ゆく年くる年 -2009-

気の早いお年玉?
とうとう大晦日ですな。

本年もひとかたならぬお世話になりましたことを心から感謝申しあげまする。

来たる年がみなさまとまっとうな燗酒との縁がより深まる年となりますよう、
また、お健やかで幸多い年となりますようお祈り申しあげます。

どうぞよいお年をお迎えください。
おおきに〜

己丑大晦 燗酒おやぢ拝   

年の瀬の一コマ

NiigataBeer
呑兵衛アメリカ娘の残骸
「退屈しているならウチに来る?」
カミさんの一言が招いた青い目の客人はあんこが大好きというアメリカ娘。
最初は大人しく角屋さんの金鍔と煎茶を飲んでいたけれど、H1兄が持ってきてくれた当座漬の沢庵の差し入れに早速手を伸ばし…
「おいしい!!」「ビール飲む?」「はい♪」
沢庵をアテに新潟麦酒を飲みながら、
BGMに流れていたJazzに合わせ、Ella Fitzgeraldを熱唱!!
「ウチはカラオケじゃねぇ〜!!」
といってもツボに嵌ったのか、どこ吹く風であべこべに…
「もう一本ください!!」
Helen MerrillやSarah Vaughanまで次々に唄いつつ、3本空けて帰って行きました。

今度は燗酒を飲ませてやろうっと。(笑)


洋食にも燗酒♪

まずは…

Merry Christmas!

今年は…

YouTube? それともNORAD? はたまたダブルで? (笑)

さて…
昼はcafe、夜はbarながら、マスターにお願いすれば燗酒も♪というお店で年忘れの会をやることになったものの、お店がメニューに悩むことに。
「日本酒だとやはり和食主体の方がいいですか?」
「日本酒を意識して和風にしなくても、いつものままで」
下段は和のテイストですが、鍋の味付けは塩♪
この他に “茄子のブルーチーズからめ” も登場するなど、いつもの宴とはまったく毛色の違うメニューでも…


飲むのはやはり…

どぶは私物の17BY♪
どぶは私物の17BY♪
地元組のKINTAさん、Creedさん、そして援軍のちゃむさんも。
都合により参加できなくなったま・ぜらさんの分までたっぷり飲みましたから…
最後はただの大酔っぱ!! (汗)

ご参加いただいたみなさま、お忙しい中お差繰りいただき、ありがとうございました。
そして、我が儘なお願いを聞入れてくださった “ho.cca” の中島さんご夫妻、たいへんお世話になりました。
またいつか、このカウンターでまったりと♪


cafe&bar ho.cca -ほっか-
 新潟県見附市葛巻1丁目94-49
 Phone. 0258-63-5873
 10:30〜16:00:cafe time
 18:30〜 23:00:bar time
 木・日曜休み

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いもたこなんきん

とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 いもたこなんきん

井原西鶴のこの一文、特に最後の三つの内、たこはこちらも望むところなれど…
「できたら出さないで欲しい」
というものを思い浮かべた時に真っ先に上がるものが、(さつま)いもとかぼちゃ。
基本的に出されたものはありがたくいただくとはいえ、
もっさりと口にまとわりつく、あの食感がどうも苦手なのですな。しかし…
「冬至だからあるだろうなぁ」
の予想は大当たり。昨夜のアテは、ベーコン入りかぼちゃのカレー煮。(汗)

●睡龍 速醸純米吟醸 H18BY無濾過生原酒
倉庫に出入りする度に否が応でも目にする位置にあるため、気にはなっていたけれど…
大の苦手、あの “妖怪生ひね小僧” (出典→地酒妖怪図鑑©地酒星人さん) にやられているんだろうなぁ〜 (溜息)
と手が伸びないまま1年以上も常温にさらされていた “ドM” 酒。(笑)

でも、なぜかこの日は喚ばれているような気がしたのですよ。やれやれ…
「シュポンッ!!」
恐る恐る鼻を近づけると…
「へっ!?」
生酒由来の香りは残っているものの、この程度なら十分許容範囲。むしろ…
「うまいじゃん!!」
飛び切り燗(55℃近辺)まで上げても生臭が目立つこともなく、ストンと腹に収まりまする。
原酒ならではの分厚いうまみがありながら、後味があくまでもきれいなのはさすが吟醸。
おかげでベーコンの出汁とカレーにも助けられ、嫌いなはずの “なんきん” をバクバク。
「お代わり・・・」
といいかけつつ、今宵の “年忘れの燗酒会 -其之弐-” もあることを鑑み、自制。

さぁて、今夜のアテとスペシャル酒・秘蔵酒の共演が楽しみですこと♪


07:00現在の気温 -3℃

今日も雪かき
今日も雪かき

今朝、目を覚まして暖房を入れたら…室温5℃!!
冷蔵庫要らんわ。orz

昨日、一旦融けたのに夕方から降り始め、深夜まで降ったのか、とうとう30cmほどに。
一昨日につづき、雪かきから始まる一日となりました。

今夜は柳都でま・ぜらさんとちゃむさん主催の “手作り忘年会” が…。
しかも、ちゃむさん秘蔵の自家熟成酒大放出!! という太っ腹な会♪
燗付け機材とともに助っ人として参上いたしまする。
もう二度とお目にかかれないであろうお酒たちと出会える楽しみもさることながら、こういう会を呑み手自らやってくださるなんて、うれしいと同時にせめて何かお手伝いしなくては…。

とはいえ、旧新潟市内は元々、雪国ながらほとんど雪が積もらない地域ゆえ、除雪が下手っぴ〜!! なこと、この上なしでも知られておりますから、市内に入ってからまともに走れるかどうか。
少し余裕を見て出かけるつもりですから、予定よりも早めに早仕舞いさせてもらうやも。

午後のご来店を予定されている方は、どうぞお早めに♪ (笑)
また、メールなどへのお返事も明日にさせていただくことになろうかと思います。
なにとぞご容赦のほどを。

おや、今朝のNHKの中継は三条の鍛冶道場からですか!?
さてさて、雪かき雪かき。はぁ・・・


御寄進多謝

ありがたいことに早速メールをいただいたり、電話で懐かしいお声を拝聴したり…
と “歳末たすけあい” へ愛の手を頂戴しておりまするものの、反面、それに伴って多くの別れも…。
昨夜もまた一つ最後の1本が旅立つことになりました。
6年間、大切に育てた1本ですから、どうぞ可愛がってくださいますように。

雪にもめげず健気ですこと
雪にもめげず健気ですこと

翻って、新たなご縁をいただけるという幸運も。
燗酒ビギナーなお店なれど、これからきちんと熟成に耐えるまっとうな酒に馴染んでくだされば…。
それに調味料へのこだわりもお持ちのようですから、人・アテ・酒、三拍子揃ったお店になることも夢ではありませぬ。
どうかこのまますくすくと育っていただけますように。

さて、荷造りでもしましょうか。


お気に入り

奥の山の向こうは福島県
奥の山の向こうは福島県
●日置桜 鍛造にごり H20BY
渋〜くて苦み走っていた夏の面影は今何処!? ようやく…
「空け立てからいきなりウマウマですぜ」
とお伝えできるまでに育ってくれました。
冷やでもウマウマなれど、ターンテーブル上で2分50秒回ってもらえば…
ウマウマはさらにふくらみ、ズバズバ切れる後味に杯を置くのももどかしく、
空中給酒でグビグビ加速♪
またしてもダンディご当主に「してやられた!!」と。(笑)
残る問題は「いつまであるのやら」ですな。

さて、年内最後の休みは4週連続操業に備え、「まずはメンテ!!」ってところが如何にも年寄りなれど、強欲なのもまた年寄りならでは。
転んでもただでは起きませぬゆえ、またしてもあのパン屋さんまでひとっ走り♪
勇んで扉を開けたもののお目当ての…
「あれぇ〜、クロワッサンとミニバゲットは!?!?」
「すみません、今日は終わってしまって…」
とってもやさしい店主の乗岡さんが申し訳なさそうに謝ってくださいまする。
週末ならともかく、平日の、しかも先日よりも一時間ほど早いにも関わらず売り切れとは…恐れ入谷の鬼子母神。

村のパン屋さん
村のパン屋さん
焼き上ったばかりの食パンを尻目に…
「生地はミニバゲットと同じですから」
という田舎パンとチーズフランス、それにライ麦系を数種類いただき…
「こちらのパンは燗酒のアテにもなるんですよ」
「え〜、ワインやビールじゃなく、日本酒にも!?!?」
「もちろんお酒によりますけどね。良かったらお出かけください」
「ご近所においしい雑穀料理とコーヒーのお店もありますから」
とかなり強引な客引きを。(笑)
こんなにおいしいパンを作る方ならきっと、まっとうな酒にもすぐに馴染んでくださるでしょう。
みんなで拵えよう、まっとうな食の輪!! (爆)

てな訳で、blog掲載のお許しもいただいたのでご開帳♪


■麦麦ベイク -ばくばくべいく-
 新潟県柏崎市高柳町山中(塩沢)3673 〒945-1503
 Phone. 0257-41-3032
 07:00〜 → 焼き上り時間の目安
 火曜休み

より大きな地図で 麦麦ベイク を表示

吟ずる

巷では新酒!!新酒!!とけたたましいようなれど、相も変らずの古酒揃えにまたしても…。

「蔵にばかり閉じ籠っていると…」
と先日、その日の仕事を終えた専務から電話が…。
「あれ、すごいですね。冷蔵庫に入れてないのに7年経ったとは思えないほどきれいでしっかり」
「でしょ。でも、香り高く、酸の少ない吟醸が好きな最近の技術者には不評なんですよ」
「そりゃそうでしょ、彼らはいじり回すのが好きだから」
と水を向けると、もう止まりません。(笑)

曰く…

  • 上辺の体裁だけ取り繕って、打ち壊した時に「何だ、張りぼてじゃない!?」という吟醸を造ってもしょうがない。
    粉々に壊された小さなひと欠片までしっかり吟醸だという、削り出しの強さがあってこそ吟醸。
  • たぶん若水の方がお気に入りだと思いますけど、オーソドックスな型の方がそれがわかりやすいかと思って、敢えて山田の方を選びました。
  • ウチの吸水の数値を見て「これ、間違ってるんじゃない!?」といわれますよ。麹も全然違うし…。
  • 一応、これでも(鑑評会)出品酒だったんですけどね。(笑)

フルーティーといえば聞えはいいものの、悪し様に謂えば、安い香水と見紛うかのようなプンケバな香りとヨワヨワな酒母や勘違い酵母がもたらす甘残りで、冷蔵しても熟成に耐えない吟醸が跋扈する中、斯様な見識を持つ蔵元がどれほどいるでしょうや。

削り出しの真味
削り出しの真味
●群馬泉【別誂え】純米大吟醸H14BY生詰
冷蔵設備もない地下貯蔵とはいえ35%精米ですから、色みはうっすらと金色を帯びているものの、7年ものとは思えないほど。
「米の芯だけがきっちり熟すとこうなるのか」という味わいはどこまでもきれい。
燗をつけるとふんわりと甘さを感じさせつつ、凸も凹もない、まさしく玉(ぎょく)を思わせる味わいはこれぞ吟醸と呼ぶに相応しいもの。
7年の歳月が与えた熟成香と目がつんだ緻密な味わいは、どこをどう切っても削り出して造られた吟醸だけが持つ強さと品格に満ち、ただただ溜息が漏れるのみ。
「はぁ〜〜〜」
貧乏酒屋には分不相応なれど、歳夜の酒はこれで決まり!?!?

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