中秋の迷月

moon.jpg下総辺りでは某U会諸氏の宴もたけなわ。「穴子の白焼きとだだちゃ豆湯葉刺しが最高ですよ」。絶好調のTMさん。電話の声も弾む。BGMはTBさんの歌声だ。
なのに、こちらはやっと顔を見せたかと思いきや、この後すぐまた雲に隠れ、月見酒もままならず。orz
『奥播磨 山廃純米 スタンダード H15BY』
練れた香味にハーブかミントを感じた14BYに比べると、冷やでも味が多い。造り手の意向に沿ったものだが、熟成による枯れ味やキレが出てくるには中途半端な頃合いなのだろうか。
熱燗(50℃近辺)を超えてから飲み頃に冷ます。
14BYより山廃らしさはやや薄れているものの、旨みたっぷりは奥播磨の持ち味だから、これはこれで良しとしよう。
鮪の山かけ。鶉の卵があれば間に合わせの月見もできたのに…。
里芋・人参・舞茸・蒟蒻・車麩の煮物。またまた精進料理ですかい。それはそれで構わないのだが、今日のは旨みのバランスが今イチだ。酒に負けちゃう。
鰯の南蛮漬け風。これくらい味のしっかりしたアテの方がこの酒には合う。
冷やしトマトで口直ししながら、窓の外を恨めしく眺める夜だった。

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中秋の迷月” に対して8件のコメントがあります。

  1. まき子 より:

    今日は雲がちょっと多いですもんね。
    月が綺麗に顔を出すのも難しそう・・・?
    昨日はとっても綺麗に見えました。
    でも、今日こそは月見酒を・・・と思ったら
    ウチのベランダからでは見えませんでした(涙)

  2. Masamune より:

    >まき子さん
    ウチからだと、ほぼ真東に上がるはずだったんですが…。
    関西人がうげぇ〜!!っとなる関東のうどんつゆに玉子を落として、卓上月見は? 🙂

  3. りょう より:

    このたび、初めて外で月見酒しました。
    全く明かりのない場所なのに、足下が良く見えるような明るい月でした。
    いつにもましてお酒が美味しかったです。

  4. Masamune より:

    >りょうさん
    そちらは雲に邪魔されず、良いお月見ができたんですね。
    大山の方だと、夜はかなり涼しいでしょ?
    火を焚いて、虫の声をBGMに飲む燗酒も良いですね。:-)

  5. より:

    TMです♪
    当日は旨い物自慢を聞いていただき、ありがとうございました。
    あ、気合豆腐の奴も旨かったんですよ!
    良質な豆腐はそれだけで良い肴になるのですね。
    某居酒屋の満月はバンダナの中でしたぜぃ。

  6. Masamune より:

    >玉さん
    穴子の白焼きに山葵をのっけて、辯天娘純米とやりたかったですよ。(T_T)
    冷しゃぶ、茹でるのがいやなら電子レンジでも良いですが、これも肉がうまいと醤油抜きの山葵オンリーでもOK。
    ポークソテーに山葵塗って食べるのも好きだったりします。
    満月、次回の下総でご開帳いただけるかな。:-)

  7. 燗の より:

    17日(金)午前4時の沈みかけの月はそりゃーみごとにまん丸で、ビルに両脇挟まれて動けないよにでかくて、色もおいしそうな黄身色で見事でしたよ。
    こんな時間に仕事帰りという情けない状況ではあったのですが。
    昨晩はやっと仕事ひと段落で、サンマ焼いて、竹鶴純米を粉引の徳利で熱めに燗して、燗冷ましでやりました。秋の味のふくらむ季節ですね。

  8. Masamune より:

    >燗のさん
    http://www.asahi.com/life/update/0919/001.html
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050918i414.htm
    asahi.comの写真は、どうやってもお菓子にしか見えませんよね。(^^;
    粉引の徳利かぁ、そういえば器の人だったものね、燗のさんも。
    こちらは池袋東武で見た魯山人写し以来、食指が動くような徳利に出会っていません。
    須田菁華(先代のかな?)さんの徳利にビビビっと来たことはあったのですが、如何せん、値札に財布が無条件降伏。
    なかなか某師匠のようにはまいりませぬなぁ。

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