情報漏洩

「寄ってくれといってましたよ」
「えぇ〜っ、内緒だったのにバレているんですか!?」
「電話があったので、つい話しちゃったんですよ」
「・・・・・」
鳴門漁師の昆布こりゃ、知らん顔して戻るわけにいきませぬ。X-)

てな訳で、お邪魔してきました。
そう、あの “海のもののふ” のお宅へ。
二年ぶりに伺ったらご家族がお一人増えていました。
さらには今夏にもう一人!! \(^o^)/

土地のお茶をご馳走になりながら、四方山話を…。
「○○さん行くなら宅配してくれません?」
「???」
「ちょうど賄い用のが無くなる頃だと思うから」
とおやぢマークの “昆布エクスプレス” に早変わり♪
写真はお駄賃の一部ダス。(笑)

短い時間でしたが、“もののふ” 一家の笑顔と帰り際に握ってくれた手の温かさがいつまでも残る再会でした。
村家のみなさま、ありがとうございました。


阿波をたずねて百九拾里

旭若松「これの火入れ熟成酒が面白いんだけど…」
と酒縁上の妹からお声が掛かったのは昨年の暮れのこと。
現物を拝見し、即、「お願いできますか?」となったものの、時期が時期ゆえ、お目にかからないままはじまったご縁。

先日、某お蔵を訪ねる際に「どうせなら」ともう一足伸ばして、ここまで出向くことに…。

夜通し走って遅い夜が明けた阿波の山中での第一声は「寒いっ!!」でした。 今年は出かける度に当地よりも寒さを味わう運命のよう。

旭若松「道具も昔のをそのまま使っていますし、古いだけで何もありませんけど」
と造りの終わった蔵の中をご案内いただきました。今季はお嬢さんが戻って手が増えたとはいえ、造りのすべてをご夫妻だけでこなす基本は変わらず。
「今年も三本だけですわ」
とご当主は苦笑いされますが…
「お二人だけでよくぞ」
とあらためて感心してしまいます。
こういう造り手がいてくださるからこそ、我々は夜な夜なおいしいお酒を、それが当たり前のことのように飲んでいられる訳ですから。

清酒醸造法講義「昔の酒のままで良いと思いますよ」
大正時代のものとされる “実験 清酒醸造法講義” を見つけたことが、今の “旭若松” へ変わる転機となったそう。

確かに、その後で変わったことといえば、アルコールや糖類の添加、そして挙げ句には酸味料まで。昨年の酒税法改正でやっと清酒の分類から外されたとはいえ、まだ残る三倍増醸酒の数々。
米不足の中で否応なしに副原料を使わざるをえなかった時代がとうに終わった現在まで、延々と続けられている紛いものづくりが、どれほどの造り手や飲み手を葬ってきたことか。
歴史的な背景があったにしろ、今の飲み手のほとんどが紛いものしかなかった時代に飲酒できる年齢を迎えたことが、相も変わらない日本酒の凋落、その最大の要因となったのではないでしょうか。

2007年醸造最近の “旭若松” の酒質を「らしくない」と非難するかのような物言いも巷間目にしますが、ご当主曰く「近年、(メーターが)切れるようになった」ゆえのことかと。
でもそれは、甘残りがもたらす味の多さだけがウリではなく、キレも締まりもある酒になってきたということ。むしろ、それこそまっとうな酒でしょ!?
ただし、また飲み頃が遅くなりますけど…。

いずれにしろ、今年の三本の中で何をおすすめするか、それについては急いては事をし損ずる。楽しみは取っておいた方が大きくなると思いません?
てな訳で、もうしばし待たれよ♪

急、かつ、朝早い訪問にも拘らず快くお迎えいただき、お世話になりました。
松浦ご夫妻に心から感謝申しあげます。ありがとうございました。

ただ、おかげでもう一軒寄らなければならなくなったのは、まったくの計算外。X-)


珍しいことをすると…

鶴齢「なぜ〜!?」とそこで首を傾げているあなた、不思議でも何でもありませんよ。アンチ薄酒にアンチプンケバ酒、もう一つアンチ冷酒なおやぢではありますが、それイコール、アンチ地元酒とはなりませんから。
まぁ、確かに滅多にないことですけどね。;-)

■鶴齢 特別純米酒 “五百万石” 無濾過瓶燗原酒 H14BY
15BYと記憶していたのですが、2003.12詰という表示からすると、どうやらH14BYのようですな。香りは実に控えめ。甘が目立たなくなった代わりに原酒ならではのアルコールの強さが味を支えていて、冷やでもまずまず。
飛び切り燗(55℃近辺)ほどに燗をつけて冷ますと、元々、五百万石にありがちな後の苦がないことがこの “鶴齢” の特長でしたが、決して古酒然とはしておりませぬ。練れたアルコールが骨格というよりも外殻を形作っているかのように感じられますが、欲をいえば「甘も要らなきゃ、香りも要らぬ、あたしゃ、も少し酸が欲しい」。(笑)

水芭蕉アテは、ロールキャベツに茄子とピーマンの油炒め、筍・ジャガ芋・ドジョウインゲン・竹輪の煮物、松の実入り卯の花。それに胡瓜と蕪の浅漬け、だったでしょうか。
最近、寝て起きると前の晩に何を食べたか、なかなか思い出せなくて…。X-)

そのくせ、お代わりに “ひこ孫 純米酒” を呑んだことはしっかり憶えていて、「酸がねぇ…」という上の小言もそれと比較してのものでありまする。

地元礼讃の翌朝は、案の定、雨が降ったり、日が射したり、おまけに雷までもが鳴り響くという、ヘンテコなお天気。
たまに…とはいえ、あまり変わったことをするものじゃない?(苦笑)


地の肴、地の麦酒、余所の酒

かんずり先日、一口で嵌った新井(現新潟県妙高市)の名物香辛料 “かんずり” ですが、ツテを頼っての仕入れに成功。
左からレギュラーの “かんずり”、生かんずりを6年間熟成させた “吟醸かんずり”、その元になった “生かんずり” の “三役揃い踏み” がようやくなった日の夕方、一本の電話が…。
「山菜があるから呑むぞ」
「え〜っ、週明けの平日にぃ!?」
長兄の指令は “絶対” ですから観念しました。

刺身は地物の真鯛・鱸にいつもの落としと蛸の頭、春菜の煮浸し、芹と油揚げ・シラタキの煮物、ゼンマイの煮染め、ポテトサラダ、ザーサイの油炒めを調達して戻ると…
珍しいイトヨにコシアブラやタラノメとその葉を唐揚げにしてくれたH1兄と元締めK兄がお待ちかね。

まずは、容器内で二次発酵させるため、冷し過ぎと熟成不足が大敵の “新潟麦酒”。
一般のビールのように容器充填時に炭酸ガスを足しませんから、後醗酵が不完全だとまるで「麦芽ジュース?」という、如何にも変人向き地ビール。6ヶ月という賞味期限が切れ、完全発酵した “NIIGATA BEER” 缶でかんぱ〜い♪
ようやく味わえるゆたかな泡立ち。色もかなり濃くなり、ケルシュ(ドイツ)タイプの華やかな香りに鼻腔をくすぐられながら甘さの抜けたドライな味わいが、○♪

鯉川ゆっくりと箸を出し始めたところへH2兄登場で、仕切り直しのかんぱ〜い♪
「酒がいいなぁ」と地物の鱸に舌鼓を打ったK兄。

■鯉川 純米吟醸 “美山錦” H16BY
鯛や鱸に山菜ときたら、これはもう “鯉川” でしょう。原料米違いの純米吟醸三種では好みからすると五百万石ですけど、珍しく美山錦を登場させてみました。
最初は硬さが残っていましたが、徐々に味わいが開きはじめ、美山錦特有の繊細できれいなうまみに “鯉川” らしいやさしさもしっかり。つるつると喉を過ぎていきまする。

M2姉お手製の芹の煮物が届いたので一口。「ひょえ〜」、これぞ芹という風味。申し訳ないけど、惣菜屋さんの栽培物とは雲泥の差。「やはり大地の力は素晴らしいですな」と余所の酒を酌みながら一講釈。(笑)

気がつけば、一升瓶がペロッと空いてしまった夜でした。:-)


外見優先

エドヒガンお酒は容器や意匠より中身がまっとうであることが第一義とは思いますが、時には容れ物に条件がつくことも…。

【其之壱】
「未然に防止できることはすべてやっておきたい」
といわれたのは学校給食用の料理酒。万一、誤って割ったら瓶の破片が入ってしまう恐れも。普通酒とはいえまっとうな地酒を使っていたのに、それがために全食を無駄にするわけにはいかないといわれれば、しょうがありませぬ。今年度からパック酒に切り替えを余儀なくされました。
ただし、「ボロながら少しでもまともなものを」と選んだのがこれ
図らずも “純米酒” となりましたが、喜ぶべきかはビミョ〜。(苦笑)

独活【其之弐】
「お祝い用に角樽を」
と珍しいご注文をいただきましたが、これまた中身も容器もピンキリ。
せめて本漆塗りのこれでもと思いましたが、予算的に却下。プラスチック製角樽+本醸造酒になってしまいそう。orz

愚痴はさておき、名残のエドヒガンと伸び盛りの独活ざぁます。どちらも自前♪
エドヒガン、ポチャッとした可憐な花がいいでしょ?
独活は昨日の雨で伸びすぎました。次の葉に期待ですな。

英■英-はなぶさ- 純米酒 H13BY
“妙の華” や “るみ子の酒” の別ブランド、無農薬山田錦で仕込まれる “英”。
その精米歩合70%のスタンダード純米酒ですが、「まぁだ13BYがあったの!?」と我ながら驚き。
ホントは呆れ果てておりましたが、開け立てにも拘らず、きちんと練れ味を伝えます。森喜さんの酒らしく、ずぅ〜んといつまでも響く重低音のような酸。
飛び切り燗(55℃近辺)ほどにすると、熟成香もはっきり出てくる上に分厚いうまみを味わえまする。
「これ、いいじゃないっ!!」
はなはだ失礼ながら、久々に森喜さんのお酒を褒めさせていただきますぞ。
素っ気ないラベルなれど、こちらは中身優先♪
ずうっと涼冷え(15℃近辺)に置かれたこれ、試してみます? 🙂


春の息吹

筍留守にする前から…
「あ、あそこ、もうすぐ出るな」と思っていた筍が顔を出しましたぞ。
独活も葉が伸びはじめましたし、早くも茗荷の芽まで。
鯉たちは毎朝、餌を求めて近寄ってきては口をパクパク。
が、ちと太り気味ですから餌はまだおあずけ♪

庭で穫れた自前のアテが並ぶ日も間近い?

あ、鯉は食べませぬよ。最近、小さいお子ちゃまが散歩の途中の寄り道を楽しみにしているようなので、しばらく殺生は控えないと…。もっとも、色のついた鯉を食べる気にもなれませぬが…。(苦笑)

鷹勇気のせいか、拙宅の酒の減りが早いのですよ。変り目を楽しもうと奥に仕舞い込んでいても、「え〜っ、これも!?」と申し訳程度に底でチャポチャポ揺れる残酒ばかり。減らしているのは誰?
取りあえず補給を強化せねば…。(汗)

■鷹勇 純米吟醸なかだれ 無濾過生原酒 H18BY
涼冷え(15℃近辺)に置かれ、ようやくしっかりと味わいを見せるようになってきましたな。
アチチ燗(60℃近辺)にすると、「あれ、酵母の死骸臭ですよ」と先日K嬢に教わった例の香りが出ますが、苦になるほどではありませぬ。
今年の “なかだれ”、というよりすべての “鷹勇” にいえるかもしれませんが、おやっさん、かなり締めたんじゃないでしょうか。
余計な甘もなく、ビシッと芯の通った辛口に仕上がっているかと。

まぁ、開け立てでの感想ですから、これから出てくるであろううまみを楽しみに、しばし忘れることにしましょ、と一番奥に仕舞い込んで…。
これまで徒労に終わらないことを祈る!!


Security Update 2007-004

Apple Downloads

“Air Port” でのバッファオーバーフローや、fetchmailやftpdなどのアプリケーションについてなど、25件の脆弱性が修正された “Security Update 2007-004” が公開されました。
詳細については、こちらで。
ダウンロードは、Software Update経由、もしくはこちらから。
Software Update経由では以下のコメントが…。

すべてのユーザの方に、Security Update 2007-004 の適用を推奨します。このアップデートでは、次のコンポーネントでの信頼性とセキュリティの強化が行われます。

  • AFP Client
  • AirMac
  • CarbonCore
  • diskdev_cmds
  • fetchmail
  • ftpd
  • gnutar
  • Help Viewer
  • HID Family
  • Installer
  • Kerberos
  • Libinfo
  • Login Window
  • network_cmds
  • SMB
  • System Configuration
  • URLMount
  • Video Conference
  • WebDAV
  • このアップデートの詳細については、こちらを参照してください。


    Thunderbird 2

    Thunderbirdブラウザの “Firefox 2” に遅れること半年。Mozillaのメイラー、“Thunderbird 2″ の正式版がようやく公開されましたね。

    “Thunderbird 2″ についての詳細は、リリースノートで。
    ダウンロードは、こちらから。


    従来は動作が重いのと迷惑メールフィルタの出来が今イチなため、あくまでもサブでしかあり得ませんでしたが、「“Gmail” が読める」という機能に期待してインストールしたものの、ただのPOPアクセス。
    アカウントを作成する際にSSLや独自のポート番号を設定しなくてもいいだけという代物でした。
    どうせなら、オンラインで読めるようにして欲しかった。orz


    花より団子、それとも…

    あと数時間でちょっと出かけますゆえ、二日ほど留守にします。
    滞っていた更新がやっと息を吹き返した矢先ではありますが、またもや…
    このまましばらくお待ちくだされ。

    成人式おチャケの写真を撮り忘れたので、おネーチャンで代用。
    欲をいえば、首をもっとすっきり立てなきゃ。:-)

    日置桜 特別純米 “青水緑山” Ver.雄町 H17BY
    開け立てですから、まだ寝惚け眼。(笑)
    冷やではぼよぉ〜んとして締まりがなく感じますが、まもなく雄町ならではの酸が自己主張しはじめます。この豊かな酸を堪能しようと思うなら、やはり燗ですな♪

    飛び切り燗(55℃近辺)のつもりが持てないほどのアチチ燗(60℃近辺)になってしまいましたが、これで目が覚めたのか、シャキッと切れ上がる酸が心地良く、後のキレも潔し。
    さすが変人酒屋限定のスペシャル・ヴァージョンです。(笑)

    このところ晩酌をはじめると、老父から「一杯くれ」と強請られる頻度が上昇中。
    「こんなのが喜ばれるのか」と未だに腑に落ちない顔付きは残るものの…
    「しっかりした味の酒だなぁ」と褒め言葉が出るようになってきました。
    理解が深まることはうれしいのですが、その度に貴重な一杯を集られる身としては、素直に喜べないものがありまする。
    まぁ、それをまた口実にお代わりすればいいだけ? (笑)


    どぶどぶしよ〜

    あれこれお酒はやってくるものの、気分は低空飛行。おまけに雑用は処理能力を超えてくれるし、浮き世の柵(ボロ酒)も次々と…とさんざんな一週間でした。
    とはいえ、まっとうな酒を呑む気力と体力だけは残してあるわけでして…。
    自分への労いはさておき、これが務めでもありますゆえ、そうそうサボれませぬ。

    生酛のどぶ■生酛のどぶ H18BY 瓶燗
    仕込13号から18号までの全6本が一斉に蔵出しとなった今年の “どぶ”。うれしい悲鳴なれど、迷いもまたもたらされたことも事実。ていねいなきき酒情報をいただいたものの、やはり自分のベロで確かめないと…。

    幸い四合瓶だけとはいえ、全仕込みの詰め合わせもご用意いただけたので、代わる代わる6本をみた結果、一升瓶はこの3本をおすすめすることにいたしまする。

  • 仕込13号 +13.5:うまみたっぷり。ビギナーからファンまで万人向き。
  • 仕込16号 +16.5:味が多すぎず、キレすぎず、もっともバランスがいい。通向き。
  • 仕込18号 +20.5:煮るとビシッと締まり、スパッとキレる。ただし、変人向き。(笑)
  • もちろん14号+17.015号+18.017号+19.0も、それぞれに面白いですぞ。

    さて、各地でお試しになった諸姉諸兄は、どれがお気に召したことやら。
    17BYもまだありますから、当分、どぶ三昧には事欠きませぬ。(苦笑)