古女房、三杯目でも堂々と

明日の土曜日は早朝から地元の野暮用に駆り出されるため、終日留守にいたしまする。
いただいたメールへのお返事や発送も日曜以降にさせていただきますゆえ、どうかご容赦くだされ。
夕方には拘束が解かれるとはいえ、真っ直ぐ帰してもらえるはずもなく、帰ったところでたぶん使い物にならないでしょうから。(苦笑)

ようやく盛り?
ようやく盛り?

●天穏 純米 “雄町七割精米” 無濾過原酒 H19BY
これまた久しぶりなれど、梅から桜へ移る前に春の天へ寄り道♪ (笑)
これがまぁ、開け立てにもかかわらず、あんなにアルコールが跳ね、後にその苦が残った酒とはとても思えないほど。原酒につきものの重さや諄さを感じさせず、飛び切り燗(55℃近辺)から冷ますと、もう「ウンマ〜い!!」の一言。
原酒ならではの厚みがトロトロになって喉へと転がっていった後も、“天穏” らしい品の良い余韻をベロに残しつつ、すぐさま「もう一口!!」を欲するキレも。まさしく才色兼備でありまする。
これにカラッと揚がった “桜えび天” でもあればもう、バカバカしくて商いなんぞやってられなくなること請け合い。
「お客さんになりたい」と常々ボヤいている某店主なら…
「おめぇさんがた、もうけぇったけぇった」
とさっさと暖簾を仕舞ってしまうでしょうな。(笑)

遠出が叶うその日まで “桜えび天” は棚上げにして、こちらは浅蜊に春菊と豆腐の鍋、と花冷え(10℃近辺)を下回った気温に相応しいアテ♪
子どもの頃は大嫌いだった春菊特有の香りが鼻をくすぐり、茎の歯触りを楽しみつつ、“天穏” をグビり。
浅蜊の出汁を吸った熱々の豆腐を頬張りながらまたグビり。
「蕪の粕炒りもいいねぇ」と独りごちていたところへカミさん登場。

「あったまりたいなぁ」のさり気ないお強請りは年の功?
若ければ「近う寄れ」のハグもありましょうが、お互いに薹が立てば「そんなのいらな〜い」(爆)
「熱くしても大丈夫?」と脇目も振らずに開け立ての “天穏” へまっしぐら。
変わり若竹煮をアテに独酌する姿もすっかり板についておりまする。(苦笑)

不用になった胸に温もりをくれるのは燗酒だけなれど、徳利はいつの間にやら空っぽ。
「お代わり〜」
座ったら動かないおやぢの我が儘を聞き入れてくれるだけ、まだ良しとしましょか。
と思いきや、サッと杯が差し出されまする。
転んでもただでは起きないこの厚かましさもまた薹が立ったゆえの強みなるや。orz