惚れた弱み!?

「何を持って帰ろうか?」「どぶっ!!」の一言で、暗い倉庫でゴソゴソと…。
山の神のご託宣に従っておかないと、ますますぞんざいにされてしまいますからねぇ。
「もうありませ〜ん!!」といわれる前に、久々のこれ♪

生酛のどぶ■生酛のどぶ H18BY仕込16号 +16.5
今春の6本揃い踏みに際し、こんなコメントをつけておりましたが、そうはいったものの、これ、なかなかに手強いです。(汗)
ちょっと癖のある酸がますます目立ちはじめましたから。
然らば、遠慮容赦なしの700W2分50秒♪
杯に残した冷やに湯気が立ち上る“煮どぶ”を注いで一口。すかさず「うんめぇ〜え〜!!」と山羊おやぢに。(笑)


ポトフ我が家のアテは老母の賄いゆえ、基本的に地味食が主。時々は写真のように洋物も出ますが、“和” の食がほとんど。
その珍しいポトフ。赤いパプリカは「果物か!?」と見紛うような味わい。野菜から出た滋味あふれるスープも啜りながら、“どぶ” をグビグビ♪
切り身ではなく、越後流に切られた鮭。これは塩引きですな。余計な脂が抜け、しっかりと締まった身のうまみが味わえまする。
白菜漬けで口を直して、また “どぶ” を。

こちらはエノキと糸こんにゃくのゴマだれ和え。胡麻の風味に加え、絹莢がいい歯触り♪

いんげん・糸こん・エノキさて、「呑めば呑むほど」の “どぶ” なれど、残念なお知らせが一つ。
原油の高騰にはじまり、いろいろな物資の値上げが続き、頭の痛いことばかりですが、その余波がとうとう “どぶ” と “生酛純米” にも…。
来年2月の出荷からの値上げが決まりました。

が、“どぶ” や “生酛純米” の魅力からすれば、「今までが安すぎた」ともいえると思うのですが…。
そりゃあ、まっとうな酒たちを安く呑めるに越したことはありませんが、「今の日本酒は安すぎる!!」という見方もあるだけに、その結果、まっとうな造り手を失うことになったとしたら、まさしく本末転倒な訳でして…。

今回の値上げをきちんと理解し、さらにおいしい “どぶ” を造ってもらえるよう、お蔵を応援する。その代わり…
「まずくしたら、あ、タダじゃあおかねぇ〜ぞえ〜♪」
という厳しさももちろん持たなければ!! (笑)
その両方を兼ね備えてこそ、「まっとうな飲み手」といえるのでは?

お蔵ではもうすぐ生酛の酒母も立ちはじめます。
やさしさと口うるささとで、今季の “どぶ” の出来に期待しましょう♪