初めに人ありき

また二日ほど留守にいたしまするゆえ、いただいたコメントも放置となります。
シブ〜いコメントなら、きっと戻るまでにうまくなるはず♪ (笑)

裏貼り先日、「ちと寄り道をば…」でお邪魔したバッタ正宗さんのお店にて…
「ここのお酒、ちゃんと飲んだことがないのでお薦めを1本いただけませんか?」
とお願いしたら…
「生のもあるんですけど、やはりきちんと練れている方がいいでしょ」
とこれを出してくださいました。
おまかせで2,100円(税込)なんて、貧乏人の懐工合を良くご存じで♪ (笑)

それはともかく、お酒、ひいてはお店を選ぶ時、まず最初に何を気にしますか?
お酒の銘柄・予算・練れ具合・飲み頃・合わせる食べ物?
お店の在処・店構え・品揃え・商品管理・お得なサービス?
いろいろあるでしょうが、決め手になるのはやはり人ではないでしょうか。
「この人がいうなら大丈夫」という信頼感は、口先だけの「安心・安全」では決して得られないもの。
ですから、このお酒も裏も値段も見ず、米がどうのスペックがどうの、は一切なし♪
まかせられる『人』がいてこその『店』ですよね。
例え見てくれや利便性に欠けたとしても、その『人』がいればこその有難み。
それを感じ取っていますか?

うわぁ?、書きながら汗が…。おやぢも精進させていただきまする。(爆)

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いつ来るんかい? “番外編”

笠置駅某所にてアポなしという迷惑千万な陣中見舞を終えた後は、R163を三重から京都に入ります。なれど、この辺りは行けども行けども山また山。どこへ行くにも車のおやぢ。決して鉄な人ではありませぬが、木津川を渡り、南に山越えすればまた奈良という山間の鄙びた駅で小休止。
JR関西本線 “笠置(かさぎ)” の駅ですな。
笠置は “月桂冠” のオーナー、大倉家初代の出身地であったことをふと思い出したため、立ち寄ってみました。


笠置駅前今でこそ縁遠くなってしまいましたが、“月桂冠” には今でも屋号の “笠置屋” を冠した純米大吟醸があり、ここの “総合研究所” は某独立行政法人を凌ぐとまでいわれたほど。
以前なら “月桂冠” ならではの勝れ物も数あったものの、今、出てくる酒は…以下略。(笑)

写真は笠置駅前にある “元弘の乱” のモニュメント。さすが畿内、どこへ行っても歴史に遭遇いたしまする。

そのままR163を進み、門真から初めての守口へ。
大阪で熱心に純米燗酒普及に励む “バッタ正宗” さんのお店へお邪魔しました。
良くあることですが、見慣れたおチャケたちがずらり♪
お忙しい中、時間を割いていただき、ありがとうございました。m(__)m

屋上バッタ正宗さんに「1号線(京阪国道)で」といわれたのにドライバーに似て臍曲がりなナビが示したのは、旧京阪国道の府道13号。淀川から桂川に変わる辺りでサントリー山崎蒸留所を左手に望むコースでしたが、無事、宿にチェックイン。
窓を開ければ〜♪

見えたのは港ではなく、ご覧のとおり隣の旅館の屋上に積まれた大量のビール。値上げに備えての積み込みかも知れませんが、ただでさえ嫌いな銀色、しかもシートがずれて紫外線に当たったのなんか、御免蒙りまする。(笑)


湯屋さて、宵闇迫れば〜♪
お目当てへ回る前に久々の京の街探検。
「おぉ〜、こんなところにお湯屋さんが!?」
ここ、錦市場からすぐにある “錦湯” ですが、さすがは京の都、銭湯にすら風情がありますこと。それにこんなこともやっているなんて、雅ですなぁ。(笑)

「少し下拵えを…」と一般的な京のお店へ。なれど、撮ったはずの写真が記録されておりませぬ。orz
味のない★生ビールで喉を潤した後、見事な銅製の燗どうこで地元の “蒼空” や、京にも多い滋賀酒から “御代栄” をいただきましたが、まぁ、変人の口ですから。(苦笑)
アテは、昆布締めにした菜の花がおいしゅうございました。◎。

「近々、蔵巡りで宮城へ…」ということでしたから、燗酒を提供されるなら避けては通れぬ杜の都の関所、『一心*燗別館』をお薦めしましたら…
後日、燗主さんから「今、おいでいただいてます」と電話が。律儀な方ですこと♪

こちらのお店、帰り際に聞いたら…
「一応、神亀や日置桜もあるのですが…」「え〜っ!? 日置桜は何を?」
「山笑ふの其の壱と其の弐です」といわれ、ぐわぁ〜ん!!
とはいえ、いわゆる普通の人たちの感覚を探ることが目的でしたから
いつものお酒たちとは、次に向かう本命◎で♪

【つづく】


いつ来るんかい? “大和編” -4-

甑翌朝4時。温かな布団から抜け出て蔵へ向かうと、建物からは既に湯気がモウモウと噴き出しています。
また蔵の一日のはじまり♪
釜場では、前日、専務が「ここは標高(大宇陀は320mほど)が高いんで、上がりが悪いんですわ。103℃やったかな」と話してくれた蒸気を見守るMさんが…。
あの…
一に蒸し、二に蒸し、三に蒸し!!
酒造りの原点がここに込められておりまする。

前日、“洗米”を終えた米たちが出番を待っていました。
米のうまみがギュッと詰まったいい酒になっておくれ♪

蒸し前原料米

 
櫂入れ仕込タンクの回りに組まれた足場の上では、命綱を着けたヨッシーが朝の日課、“櫂入れ” を一人黙々と行っておりました。

造りは、ようやく最初の生酛純米(13号)の “上槽” を迎えようとしていましたから、まだまだ先は長丁場。来月上旬の“甑倒し”はもちろん、無事に“皆造”が迎えられるよう願って止みません。

横着者はこの後、また布団に戻って夜のためにもう一眠り。(笑)

2回目の朝ごはんをごちそうになり、専務と小森谷嬢に見送られて、大宇陀を後に。
次回訪れるなら、やはり “酛摺り” の時期に来なくてはなりませんな♪
専務、親方、小森谷嬢、蔵人さんたち、そして久保家のみなさま…
いつもながらたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

久保本家編はこれでお終いですが、まだ旅は…

【大和編お終いなれど、つづく】


いつ来るんかい? “大和編” -3-

色紙お客さまたちが帰られた後は、部屋でストーブに当たりながらビッグコミック・オリジナルや『蔵人 クロード』を読んだりしながら、夜に備えて身体を休めておりましたが、きき酒というより試飲した酒も手伝って、またウトウト。
何しろ齢が齢ですから、夜通し駆けての遠距離遠征はだんだん辛くなっておりまする。こちらはまだ近い方ですが、鳥取や島根、広島まではよほどコンディションが良くないときついかも知れませぬが、他に移動手段が…。
それよりも「路銀と休みをどうするのか」という課題のほうが先!? (汗)


 
久保本家「お待たせしました」と専務と奥様が運んできてくださったのは、ご覧のアテと写真はありませぬが、蔵から “重要伝統的建造物群保存地区” の中心部へ向かう道すがらにある『仲尾かしわ店』の地鶏を使った水炊き。
合わせるお酒は、もちろん “どぶ” ♪

しかし、席は専務と我々3人だけ。親方や蔵人さんの姿がありませぬ。どうやら “おやぢ菌” への感染を恐れて隔離された? (苦笑)
これには訳があるのですが、ここでは割愛♪

「何度にしましょうか?」とかんすけにつけた銚釐に酒燗計を差し込む専務。
「18BYですよね?」と蔵には17BYなんぞある訳がないのにイヤミだぁ〜♪
「60℃超させればいいのでは? でも、あくまでも適当にアチチに」(笑)
さて、最初の燗がつきましたぞ。( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパ?イ!!

水炊きの地鶏はやさしく素直な味わい。そして、いつもながら野菜が甘いこと。
きれいな脂が浮かぶスープを「ズズ〜ッ」で “どぶ” をグビり♪
「あぁ〜、し・あ・わ・せ♪」と一気にグビグビモード突入!! (笑)
チーズの粕漬けやクラッカーに酒粕・味噌・葱を合わせたものを乗っけて…。
鴨ももちろんウンマ?い♪ と喜んでいるところへ「失礼します」と薄酒の地からこちらの蔵人なってしまった奇特な若者、ヨッシーがヤリイカの刺身の出前に。
ホントは「ヨッシーに故郷の味を」で鱈を持ってきたかったんですが、時期的にもきつかったことに加え、荒天続きで漁がなかったため、止むを得ず振り替えたヤリイカを小森谷嬢がきれいに細造りにしてくれました。
つづいて、おやまぁ、蔵の中にいる時と酒を飲む時はまったく別人のIさん。
おやおや親方も登場。合う度にふくよかになっているような…。(笑)
今度はHさんが天ぷらにしたヤリイカを持っていてくださいましたよ。
そして、小森谷嬢にMさんも。もう一人のIさんはどうだったっけ?

とにもかくにも取っ替え引っ替えながら “どぶ” オールスターズと相見えることができたとあっては、グビグビに加速装置がつけられたかのよう。
いつも「蔵内で売る分を減らさないように!!」と口喧しくいっているおやぢですが…
この夜は自らの箍を外して “どぶ” 消費♪
「うまくてどうもスミマセン!!」
あ、これは三平さんのセリフでした。(笑)

【つづく】


いつ来るんかい? “大和編” -2-

写真はありませんが、「これにしてから具合がいいんですわ」という八穀米の朝ごはんをいただいた後、「邪魔者はしばし退散」と大宇陀の街へ。

大宇陀 -1-しかし、“重要伝統的建造物群保存地区” なのは知っていたけど、「なにゆえに松山地区と?」と思ったら、その昔はお城があったんですねぇ。さらに「おいおい、それをいうなら前身だろ?」という『奈良交通の前進』の記述には「さすがバス会社!?」と笑っちゃいましたが、久保本家酒造の紹介を読んで…
「へぇ〜!?」×20♪ (笑)

ここは『薬の館』として知られている大宇陀歴史文化館。左上隅にチラッと見える唐破風の付いた看板と街灯がユニークですな。
 

大宇陀 -2-雨樋

こちらはたぶん『あぶらや』と呼ばれる植田家住宅。改築された部分の木と真っ白な漆喰壁の新しさが際立ちますが、何より雨樋の見事なこと。この銅細工もきちんとした職人さんならでは?
今はさっさと壊してどこにでもある無機的な現代建築に取って代わるのが世の常ですが、江戸末期に建てられたという家を守り継ぐ姿勢を見習う必要がありそうですな。

あきののゆそれにしても、この日の大宇陀は寒かった!!
寒いを通り越して『凍てつく』という表現がピッタリなほど。寒さには慣れている、かつ、面の皮の厚さを誇るおやぢを以てしても、歩いていると顔が痛くなりまする。
「こりゃ、たまらん!!」
飛鳥時代から宮廷の狩場として『阿騎野』と呼ばれていた大宇陀。その名を冠した“あきののゆ”へ逃げ込み、ザブ〜ン♪
夜通し駆けた上に散策で冷え切った身体にお湯がジワ?ッと沁みてきて、「ふぅ〜〜〜」と長い溜め息一つ。

祭りのあと?お湯から上がったらレストランへ直行!!
「瓶ビールくださいっ!!」
やっと温まった身体を急冷♪ (笑)
何せ徹夜ドライブですから、ビールが回ると目がとろ〜ん。和室へ移り、しばし仮眠のつもりがしっかり熟睡。もしかすると大いびきだったかも。(汗)

お蔵に戻ると北の国からのお客さまたちがお揃いできき酒タイムの真っ最中。小森谷嬢の「良かったら一緒に」というお言葉に甘えて、初めての “涼” に “どぶ”、今期の “速醸純米無濾過生原酒” の仕込み違いなど、それぞれピンポイントの温度で燗をつけられたそれらを燗ききしつつ、一人ブツブツ。(笑)
「飛行機の時間が…」と慌ただしく帰られた後には…。

【つづく】


えっ!? ミルクティ?

この色♪昨夜の風はひどかったですなぁ。正面からまともに吹き付けてくれて、歩きにくいわ、寒いわ。布団に入ってからも轟々と唸り、とても眠れない…はずがいつの間にやら夢現。

拙宅標準のこの杯、わずかながら端反りがあり、もっとも素直に酒の味を伝えてくれる勝れ物なのですが、それに注がれたのはミルクティ、もしくは粕汁と見紛いそうな色合い。果してこれは…


 
 
扶桑鶴■扶桑鶴 純米にごり酒 H18BY
18BY、しかも昨年2月からの開栓放置1年もの♪
色は前述のとおりだし、香りにはきちんと熟成香もあるものの、味わいは意外なほど大人しめ。開け立てでは十分に思えたけれど、ここまで練れる(苛める?)と物足りなささえ覚えまする。
案外、酸が少ない? はたまた原料米の力どおり?
虫が知らせた訳ではないけど、今年は契約未更改。(苦笑)

アテは、錦市場 “三木鶏卵” の “だし巻き” と “あなご巻き”。このだし巻き、自分への土産なれど、おいしい茶碗蒸しを食べているかのよう。◎♪
持越しの鰯の煮付けを平らげ、鰹の刺身も。
なんか異常なほど赤いんだけど…。
鰈の煮付けは真子がたっぷり半分くらい。ねっとりうまいとはいえ、身が少ないと損した気分にもなりまする。X-)
軽く塩揉みされたキャベツ・人参・胡瓜を生姜醤油で。ほうれん草のお浸しも食べつつ…
「お代わり〜♪」
と声をかけてもカミさんがいなかったから、セルフサービス。orz
三合ほど残っていた “扶桑鶴” がスス〜ッと空いてしまいましたとさ。(笑)


いつ来るんかい? “大和編” -1-

甑置き遅れること1時間。勝手に裏木戸から蔵へ…。
「おはようございます!!」
案の定、この日の作業は既にはじまっておりました。X-)

白衣と帽子を着け、再び蔵へ入ると、釜場ではもうもうと湯気が立ち上る中、二人がかりでの “甑置き(*1)” がはじまります。
熱くないはずはないのですが、黙々と米を張る蔵人さん。もちろん、“抜(ぬけ)掛け(*2)”。


 
「遅かったやない」
暖気入れと声がする方を見やれば、親方(加藤杜氏)。
「一応、時間には外へ出てみたんやけど」
「すんません、渋滞で…(汗)」
「明日、必ず起きて、また見せてもらいますから」
「今、専務を起こしたさかい、良かったら酛の “暖気(だき)入れ(*3)” でも見とって」
で酛場へ。

手元がブレていて分かり難いでしょうが、親方の “暖気(だき)入れ” は二刀流です。
「これ、アル添の酒母やでよう分からんのやわ。純米なら簡単なんやけど」
とさすが純米馬鹿杜氏♪
「それなら新潟へ教わりに来たらいいですわ。何せ得意中の得意ですからぁ」
「そやね」(笑)

間もなく、ホントは社長なのに呼び名は “専務” のままのお蔵元とご対面。
母屋でお茶をごちそうになりながらしばし身体を休めていると、蒸し上がりタイム♪

甑取り揉み

蔵に近づいただけで “蒸米” の香りが匂ってきます。
1階の釜場ではスコップで “甑取り” をする人、取り易いように、そして最後まで米を無駄にしないように、米を寄せる人、蒸された米を、物によっては計量しながら運ぶ人、3人がかりで2階に上げられた “麹米” は2人でほぐしながら適温まで放冷し、“麹室” へ引き込まれます。これを室内で受け取る人が1人。今年もここ久保本家では親方と5人の蔵人、都合6人による仕込み。この顔ぶれで2年目。息の合った作業が黙々と進みます。

麹室“室” に引き込まれた “麹米” は “床” の上でさらに細かくほぐされます。すべての米に “もやし(種麹)” が均等に行き渡るようにするため、不可欠な作業ですな。

暑い “室” 内での作業に備え、薄着になった親方が腕を消毒しながら “室” 内へ入ると…
ドアがピシャリと閉ざされ、ガラス越しに中の様子を伺うしかありませぬ。
取材陣はここまで!!
となったところで、こちらは朝の燃料補給♪

【つづく】


 
*1:甑置き こしきおき
  水切りした白米(原料米)を甑の中に入れること。
*2:抜け掛け ぬけがけ
  甑から蒸気が上がりだしたら、少量の白米を甑の中に徐々に入れ、蒸気が吹抜けてきたら、
  吹抜けたところへ少量の米をかける。
  蒸気は抵抗の弱いところから抜けてくるので、そこへ白米を順次置いていく方法。抜掛け法。
  あべこべに先に白米を甑に全量張り込んでから蒸すやり方を “一時置き法” という。
*3:暖気入れ だきいれ
  湯を詰めた暖気樽を酒母中に入れて加温したり、暖気樽を動かして攪拌すること。
  暖気樽に詰める湯の温度、投入時間、動かし方、攪拌の程度が重要な条件となる。
  暖気操作。


いつ来るんかい? -prologue-

雪国あのお蕎麦屋さんの改造手術を終えた夜、こう言われながら電話の向こうの杜氏の顔を思い浮かべておりました。
路銀の心配をしつつも「これで行かなきゃ、男が廃る」と腰を上げたのはいいけれども、最初の予定が諸般の事情で急遽キャンセルされ、一度喰らった肩透かしからの再出発♪

高速料金をケチるため大胆なショートカットを企て、走ること2時間余り。雪のない当地からしっかり雪国へと風景が変わりまする。


 
伊勢湾岸道広い長野を縦断し、国外追放(笑)嬢の生誕地あたりから「海老ふりゃぁ〜」の名古屋を避けて東海環状道から伊勢湾岸道へ。片側三車線を時速○○○kmで快適に飛ばしまする。
が、名阪国道へ入って間もなく、久我ICから集中工事による渋滞に巻き込まれ、にっちもさっちもいかず。板屋ICから旧道へ…。

結局、この間の1時間が最後まで響き…
「4時の仕事始めに行きます!!」
が1時間遅れとなりましたが、取りあえず…
着いたぁ〜!!

【つづく】


グビネット

お通し事ある時は “ここ飲み屋かい?” 二階が定席となっている “裏ここ飲み屋かい?” 総出の会。
「たまには外で」といつもおいしい仕出しを提供してくれるあの店二階へ繰り出し、恒例の新春の宴が賑々しく開かれたこの夜、大宮・倉吉でも同じように口喧しい呑兵衛が集っていたのですから、呑兵衛の縁は、げに奇なるもの♪

ほらほらいつもの酔電が…。(笑)


 
「もしも〜し」の声の主は、やはりU会怪鳥。酔電越しの三元グビネットですな♪
「今日はおいしいもの食べてるんですって?」
「お刺身は…」それに「あん肝はじめ身もどっちゃりだし、白子もあるよ〜」

刺身あれこれ

「揚げ物は…」と「焼き物は穴子の白焼きにタラバも…」

揚げ物あれこれ

写真を撮り損ねましたが、この他に「鴨鍋とねぇ、鮟鱇鍋も…」
鴨鍋といえば醤油味が常道ですが、この夜はさっぱり塩味。鴨のダシが際立ちまする。

これだけの料理を出していただきながらも
「えっ、そんな値段でいいの!?!?!?」
という低予算なのもうれしい限り♪

てな品々に合わせる酒は…こちらも残念ながら定番は薄酒普通酒。
他よりもマシな味ではありますが、せっかくのごちそうに酒がそれでは台無し。
加えて、裏とはいえ “ここ飲み屋かい?” の意味がありませぬ。

我が儘をいって持ち込んだおチャケは…

神亀生酛のどぶ

王道 “神亀” はあの “ひやおろし” と『呑むごはん』“どぶ”。
「燗くらいウチでつけてあげるのに」「いやぁ、そこまでしてもらったら」
と燗どうこと徳利持参で次々にグビグビり♪

良き酒・良きアテ・良き仲間、三拍子揃った宴の終りには…
「もう喰えねぇ!! もう呑めねぇ!!」とお腹をさすっっていた夜でした。:-)


重量級

Scene

実るほど頭を垂れる稲穂かな

なんて悠長に構えてはいられませぬ。
日中の湿った雪のおかげで竹がグニュ〜ッと。
まだひ弱な若竹ゆえ、このままじゃ雪の重みに耐えかねて折れてしまいまする。
あたふたと頭から雪まみれになっての雪落とし。X-)

まだ10cmほどでしたが、じっとしていると寒いだけなので、こんな時は身体を動かすに限ると、ついでに雪かきも…。
この冬はサラサラの雪が多いけれど、この重たい雪こそがこちらの常の雪。終わって中に入ったら汗が出てきました。
うぅ〜、ビール飲みた〜い!! (笑)


Scene■睡龍 速醸純米無濾過生原酒 H16BY
珍しや冷蔵庫に置かれていた開栓放置酒♪
冷やだとやはり若干の生臭を感じまするが、鍋を温めながらアチチ燗(60℃近辺)に。
「お、ウンマ〜い♪」
常温貯蔵と比べ、当然、熟成は遅くなるものの、熟成によるうまみと勘違いされ易い甘ダレもなく、流石にきれいですな。時間はかかりますけれど、やはり生酒は低温でゆっくりの方が、その酒本来の味わいを損なうことなく楽しめまする。

某書を鵜呑みにして、「生酒も常温熟成」と思い込んでいる諸姉諸兄、甘ダレとうまみは別物ですから、安直にもて映やすことなかれ!!
「えっ!? どれが甘ダレで、どれがうまみかって?」
それはまっとうな酒でベロの鍛錬をすれば分かりまする♪
これではあまりにも薄情なので…
いい造り手かいい売り手にお願いして、甘ダレサンプルを作ってもらいましょ。
その上で、同じ酒をきき(味わい)ながら教えてもらえばよろしいかと。

そのためにも、まっとうな縁をきちんと紡ぎましょうぞ。(笑)