季節感ゼロ

Beijing 2008ここぞとばかり、そして、これでもかと延々繰り出される大層な演し物や仕掛け。世界で4番目に広い国土に13億(実際には14億とも)を超える人が群がるこの国が、その威信を賭けて作りあげた叙事詩なれど、飽くなき拡大化とそれを統べることがすべてであるかのような体制を見るにつけ、社会主義という名のピラミッドを支えるために無尽蔵に弱者を必要としているように思えてしまいまする。

のほほ〜んと燗酒を酌みながら、画面の中で繰り広げられる束の間の平和を眺められるなんて…

しあわせだなぁ〜
僕は死ぬまで君(燗酒)を離さないぞ
いいだろう? (笑)



秋鹿■秋鹿 純米吟醸“ひやおろし” 2003年醸造
もう少しすればまたぞろ“ひやおろし"狂騒がはじまるのでしょうか。もっとも昨今の“ひやおろし”は、本来の「適熟」の意味がすっかり忘れ去られ、季節感を付与するためのただの「お飾り」に成り下がった感がありますけどね。
もちろんこの“ひやおろし”はお飾りではありませぬ。出た直後から蜜を思わせる涼やかな甘みがあり、まさに適熟の味わい。
が、熟成に紆余曲折は付き物ゆえ、「このまま下ってしまうだけ?」と在庫を思い浮かべながら幾度となく溜め息を重ねましたけれど…
「うわぁ〜、ようやくきた!?!?」
これ、秋鹿には珍しい割水版なのに、原酒と見紛う凝縮されたうまみ。それが少しもダレることなく、すうっと引けていきまする。

熱燗(50℃近辺)超から冷まして、フレッシュさは失せたもののしっかり練れた味わいを「これこれ」と愛でる。初めは「冷やでもいける」といっていましたが、ここまで熟すとやはり「燗をつけなきゃ損♪」でしょうな。

鶏手羽と野菜のカレー煮や焼餃子、冷しトマトをアテに秋鹿が空いたというのに…
「これ、いつまでやるんだ?」と目が満腹な夜でした。(笑)

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季節感ゼロ” に対して6件のコメントがあります。

  1. hirorin より:

    もっと良く噛んで、ゆっきり食べなくちゃダメです!

  2. おやぢ より:

    *hirorinさん
    あ〜、叱られてしまった。

  3. まき子 より:

    昨日、録画の開幕式をスポーツバーで眺めてましたが・・・
    同じく、なんだかあまり感動しなかったというか。
    他のお客さんたちも、いつもMLBやNFLを流してる時とよりもつまらなさそうでした(笑)。

    「長い」といえば、確か前回のアテネの時も不評でしたよね。。。
    でも、あれだけ沢山の国の人たちが来るから、
    長くなるのもしょうがないのでしょか。

  4. おやぢ より:

    *まき子さん
    Simple is best♪
    入場待ちしているだけで疲れちゃいそう。

  5. bokka より:

    まあ、あの国は社会主義国ではないですから…。
    それより「秋鹿ひやおろし」に興味津津です!

  6. おやぢ より:

    *bokkaさん
    そ、そ、彼の国のことはともかく、まずはおチャケ。 (笑)
    さり気なくうまいんです、これ♪

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