奥播磨三兄弟

■2004/11/30 Tue. の酒

4日ぶりの自宅酒。「さて、燗を」と酒を見たら、「えっ!? 鯉川がない!! あれ!? 英も、奥播磨の山廃も!?!?」。数日放置した後の味の変わり様を確かめようと、楽しみにしていた酒の数々が一升瓶の底ったまにわずかに残るだけという悲惨な有様。(T_T)

やむを得ず、開栓後2日目くらいから味が開いてきた『奥播磨 山田錦八割磨き』に練れ味抜群だった『奥播磨 山廃純米(兵庫夢錦)14BY』を注ぎ足すと、どうにか定量になりました。およそ80:20〜85:15ほどのブレンド率。
燗がつくまでの間、『奥播磨 千山萬渓(2003.06詰)』を杯に注いで、冷やききよろしくちびちびと。

やがて、さすがに同じ蔵の酒のだけあって違和感のない熱燗が仕上がりました。
含みの最初に山廃純米の、あの特有の香り。心地良い生もと系燗酒への戸をくぐると、嫌みのない雑味を伴った山田錦のふくよかな味わいが広がり、喉を通した後の余韻も良い按配です。

メンチカツの脂っぽさにも負けず、キャベツの煮染めで口を休めながら、ブリ大根を。
鰤の旨みを吸い込んだ大根がしみじみうまい夜でした。

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