陸羽ぐるぐる -其之七-

旅の大きな楽しみはその宿にありまする。
とはいえ、どこに泊まっても代り映えのない設いや通り一遍の接客にげんなりすることも少なくありませぬ。
その宿ならではのもてなしがあるや否や。
その用意に奔走することが語源となっている『御馳走』はその最たるものでしょうが、山の宿で海の幸を、海の宿で山の幸を、あるいは高価な食材をどこからでも取り揃えさえすれば…は大いなる勘違い。そして、泊まる側もその勘違いに加担しないことですな。
本当の『御馳走』を得ようと思ったら…やはり『口を運べ』に敵わない!?

てな訳で…

もずく酢・わらび・ライチ刺身メカブ肝付きアワビ・サーモンガゼウニホヤ酢焼き物アナゴ饅頭天ぷら

この他にも “蒸しカキ・蒸しホヤ”、“陶板焼”、さらに “一匹丸ごとのヒラメ・ソイの刺身”。
〆の “炊込み御飯・味噌汁・香の物” とデザートの “水菓子” なども出していただいたのですが…
食べるのが忙しくて写真なんて撮っておられませぬ!! (笑)

燗どうことともに持参したおチャケは、訪ねる地に敬意を表して…
●綿屋 特別純米 “ひとめぼれ” H19BY
●鯉川 純米吟醸 “鉄人うすにごり” H20BY

なれど、これまた食べるのが忙しくていつもの半分ほどの酒量でお開きではありましたが…
この山椒亭itachaさんやその発端となったスーパー主婦takakoさんの訪問記でさんざん垂らした涎のリベンジが叶った南三陸のお宿でありました。

民宿 あっつ前公式サイト


主役はキャメラ!?

旅の話の途中ですが、公開を待っていた映画の話を♪

出だしはやや退屈ですが、山のシーンが始まった途端、圧倒的な迫力の映像に一時たりと目が離せなくなります。
ハリウッドはじめCG化が進む現代の映画づくりに叛旗を翻すかのように、初監督作品であくまでも実写にこだわった木村大作監督の映画屋魂とそれを支えた撮影班やロケスタッフ。浅野忠信や香川照之はじめ、3,000m級の山々での演技をこなした俳優陣もさることながら、終わってみればあっという間の二時間半だったこの映画の本編に登場しない彼等裏方こそが真の主役だったことに気づくはずです。
さすがキャメラ屋ですな。

実写ならではの迫力!!公式サイトの特別映像もお見逃しなく!!

ただ、一つだけ残念なことも…。
それはこの映画に限ったことではなくライブコンサートなどにも通じることなれど、最近はどこもPAが…
ドンシャリ!!
ただ音がでかければいいってものではありませぬ。調和のとれた音にしかない現実感や臨場感。その上で心に染みるセリフや音楽が生まれるのだと思いまする。
シアターやコンサートの音を司る人たちにはもっと『いい音』を聴いてほしいものですなぁ。

そして、これはおチャケにも同じことがいえまする。びっくり箱的なお酒ばかりを誉めそやすのではなく、どうせなら『いいお酒』もきちんと味わった上でそれぞれの面白さを讃える飲み手であって欲しい、とまた余計なお節介を…。(苦笑)

Sunrise?Sunset?
Sunrise?Sunset?

音に対する愚痴はともかく、150分もの大作が1,200円で見られてラッキーでした♪
まだの方々はぜひ一度足をお運びくだされ!!

■劔岳 点の記公式サイト


陸羽ぐるぐる -其之六-

いよいよゴール間近♪
いよいよゴール間近♪

結局、長者原SAまで東北道を戻り、土産、その実「南部せんべいを買いたい!!」だけという我が儘なK兄の目的を達したからには、スマートICで降りちゃいましょ。
ここからは一般道を直走り、『寝図美よ、これがあの有名な太平洋だよ』とやってきたのは…
南三陸町と石巻市の境、神割崎

駐車場から下ると下まで下りると…ど迫力!!右手の小さな裂け目は音がすごい!!

早朝からの見所巡りはこれにて打ち止め♪
さぁ、お魚チャンと燗酒が待ってるぞぉ〜!! (笑)

■南三陸町観光協会公式サイト>海時間>View & Sunrise Spot


陸羽ぐるぐる -其之五-

「席の予約できますか?」「はい、何時にご来店でしょうか」
「今、中尊寺なんですが、お店までどのくらいかかります?」「15分ほどですね」
「じゃあ、12時までに行きます」
で向かったのは…
「ブランド牛、喰いてぇ〜」
というリクエストで探した某店なれど…
電話で頼み間違えてワン・ランク下のメニューになったこともあり…
「ブランド牛どころか輸入牛より肉の味がしねぇ〜!!」
という代物。
ブランド牛の霜降りサーロイン・ステーキ(200g 12,600円)には及ばずとも、せめて…
「肉のうまみくらい味わわせてくれ〜」(泣)

悲嘆にくれつつ、夜駆け遠征での鉄則「日帰り温泉で一休み」といきたかったものの…
多少窮屈な姿勢とはいえゆっくり眠ってきた諸兄から
「風呂よりも土産を買わせろ〜!!」
とわがままなリクエストが!?
「オレを寝せないつもりか〜!?!?」
とこぼしたところで長幼の序に抗えるはずもなく…
昼湯につかってしばし昼寝を』計画は白紙撤回されたのでありました。

フロはどこへいった!?
フロはどこへいった!?

かくして其之五は、残念2乗の記と…。orz


陸羽ぐるぐる -其之四-

毛越寺を後にし、中尊寺へ。

東物見台から眺める北上川
東物見台から眺める北上川

古の栄華はこの写真の右手、地図上では南にその名残が散在しますから、ちと方向違いとはいえ、こういう景色を見ると…否応なしにこの芭蕉の句を思い浮かべてしまいまする。

英訳句碑句碑解説

ただし、この英訳の句碑があるのは毛越寺ですけれど。(苦笑)

駐車場から月見坂を経て辿り着くのは…

弁慶堂正面の見事な彫り物本堂

そして、中尊寺といえば…この金色堂♪

鐘楼金色堂旧金色堂覆堂の内部

内部は撮影禁止ゆえ、ぜひご自分の目で見事な細工をご覧あれ。

白山神社能舞台紫陽花

伊達家が建立したという能舞台では今も薪能が催されまする。

そういえば、このメンツで過去に松島 瑞巌寺山寺 立石寺を訪ねておりますから、これで平安時代に円仁(えんにん)が開いた東北地方の寺を参拝する『四寺廻廊』と名付けられた “みちのく古寺巡礼” を終えたことになりますますな。
なれど、朱印帳はおろか輪袈裟はもちろん数珠すら持たぬ、なんちゃら巡礼。
が、信仰は形(なり)や供物・賽銭に左右されるものではありますまい。
「すべては己が心の中にあるものでしょ!?」
と副業や金儲け・票集めにお忙しい宗教家にお尋ねしたいもの。(笑)

達谷窟毘沙門堂毛越寺中尊寺とゆっくり巡り、お腹も熟れてきたところで…
「さぁ、昼飯ですよ〜♪」

■中尊寺公式サイト
■平泉観光協会公式サイト
みちのく古寺巡礼 四寺廻廊公式サイト


陸羽ぐるぐる -其之参-

拝観時間ちょうどに駐車場からスタートして毛越寺(もうつじ)境内へ。

往時の全景
往時の全景

この復元図どおりに再建されたら、さぞかし荘厳な光景となるでしょうな。

平成元年(1988)に建立された本堂から南大門跡を抜ければ、目前に大泉が池が広がります。

池中立石築山越しに望む本堂

折しもあやめ祭りが満開

築山を越え、開山堂に近づくと色とりどりのあやめが…。

その開山堂。ここや常行堂では木組みの美しさに目を奪われます。

開山堂正面日本建築の美

鐘楼常行堂

こちらの詳細は以下で…と手抜き。(笑)

■毛越寺公式サイト
※ここのウェブ・サイトは見易い上にきれい。お布施の賜? (笑)


陸羽ぐるぐる -其之弐-

ラジオ体操が始まる時刻にはこちらへ移って、芝生の上で朝ごはん♪
M1姉お手製のおむすびやY姉お手製の醤油おこわに、ワラビや蕪にセロリなど各家手製の漬物で朝から…
「お代わり〜♪」
なれど、如何せん野外。時折、霧雨に見舞われ、涼しいを通り越して肌寒いくらい。
連れはみな長袖や上着まで…の中、一人だけ半袖Tシャツ!?
「燗酒であったまりた〜い!!」(爆)

次なる見所は…

達谷窟入口辨天堂脇の蓮池岩面大佛

地震で毘沙門堂はもとより大燈籠も傷んで…
地震で毘沙門堂はもとより大燈籠も傷んで…

10年ほど前に知人と訪れた際のコースを逆周りし、この毘沙門堂へ。
所々、新しい部材に換わっているお堂や倒壊した大燈籠。昨年の “岩手・宮城内陸地震” の傷跡が生々しいですな。

■ “達谷窟毘沙門堂”公式サイト


陸羽ぐるぐる -其之壱-

予定どおり深夜0:00出発。

7,750円 → 1,000円なれど、なにゆえの休日限定?
7,750円 → 1,000円なれど、なにゆえの休日限定?

最初の目的地は…ここ♪

この板を叩くと…対岸からだんごが

TVなどで見かけたことがある方も多いとは思いますが、早朝では当然、閉まっておりまする。

厳美渓♪
厳美渓♪

一関市街をはさんで西のげんび渓に対し、東にはげいび渓もあり、紛らわしい!? (笑)
漢字だと『猊鼻渓』と書くそのげいび渓については → こちらを♪


暇乞い

明日と明後日、正確には今夜半から日曜いっぱいを留守にいたします。
いつものことながらまたもお抱え運転手役を仰せつかっておりまするゆえ、今日は休燗日どころか、完全休肝日!!
あな珍しや!? (笑)

てな訳で、来週までここも放置いたしまする。
コメントへのお返事が遅れてもどうぞお許しくだされ♪

Fetishism♪
Fetishism♪

開春 超辛純米 “山田錦” 7号酵母 H19BY
開け立てはガチガチ。酸やキレは感じられるものの、そのあまりの素っ気なさに…
「見立てを誤ったか!?」
と一時は冷たい汗をかいた小心おやぢなれど…
「おんや、もう!?」
と思いの外に早かった開花に少しの驚きとともに安堵の溜め息を。(苦笑)
冷やでこれならもう大丈夫。飛び切り燗(55℃近辺)から冷まし…
持越しのハタハタとその出汁の沁み込んだ根曲がり竹の歯触りを楽しみながら、早速グビり♪
冷しゃぶと付け合わせの胡瓜・玉ねぎ・湯通しされたレタスは、三杯酢にさらに老梅酢を足して酸味たっぷりの夏向きに。
茄子のソテーには挽肉の餡がたっぷり盛られて、これまた一足お先に…の夏の味。
大根と胡瓜の浅漬けで口を直しつつ定量がお終い。

「もう明日かぁ〜」と悪巧みへの期待に胸躍る夜でした。


お待ちどおさま

このタイトルがかな漢で『御待遠様』と変換されたあなたは至ってまとも♪
もし『雄町どう?○○さま』なんて変化されたら、あなたもPCもかなり腐ってますな。(笑)
といいつつ、今日の酒は…山田錦!! (爆)

WhiteにWhiteを♪
WhiteにWhiteを♪

“iPhone OS” を3.0へアップデート中の図♪
すべて終わってiPhoneが再起動すれば、おやおや!?
ホーム画面に “ボイスメモ” アプリが登録されておりまするぞ!!
これで簡便なレコーダーとしても使えるようになりましたが、何よりも…
カット・コピー&ペースト!!
携帯ユーザには「今さら!?」かもしれませんが、これでまた泣き所が一つ減りました。それと、“Spotlight検索” も個人的にはポイントが高いアイテム。
これのメリットはMacユーザーならご存じでしょ?
まぁ、最大の泣き所は…
キャリアがSoftbankであることですが、こればかりは…。(笑)

ついでに “Leopard(Mac OS X 10.5)” には…

  • Bluetooth ファームウェア・アップデート 2.0
  • Safari 4.0.1 (build 5530.18)アップデータ
  • も。

    この米あってこそ♪
    この米あってこそ♪

    ●日置桜 純米 “八割搗き【内田】山田錦” H18BY
    生酛や強力の陰に隠れているものの、普段飲みの酒として忘れてはならない一本がようやく飲み頃を迎えたようです。
    飛び切り燗(55℃近辺)から冷ますと、口に含んだ瞬間にぐっとパンチの効いたうまみを感じさせますが、すっと消える後味の潔さは、内田さんが手塩にかけた山田錦ならではのもの。「さすが」と米の違いを実感することになりまする。
    もっとも、どんなに米が良くても凡庸な酒にしてしまっては米が泣くというもの。7号酵母をきっちり使いこなし、燗酒飲みのハートを鷲掴みにしてしまう蔵元があってこそのこの米、この酒であることは…今さらいうまでもありませんな。
    「ウンマ〜い!!」
    とはいえ…
    「18BYが今になってやっと!? 速醸でこれならあの生酛は!?」
    と時季外れのハタハタのの煮付をバクバク食べながら、切なさもまた募る夜でありました。(苦笑)