに出かけるんですから、降って湧いた口実に内心では喜んでいたのかもしれませぬ。(苦笑)

天穏■天穏 純米吟醸 “馨” 生熟成原酒 H16BY
さて、こちらの “かおるちゃん” もまたお蔵に眠っていたのを発掘した一本。
冷やでは生臭も気にならず、しっかり熟成させてあるものの古酒らしさはまだありませんが、原酒ですから+9の割に分厚いうまみも満喫できますよ。
アチチ燗(60℃近辺)にするとさすがに生臭が出ますが、苦になるレベルではなく、味わいはしっかり。品の良いうまみはさすが純米吟醸ですな。

アテは、〆鯖に蛸の頭。蛸が口の中で踊りますぞ。
菜の花入りの白和え。やさしい味わいが “馨” にピッタリ。
筍の若竹煮。筍のシャクシャクとした歯触りに磯の風味がからむこれは、好物の一つ。
春キャベツ・人参・茹でた烏賊のサラダ。マヨネーズの酸味とキャベツの甘みが好対照で、酒が進みます。
青菜の煮浸し。揚げのうまみが加わって素朴な味わい。

まっとうな酒とうまいアテ、楽しい会話。
突発ながらもこの三拍子が揃えば、鬼に金棒ですわ。


別れ月

書「会うは別れのはじめなり」
「いつかは別れる時が来る」
どんな人とも、どんなものとも、変えようがない運命なれど、寂しいだけではすまずに胸がつまります。

こと三月はさまざまな別れが多く、少しだけ感傷が増す月でもありますな。
せめて此の縁が次の縁を結ぶことを祈りつつ…杯に揺れる酒を干しまする。