手前料理・手酌酒

かつて「呑むこと、すなわち喜びさ♪」と歌われる某酒のCMがありましたが、同様に人間にとっては「喰うこと、すなわち喜びさ♪」でもありますな。が、老父母につきあっていると、滋味なれど地味でもある料理が多く、肝心な喜びが不足気味。
てな訳で、久々に閉店時間が迫る近所のスーパーを徘徊。
帰ってから、まずは冷蔵庫を。ありましたぞ、豆腐。今日の気分は木綿。カミさんの実家からもらったぶっとい下仁田葱を2本。せっかくの下仁田葱ですから、大胆に筒切り。
土鍋に昆布を敷き、湯を沸かします。豆腐とギスのすり身を入れ、沸いてきたところで味噌を。さらに下仁田葱とナメコを投入し、蓋をして…。
その間に、イナダを刺身に引きましょ。酒も冷やでジュルっとした後、燗をつけて…
一人であれもこれもやろうとすると、なかなか忙しいこって。
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悦凱陣 純米“丸尾神力” 無濾過生原酒 H16BY
“凱陣”の中でも酸が特徴的な“丸尾神力”ですが、涼冷え(15℃近辺)庫に置かれたものだけに、開けたてとはいえ酸とうまみが良いつり合いを見せてくれます。生とはいえ“凱陣”の酒に遠慮は無用。きっちり3分間回ってもらって…。
さぁ、準備万端。腰を落ち着けての晩酌スタート♪
アチチチチ〜!! いっぱい詰まったトロトロの部分が殊の外ウンマい。けど、熱いっ!! 猫舌泣かせの下仁田葱。おまけにナメコも…とあっては、そう簡単に冷めてくれそうにはありませぬ。X-p
そこに輪をかけるようにアチチの“凱陣”を。最初だけ生特有のあの香りが立ちますが、ちょっと冷めればノー・プロブレム。
“神力”由来の豊かな酸と“凱陣”ならではのふくよかなうまみが、口の中でグルグル・レインボ〜♪ Mac OS Xのユーザーなら、よく分かる? (^^;
骨も一緒にすり身にされたギスは時折その骨が歯に当たりますが、よぉ〜くカミカミ。
鍋の汁をすすれば、ほとんど味噌汁。昆布の出汁にギスのそこはかとないうまみ、葱の甘みが加わり、汁をすっかり飲み干してからのお代わりを繰り返す。
イナダの刺身は脂の乗りは程々なれど、魚のうまみがしっかり。脂ぎったハマチやトロにしなくて正解。“ふなべた”も食べたかったけど、“凱陣”には淡泊すぎますものね。
ほうれん草の胡麻和えやあっさり味に煮られた大根とブロッコリーは、いつもの滋味&地味食。だけど、これはこれでうまいのだぁ〜♪ (笑)

4 thoughts on “手前料理・手酌酒

  1. 今夜は自宅で一人(もう一人は風邪気味で床へ)で晩酌。。
    誉凱陣と釜あげうどん。誉凱陣と天然ブリの刺身と遊んでいたのですが、
    開栓1週の「ひこ孫大吟醸」を唇でわずかに温度を感じるくらいのぬる燗で頂いちゃいました。
    舌が洗われました・・・。
    鯉川の大吟醸で「大吟醸って旨いんだ」って思いましたが、
    これはさらにさらに恐れおおい御酒でした。
    味覚が研ぎ澄まされて、舌から身体が清くなっちゃう感じさえ感じます。。
    宵の口にほろ酔いで失礼しました。

  2. >tenorさん
    あらら、風邪ですか。
    お正月が目の前ですから、温かくして早めに治していただいてください。
    まっとうな大吟は、やはりうまいです。
    仰るとおり清々しさ、上質、それに品格を教えてくれる、文字通りの美酒。
    それを食中酒として味わえるひとときは心まで洗われるようで、ホントに幸せですよね。
    “ひこ孫”は口にするときに上燗(45℃近辺)ほどになるよう、もっと熱くして良いですよ♪

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