ひこ孫 純米吟醸 (2002.4詰)

旅酒をすぐに飲むことは稀なのだが、昨日、伊賀経由で届いた酒が「飲んでくれ!!」と云っているような気がして、さっそく夕食に。
こういう時、自分に都合良く理屈を変えてしまうのが、呑兵衛の性(さが)だろう。

「ひこ孫純吟」に煮酒は不似合いだろうと50℃ほどの燗に。それでも以前より高い温度。
肴は、菊(花を食うのよね)のひたし、肉じゃが、ハマチの刺身、ききマヨネーズ (^^; のための生野菜など。

黄色の菊は香りが勝ちすぎて相性は今イチだったが、肉じゃがやほどほどの脂のハマチ、古漬けになりかけた白菜漬とは良い相性を見せる。醤油に合うということなのかも知れないが、それぞれの味がくっきりする。
それに、酒だけでは芯の強さをより感じるのだが、そこに食べ物が加わると、きちっと分をわきまえる謙虚さがある。主役は華さえあれば誰でも務まるが、渋い脇役はそうはいかない。出しゃばらずとも誰もが認める存在感。それも技量があってこそだろう。
昨晩の「ひこ孫純吟」がまさしくそれ。速醸なのに、乳酸発酵系とも合わせてみたくなる。

おまけで、取り寄せたマヨネーズの味わい、甘口・辛口の違いをみながら、匂いにやや癖のあるそれとも合わせてみたが、少しも脂に負けない。このマヨネーズを使ったポテトサラダと「ひこ孫純吟」を合わせてみたい。思わず浮かんだ組合せだった。

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ひこ孫 純米吟醸 (2002.4詰)” に対して3件のコメントがあります。

  1. kanza より:

    いま、松田のマヨネーズ風ってやつ使ってますけど味の素やキューピーより良いですね。(味の素、キューピーのものは家族で私だけ使えないので、普段はマヨネーズを食す事がありません)

  2. Masamune より:

    その「松田のマヨネーズ」です。:-)
    キューピーは平気ですが、味の素のは後味が…。

    で、「松田のマヨネーズ」、あのちょっと癖のある匂いはリンゴ酢由来でしょうか?
    富士酢にもあるムレ香に似ているかなぁ。

  3. kanza より:

    ハチミツのせいだと思ってました。わかりましぇん。

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