夏のにごり -其之壱-

名残を惜しむにはまだ暑すぎる日々。甘酒に頼るほどバテてはいませんが、すっきりキレながら米のうまみを十分に感じさせる“純米のにごり"を飲みたい気分。
「どれにしようかな…」と常温放置の山をひっくり返す。「おぉ〜、こいつがいたか!?」
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辨天娘 H17BY八番娘 純米にごり酒
常温におかれて半年。上澄みだけでもかなりの味乗りを感じさせるけど、後にまだ苦が残りますな。これは醪を混ぜたものでも同様。まだまだ若いのね。
熱くしすぎると戻ってしまいそうなので…といいつつ、しっかり熱燗(50℃近辺)は超させます。
その間に厚揚げでも焼きますか。絹ごしもあったけど、冷や奴よりはこれをカリッと焼き、生姜を利かせて食べたい気分。大根おろしがあればなお良いのだけど、今宵は手抜きで…。(^^;
しっかり焼き目をつけたアツアツに醤油をかけ回し、生姜をのっけて頬張れば、豆の風味と揚げの香ばしさ、ピリッと辛い生姜が口の中で花火のように開きます。ウンマ〜い♪
他には刺身の落とし。要は切れっ端ですな。鮃や鰤に鮪、サーモン…おやまぁ、これはミンククジラ!? 魚肉とも獣肉ともつかない食感。パサついているし、今イチ。でも300円であれこれ楽しめて、これはこれで許しましょ。
あらあら鮪の赤身が出てきましたよ。見事にカブッちゃいましたなぁ。
食べ残しは某純米酒を使ってヅケにしちゃいました。
豚の冷しゃぶはまたもや山葵醤油で。合間にセロリの葉をムシャムシャ。
ウンマいにごりだと、どうにも箸が止まりませぬ。
「食欲がなくて…」という方への特効薬、夏こそ“純米にごり”の出番ダス!!

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夏のにごり -其之壱-” に対して8件のコメントがあります。

  1. まき子 より:

    食欲はバリバリにあるのですが
    それでも飲みた〜いです(笑)!
    まだまだ娘さんのにごりは沢山あるんですか?!

  2. tenor より:

    むむ!?
    同じく質問〜。八番にごりはアリますか??
    今年の夏は割り水燗を覚えましたが、
    同じ度数ならイメージとは裏腹に「にごり」の方が
    スイスイいけてしまう気がします。
    確かに食欲不振にも「にごり酒」・・・これも定番にします。

  3. おやぢ より:

    >まき子さん
    毎日のようにおいしい思いをしながら…欲はキリがありませんなぁ。
    たくさんかどうかは「来れば分かる」。(笑)

  4. おやぢ より:

    >tenorさん
    一本減らしちゃいましたが、「ないこともない」と…。(^^;
    それと、おやぢは割水燗はしないのですよ。
    重い酒や強い酒がつらいときは、軽やかな酒ややさしい酒で凌ぎます。
    割水して度数を落とした酒はスルッと、また量も飲めるんでしょうが、
    どうも素っ気くていけません。
    食欲不振だけはなく、疲れを感じるようなときにもにごりは最高です。
    一年中、点滴みたいなものですよ♪ (笑)

  5. マック次郎 より:

    純米にごり、うちもあと1本残っています(未開栓)。
    ちなみに、稲刈り後(10月中頃?)あたりに、大阪で「辨天娘を味わう会」をしようと考えています。
    お酒は・・・
    15BY純米(玉栄60)、16BY純米(山玉)の割水と原酒、純吟、純大吟、17BY純米、純米にごり、槽汲(自家栽培五百万石)の合計8本。これくらいあれば、20人くらいは飲めるかな?

  6. おやぢ より:

    >マック次郎さん
    10月中頃っていったら、山田錦の刈り入れ時では? 🙂
    まだ15BYがあるんですか!? さすがですね。
    一升瓶8本なら、15〜16人くらいでしょうか。

  7. マック次郎 より:

    ああ、山田錦・・・って、滋賀では栽培してませんので〜。
    でも、蔵元ゲストを期待するなら、山田錦の収穫時期は外した方が良いですね。
    8升で15〜16人・・・ひとり5合計算ですか?! それは飲み過ぎではないかと・・・。

  8. おやぢ より:

    >マック次郎さん
    一人当たり5合でもお江戸方面なら「足らん!!」といわれそうですが…。
    まして貴重な“娘”たちばかりだし。(^^;

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