これぞ…

近所のスーパー、店が入れ替わってから鮮魚類の種類・質がよくなって助かっています。
「これがあったから買ってきた」とカミさん。先日の誤って冷凍されてしまい、スポンジを食べているような苦行をもたらした一品。果たして今夜は!?
『秋鹿 山廃純米 山田錦 H16BY』
空き瓶が居並ぶ棚にぽっかり空いたスペースを埋めるべく、常温放置のこれを。
冷やでも練れ味たっぷり、燗では押し味も。山田錦らしいふくよかな旨みが好きな方はこちら。きりりと締まった酸を好まれる方は同雄町を選ばれるとよろし♪
egoneri.jpgアテはまず、これ。調理前、かつピントが甘くてすみませんが、佐渡の“えごねり”。
寒天のように分厚く固めたものもありますが、ご覧のように薄く仕上げて巻かれたものは佐渡でしかつくられません。たぶん。(^^;
分厚いものには辛子酢味噌がついていて、これで食べることが多いようですが、こちらは佐渡で食べた、「巻かれたまま細く切って薬味に葱をちらし、生醤油をかける」という食べ方が“えご”の風味を損なわず、我が家のお気に入り。
この夜もまたもや賄い夫。“えごねり”を切り、下味がつけられた豚肉は胡麻油で焼き、つけ汁をかけ回して皿へ。次いで残ったつけ汁に荒くスライスされた椎茸と長葱を加え、手早く炒めまする。軽く塩胡椒をして肉の上に盛りつけ、完成。
他にはニギスの煮付けも。これがまた丸々と太って…。おぉ、1匹はオスだ。
オスに当たりついたのは実に久しぶり。この白子がまた旨いんですよ〜。
“えごねり”は磯の香りが口にあふれ、椎茸と長葱は甘く、ニギスのしっとりとした旨み。
胡瓜漬けで口を直しながら、酒が進むこと、進むこと。あっという間に空っぽ。
居候の3杯目よろしく、恐る恐る「お代わりを…」「何がいいの?」
おぉ、らっき〜♪ 油ものに手を染めずにすんだからか、ご機嫌麗しゅう…。(笑)
『清酒竹鶴 純米にごり H17BY』
「よぉ〜く振ってくれよ。でぇ、ちょっと熱めに」「分かってるって」
上澄みはチェック済み。今宵はしっかり醪を搦めて味わいます。
ウマ〜!! 米の旨みを存分に噛みしめます。神様、仏様、石川様!! ですな。
「明日は頼むな」というK兄の一言で5:30起床が決定した前夜だというのに、ちと呑みすぎましたかなぁ。

20 thoughts on “これぞ…

  1. やっぱり、佐渡の「えごねり」も捨てがたいっす・・・。
    でも探せば新潟本土にもありますでしょうか。
    薄いのが佐渡のものですね、メモメモ。

  2. >まき子さん
    これ、ウチから歩いて30秒のスーパーに売っているものです。:-)
    食べるだけなら佐渡へ渡らなくても食べられますよ。
    また、佐渡にも厚い“えごねり”もあります。
    包装に製造者が表示されていますから、一目で分かるかと。

  3. >佐渡の“えごねり”
    話には聞いた事があったのですが
    実物を見たのは初めてです。勉強になりました。
    これって、海草で出来てるんですか?

  4. あれ?これ最近御徒町で見た海草かなぁ??
    見た目が似ている。佐渡って書いてあったような・・
    何だろうね〜。今度食べてみようか〜と
    話していたばかり。
    食べ方メモりました!今度トライしてみまーす。

  5. 小学生の頃、夏休みに佐渡に行きましたが、雨ばっかりでろくな思い出がありません。楽しかったのはたらい舟だけ(笑)
    えごねり、どこかで食べたような記憶があるのですが…味が思い出せません。天ぷら…のわけないですよね。あ、でも、海草のままだったらあり得るのかも。今度、食べる機会があったら、しみじみ食べてみます。
    えごの風味は、普通の海草とは違うのですか?

  6. >三平さん
    “いごねり”とも云われますが、そのあたりは江戸っ子の「し」と「ひ」同様、
    「い」と「え」があべこべに使われる越後訛りってことで…
    http://www.sadokankou.gr.jp/search/detail.asp?cid=1304
    上記に『博多では「おきゅと」と呼んで』という記述がありますが、彼の地で難破した
    佐渡の船乗りが伝えたものとはいえ、厳密には原料が若干違ったはずです。

  7. >itachaさん
    三平さんのコメントへのお答えしたURLにあるとおり、
    100%“えご草”、あるいは“いご草”と呼ばれる海草からつくられます。
    山形にはないんでしたっけ?

  8. >あっきさん
    これまた↑のURLにあるように
    巻かれたまま輪切りして(崩さないようにしたほうが見た目もきれい)
    薬味(長葱だけがシンプルで旨いかと)を散らし、生醤油をさっとかけ回して
    召しあがってみてください。:-)
    好みで酢をひと垂らしも良いかと思うけど、まだやったことがありませぬ。(笑)

  9. >カンザワユミコさん
    たらい舟、今だと重量制限に…アウッ (。_°)☆O=(–メ)q パーンチ
    風味は、食べれば分かる!? (笑)
    分厚いのは分厚いのでうまいのよ。:-)

  10. 小生の大好物なので、書き込みます。
    山形にもあります!(でも庄内地方だけなのかな?)
    こちらでは、やや柔らかい「えご」を酢味噌か、
    和カラシと酢&醤油で食します。のん兵衛は絶対後者!
    酢の物として、楽しみたい。でも家庭の味らしく、居酒屋
    メニューにはないですね。(若者は食べないのか?)

  11. >Tankさん
    あっ、やっぱりありましたか?でも、分厚く寒天みたいに固めたヤツじゃないですか?
    iachaさんは置賜でいらっしゃるようだから、ご存じないのかも。
    ウチの娘たちは酒の肴ならなんでも来いですが…
    居酒屋にないのは郷土食に対して勉強不足なのでは?

  12. 佐渡の「えご」って固いやつですよね。
    庄内の「えご」は、やわらかく、緑のところてんみたい。
    でも、九州の福岡で「おきゅうと」とかいってたのを
    食べたけど、同じ味でびっくり!確か、鰹節をのせて
    醤油で食べた記憶がありますが・・

  13. はじめまして。煮酒さんのブログを経由してよく拝見しておりました。美味しい燗酒三昧でいらっしゃいますね♪今回「えごねり」を拝見して地元でよく見るものに似ているなぁと思って見ていますと、どうやら「おきゅーと(←こんな発音)」とほぼ同じということ!!北九州の漁師町で育ったもので、夏季には毎日の朝と晩に食べていました。魚屋か乾物屋などで蒲鉾板状で売っていて、1×1×4cm状に切ってすりゴマと醤油で頂いていました(失礼しました)

  14. >Tankさん
    固いのは作り手にもよりますが、本土のに多いような…。
    この薄く巻いたのなら、Tankさんのお口にも合うかと。
    http://www16.plala.or.jp/inokai/contents.html
    佐渡で“いごねり”と呼ぶのは、三平さんのコメントに書いたように
    「え」と「い」があべこべになっちゃう越後訛りの所為でしょう。
    厳密にいえば、「おきうと」とは原料に若干の違いがあるようです。

  15. >tenorさん
    ようこそ、変人blogへ!! 🙂
    上にも書きましたが、「えごねり」と「おきうと」は同一のように見えるものの、
    本来のものには若干の違いがあるようです。
    何度か「おきうと」も口にする機会がありましたが、「えごねり」よりもさらにやわらかく、
    磯の香りも穏やかに感じました。
    以前に探したページが見つからないので、某お役所の資料を。:-)
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    えごのり<恵胡海苔>
    「えごのり」は、イギス科エゴノリ属の海藻である。
    「おきうと」(おきゅうと)は、「えごのり」を主原料とし、 これに近縁のイギス、アミクサ等を混合し、煮熟、溶解したものを精製し、ゲル状に固まらせたところてん様の 製品である。
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    blog拝見しましたが、おいしいものが溢れていて、涎が出ます。:-D~~~
    またお気軽にお越しください。

  16. 詳しいご回答ありがとうございました。明太子や松前漬けや昆布など、日本海つながりの食材が九州〜北海道まであるんだよなーって思い返し、日本素晴らしい♪って思いました。日本酒も含めて日本文化ってステキです。魅惑です。また伺いますー。(えごねりはいつかきっと食べます♪)

  17. ・・・酒屋さんだったのですね。気づきませんでした。。ついMacなデザイナーさんかエンジニアだと・・・・。(失礼しました)

  18. >tenorさん
    日本海側、太平洋側、そして瀬戸内も、それぞれにおいしいものが溢れていますね。
    簡単に手に入るようになったものの、やはり口を持っていかなければ…
    と思わされることもしばしば。
    “えごねり”もぜひお試しください。:-)

  19. >tenorさん
    すみません、そうだったんだんです。煮酒さんとご同業。
    デザイナーやエンジニアとは縁がない、非芸術系・非理系おやぢです。X-)
    まぁ、それはそれとして、これからもお気軽に。:-)

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