BY違い

■呑録(旧暦6/10)
日付が前後してしまったが、H6BYを飲んだからには、こっちも飲まずにいられなくなるのは必然というもの。
『旭菊 純米古酒 H5BY』
もっと甘みが多かったように記憶していたが、パンチの強さがそれに取って代わった。
決して温和しくはないH6BYが、枯れ味をウリにしているかのように思えるほどのやんちゃ坊主ぶり。兄貴の方が落ち着いて見えても良さそうなものなのに、まるっきりあべこべだ。
それも雑味がもたらすただのにぎやかさとは別物。素性の良い酸が生み出す強さだから、長めの余韻を楽しんだ後、きれいに切れる。
燗をつけてもその印象は変わらず、口が杯を催促する。こりゃヤバい。パンチに溢れ、かつ汚れがないからどんどん飲んでしまう。
肴は、銀ダラの照焼き。この脂とタレの香ばしさが熟成純米にピッタリ。茹でた烏賊・胡瓜・若布をこの日はマヨネーズで。口直しに家庭菜園のグリーンアスパラ。ひょろひょろして、ドジョウインゲンと間違いそうだ。定番のトマトとブロッコリーも健在。
冷やでもうまく、燗がつく間にお代わりしてしまったのに、燗でもこんなに追い立てられては、定量があっという間に空に…。
開栓から3ヶ月、じっと我慢した甲斐があったというものだ。

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