以心伝心

■呑録(旧暦4/22)
鷹勇シリーズもいよいよ佳境!! とは、独りで勝手に盛り上がっているおやぢの戯れ言だが、この日から待ちに待った山廃がお目見えすることになった。いや、実際は作為的に「した」のだが…。(^^;
『鷹勇 山廃純米酒(50%) H9BY』
『快楽満堂』のrolling_tamaさんが載せた写真を見て以来、「あぁ、坂本杜氏の山廃…」「えっ!? 50と60があるの?」。胸を焦がして待った、その山廃がとうとう我が家に…。感激の一瞬!!
としたかったが、訳あって日中に冷やでの味見はすませてあった。(^^;;
生もと系特有の乳酸の香りが含みに表れる。9BYということもあり、熟成香も濃厚。60%はかなり味が多く、後を引く。50%は、60%よりわずかながらメーターも切れているだけあって、その辺りのまとまりに上品さが伺える。が、こちらも後が長い。スパッと切れ上がるタイプではなく、ズドンとその重厚感の余韻を楽しむタイプのようだ。
これも山廃ならではの酸のゆたかさに所以するものだろう。燗でこそ、その持ち味を発揮するとみた。
その前段があったから選んだ50%を、飛び切り燗以上を目指してレンジに入れる。
冷やよりも乳酸の香りがさらに立つ。心地よい香りだ。しっかりと熟成させたうまみは燗で締めてもそのまま健在。ただ、後引きもなかなかにしぶといものがある。ボディの厚さとするか、鈍なキレとするか、評価の分かれるところかもしれない。
昨晩、「鰯の酢味噌和えが喰いたい」と書いたら、偶然にも鰯の酢〆と酢味噌が…。「あれぇ!? 昨夜から顔を合わせていないよなぁ」。これぞ以心伝心と素直に喜ぶべきか、同居していながら顔も合わせない暮らしを嘆くべきか。
蛸と海老と若布のサラダ。しめしめ、蛸だけいただき〜。山葵がつ〜んと鼻に抜ける。今日もまたトマトだ。居酒屋の定番、冷やしトマトとなるのか。
年が年だから、時々は酒を抜かなければならないと忠告されているものの、「この肴を目の当たりにして酒を飲むなぁ!? ああ〜!?!?」。嫌いなお笑いタレントを言い訳に使ってしまった夜だった。orz


内緒だが…。
鰯に酢味噌をかけ回してパクリ。杯を口に運ぶと…
「おやぁ〜!?」。最後に残る味は… 何だろ? ちょっと引っかかる。
と、酒をみた時に感じていたその味が、酢味噌とぶつかる。鰯だけだとなんともないから、どうやら味噌との相性に難があるようだ。なぜだぁ〜!? 同じ醗酵系、今まで味噌と喧嘩する酒など、お目にかかっていないはずだが…。

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