或る夕まずめ

安全地帯♪
安全地帯♪

釣瓶落しとは良くいったもので、爽やかに晴れ上がった秋の日。夕陽のまぶしさに目を細めたのも束の間、あっという間に西の山へと消えてしまい、空だけが名残の茜に染まる時、今宵の塒で羽を休める鴨たちが胡麻を撒き散らしたかのように川面を覆っておりまする。
ちょうど一月後には、日の出とともにそこかしこからけたたましい銃声が聞こえてくる季節。走りよりも寒くなって脂が乗ってからが…なれど、昨今は鳥インフルエンザが怖くて、ちと及び腰。(汗)
見事なV字編隊飛行♪
見事なV字編隊飛行♪


頭上の声に目を見遣れば…
「おぉ〜!!」
ブルーインパルスもさらに青ざめそうなV字飛行。
画像がちと小さくてすみませぬ。
黄昏の空を北へ向かう編隊を見送った後は…
こちらも今宵のとまり木へ、全速力♪ (笑)


ひむがしの…

休みだというのにむしろいつもより早く目が覚めてしまい、コソッと抜け出したら…
辺りはまだ薄暗いものの、東の空のグラデーションの見事なこと!!

明けの明星?
明けの明星?
東野炎立所見而反見為月西渡
ひむがしののにかぎろひのたつみえてかへりみすればつきかたぶきぬ

振り返った西の空には…とならないまでも、南の空には月も残り、柿本人麻呂が彼の地でこの歌を詠んだ時の情景が浮かびまする。
てな訳で、阿騎野といえば大宇陀。大宇陀といえば…

●生酛のどぶ H19BY仕込18号+9【瓶燗】
とこじつけて…。(笑)

「あれ〜、どこから出てきたんだっけ?」
とっくになくなっていたはずなのに、開栓されたこれが見つかったからにはもちろん、呑んじゃえ!! (笑)
「+9だから遠慮はいりませぬな」
と正二合とはいえ、この時期としては長回しの700W2分30秒!!
アチチに仕上がったどぶをグビりとやれば、当然…
「ウンマ〜い♪」となるはずが、「アンマ〜い!!」のですから…
あれれのれ!?!?

一般の飲み手には、この甘こそが求めるべき「どぶならではのうまみ」なのかもしれませんが、
変人には、「やや甘が勝ち過ぎるか」と感じるコマッタちゃんのベロ。(笑)
もっとも…
後から「私も!!」と手酌をはじめたカミさんは何にもいわず、ただニコニコでしたから
最近、若めの酒ばかりチェックさせられたベロがいじけた結果なのやも。

なれどもどぶはやはり、「思いっ切りメーターの切れた奴!!」を所望いたしまする。(爆)


ひや6おろし

珍しいことに今年は “ひやおろし” をあれこれ入れました。
もちろんただ単に『夏を越しただけの生詰酒』というだけではありませぬ。
それぞれ “ひやおろし” と呼ぶに相応しい熟度を持ち合せて…
とはいえ、やはり若さが顔を覗かせ、しばらくの開栓放置が不可欠なものもありまする。
睡龍のように『生詰』として二夏越しの “ひやひやおろし” や三夏越しの “ひやひやひやおろし” を
来月に向けて出してくるお蔵もありますから、出される時期もまた出されるお酒も様々なれども…
ナント、六夏越し!! というひやの6乗おろし♪
ここまで薹が立った “ひやおろし” はまずお目にかかれないでしょう。(苦笑)

ひや6乗!! (苦笑)
ひや6乗!! (苦笑)

●秋鹿 純米吟醸 “ひやおろし” 2003年醸造
出された年の糖度の高い桃を思わせる甘みが懐かしいものの、ここ数年は…
抜け殻のように感じたり、酸だけが突出していたり、
「あぁ〜、やはりそこまでの強さはなかったか」
と幾度かがっかりさせられたのは何だったのでしょ!?
往年のあの心地好いフレッシュな甘みが失せているのは当然ながら、
代わって酒の髄から出たどっしりとしたうまみが…。

喜び勇んでグビグビ、そして「お代わり〜♪」
今にして思うと…
あの低調な時期は、熟成の波が下弦を描いていた頃だったのでしょうか。
はたまた…
手元にある唯一の割水版秋鹿なれど、やっぱ山田錦はすごいってこと!?!?

いずれにしろ…
お〜酒ぇ〜って〜〜ぇ、不思議〜なものですね♪
そして…
お〜酒ぇ〜って〜〜ぇ、嬉し〜いものですね♪

おまけ♪ → 美空ひばり&小椋佳 on YouTube


燗酒の縁 -西-

「今度の休みに…」「え〜、ホントですか〜」
まずはお蔵元に電話してご都合伺いと某店の予約をお願いし…
そして、あそこではやはり燗主さんのお店は外せないし、新星にも行っていただきたいし、予備は…。
翌日のお昼はここ。夜の予約を考えるとこのバスでここで降りてもらって…。
さらに次の日のお昼はお蔵にも近いここがいいか。
双方のお蔵にリレーもお願いし、温泉宿でゆっくりしていただいた翌日は…
う〜ん、JRで移動したことがなかったけど、あらためて調べると在来線は不便!!
などなど、いろいろありましたけれど…

防犯対策? (笑)
防犯対策? (笑)

浪速からのお客様とほぼ一年ぶりのご対面♪
「ようこそド田舎へ!!」(笑)

何もない荒屋でしばし雑談ときき酒タイムをお過ごしいただいた後は、新潟麦酒を遠目に眺めて柳都へ。
ちと予定が狂ったものの、飲み屋街を一回りした後、向かった店先にはこんな自転車が…。
「あ、もう来ている!?」
暖簾をくぐれば、ま・ぜらさんとちゃむさん、いつものコンビが先着。
柳都の燗星♪
柳都の燗星♪

ちゃむさんは浪速のお店にも伺ったことがあるだけに感慨一入?
じっくり腰を落ち着けて、飲むお酒はいつもの…
群馬泉・辨天娘・睡龍・小笹屋竹鶴・鷹勇
ちっとも変わり映えしないものの、やはりしみじみうまい。
どうせなら…
日置桜や鯉川もあるともっといいんだけど。(苦笑)
浪速の燗酒事情も伺いつつ、徳利が次々に空に♪
せっかく新潟へ来られたのですからこれも…
鶴の友純米♪
「これが油揚げ!?」と…
「これが油揚げ!?」と…

今だけはなぜか我が荒屋にもある純米と合わせるは…
お江戸ではかなり目にするようになったとはいえ、まだ関西までは届いていないようで、ちとびっくりされたご様子。
でも…
そのヘアスタイルでサングラスをかけた上に皮の上下に真っ赤なシャツ♪という出で立ちに、通りすがる人たちは一様におっかなびっくりの視線を送っていましたけど。(笑)

蔵朱 -CRUSH-” の大西さんご夫妻、
わざわざお越しいただき、ありがとうございました。
柳都の一夜、お楽しみいただけましたでしょうか?
また、“そばきり酒房 吟” の畔上さん、まっちゃん、いつもながらにお世話になりました。
そして、ま・ぜらさん、ちゃむさん、おつきあいいただき、ありがとうございました。

それにしても、メガネを外して飲んでいたらお馴染みさんに…
「聞いたことのある声なのに顔は違うし、人違いかと思った」と。(汗)


待ち酒来たらず

もう少しで踏んづけるところ
もう少しで踏んづけるところ

10月7日を過ぎたというのに、待てど暮せど福山通運が来ませぬ。
略称(福通)どおり途中で腹痛を起こしているとか。(笑)
ひょっとしてまだ竹原から出ていなかったり…。

代わりにこんな珍客が!?

早くして〜 早くしないと 次〜が来る♪ (爆)


よぉきなした

晴れの特異日も今年はハズレ?
雨が降り濡つ10月10日となりましたが、やはり体育の日は今日でなくちゃ。
45年前に開催された東京オリンピックの開会式を記念しての祝日なれど、先日、見事落選した2016年大会がもし開かれたら、また祝日が増えたかもしれません。
それはさておき、「100億円が痛くも痒くもない」などという感覚は、いったいどこからくるのでしょ!?
都民はもっと叫ばなくちゃ、「カネ返せ!!」と。

翻ってこちらは…岐阜といってもほとんど愛知?という地からやってきたおチャケ♪

ようやく真打ちが登場
ようやく真打ちが登場
●小左衛門 生酛純米 “備前雄町” H20BY火入れ
冷やきき38本+燗きき17本の中からまっとうな燗酒向きのだけを選りすぐる、という我が儘なベロ感がえらく気に入ったのが、これ♪
てっきり端っから出していただけるものと思っていたら…
「すみません、これはまだ」「え〜、もういいでしょ!?」
「いやぁ、まだ蔵内でも早いという結論でして」
変人なベロをはるかに凌駕する熟成度へのこだわり。
しかも、貯蔵温度をあれこれ変えながら…という念の入れよう。
ここまで頑固なお蔵は…初めて!! (笑)

ですから「今日の会議で」という連絡をいただいた時は、一も二もなく
「スグオクレ!!」(笑)

とはいえ、生酛、しかも一夏を越しただけの20BY酒ですから当然、まだ若い!!
特に冷やでは、含むと甘っぽい麹香や際立つ酸が未熟さを曝け出してしまうものの、
ひとたびきちんと燗をつけ、上燗(45℃近辺)ほどに冷めてくるとこれが…
「ヨッシャ!!」
生酛特有の含み香と雄町ならではの豊かな酸、そしてビシッと締まった後味。
「これがイチ押しだな」
と決めさせたあの夏の日を思い出させてくれる味わい。
「これがホントに熟したら、どこまで行くんだろ」
と練れた暁を想像してみるのですが、減るのが早過ぎ!! (苦笑)
「成長ぶりをじっくり見ていたい」というささやかな願望は叶うや否や!?!?

ちなみにタイトルは…
「良く来てくださいました」を当地の言葉でいうと…な歓迎のセリフ♪


酒という名の手紙

某秘書経由でお許しをいただけたようなので…こちらでも公開♪

先月末にコミックス最終巻が出ておりましたけれども、この巻だけは買わずにじっと我慢♪
昨日の朝、直筆のサイン入りで頂戴しました。

蔵人 10 尾瀬あきら 小学館ビッグコミックス
 540円(税込)

実は、某秘書のお取り計らいにより…
コミックスの巻末に掲載される “安本酒店へようこそ” という見開きページの中で、
『まっとうな燗酒』二銘柄をオススメする機会をいただきました。
銘柄の選定に当たっては、ほぼ某秘書の情実絡みであったとはいえ…(笑)
その銘柄へのコメントを任され、髪を掻き乱しながら振り絞った浅知恵コメントを
恥ずかしげもなくお送りしたのは、休みなしの連続操業にも終わりが見えはじめた頃のこと。

が、さすがプロ!!
拙いコメントがすっかり洗練され、素敵なオススメに生まれ変わっておりました。(汗)

お江戸広報部長に感謝♪
お江戸広報部長に感謝♪

今なら送料無料ですから、アマゾンでいかが? (笑)


酒々彩々

「最近、酒の話がないですね?」「た、確かに…」
日々呑んでいるとはいえ、楽しむよりもチェック主体という味気ない飲み方では…。(汗)
それに、相変らずカネはないものの、やることだけは次から次へと湧いてくる!!
とありがたい(?)日々が続きまするゆえ、じっくり書く暇もなかなか見出せずに…。
とまずは自己弁護から。(苦笑)

そんな中で、昔日のご縁から…
「そちらでカンファレンスを開くことになりましたので、お酒をご紹介ください」
というお声掛けをいただいたこと。
例えそれが滅多に手を出さない地元酒限定というシバリがあるにしろ。(苦笑)
もう一つは…
「ようやく伺うことができました!!」
といただいたご縁を訪ねてのご挨拶が叶ったことに加え、そこに酒友が集ってくださったこと。
ささやかながらうれしいこともあった神無月のはじまり♪

たまには♪
たまには♪

醸造年度に関わらず、きちんと熟成させたお酒にこそふさわしい呼び方だと思いまするが、今年は因州美人にすっかりほだされて、珍しく時季(当年)ものの “ひやおろし” を買い込んでおりまする。
もっとも年中居座っている神亀 “ひやおろし” のようにもはや定番となっているものもありまするゆえ、ことさら呼び方にこだわらずとも、要はオススメするにふさわしい酒かどうか、ただその一点だけなのは他のお酒たちと何ら変わらないんですけどね。(笑)

ずいぶん久しぶりに仕入れたここの火入れのお酒。
酸度1.6・アミノ酸度1.1なれど、味わい、特に後の余韻は思った以上に軽やか。
たぶん酵母は従来どおり協会14号だと思われるまする。
「え、これ、開○!?」と見紛ってしまいそう。(苦笑)

開け立てということもあり、いつものように一般常識的には…
「そんなに熱くしてもいいんですか!?」
という燗温度まで欲張らずに上燗(45℃近辺)からせいぜい熱燗(50℃近辺)未満に留め、
軽やかなボディをすっと喉に通す方が向いているみたいですな。

すっかり涼しくなった夜の闇から届くコオロギやスズムシの鳴き声。
皿に盛られたおでんの大根を中秋の名月に見立てていた夜でした。


10月1日は…

昨日の朝、関西から一枚のFaxが届きました。
それによると…

新潟で生まれた純米酒がこの値段!? 【10月15まで期間限定】
新潟県産の酒米「五百万石」を使用し、独自の「○○酵母」で仕込んだ本格純米酒。
通常1,080円を特別価格で!
1本○○○(税別)
しかも送料無料!

  • 完全先着100ケース
  • 高級感のある専用の白酒袋包装付きです!
  • 新潟酒特有の淡麗辛口と濃醇な味わい!

商品名:純米酒 ○○
容 量:1,800ml
原 料:五百万石・米こうじ
度 数:15〜16度
その他:日本酒度+3/精米歩合65%
蔵 元:○○酒造株式会社


希望小売価格:オープン
参考税込売価:1,480円

まるでモノクロ (汗)
まるでモノクロ (汗)

いよいよ本番♪
楽しみなおチャケたちの到着を待つ日になるはずがもう…

朝っぱらからこの写真のように…
どよ〜ん!?!?
あるいは、鬼瓦の飾りのように…
怒髪天を衝く!?!?

さて、おやぢの気分はどっちだったでしょ? (爆)