低精白酒は低アルコールにしなければならないのか?

 
20151027アテは…大根菜の煮浸し♪
 
しばらく北島が続くことが予想されまするが、今になってサンプルをあれこれチェック中ゆえのこと。(苦笑)
 
これはまだ日の目を見ていない(?)生酛純米“渡船八割磨き”H26BYの二度火入割り水多めでアルコール度数13.7%に仕上げられたもの。ここまで割り水をかけても程良いうまみと押し味もありまする。
その上、さらっと飲めますからこういうシンプルなアテにも酒が出しゃばることもないし、なかなかいいかも♪
 
以前の特定名称酒の「精米歩合70%以下」という規格の名残りか、それよりも磨いていない米で仕込まれた酒を区別する時に“低精白”という括りを使ったりします。
こうした低精白の酒が加水火入れされると、なぜか低アルコール酒にされることが多いのですが、どうなんでしょう?

※ちなみに現在は純米酒のみこの精米歩合の規定がありません
[expand title="もっと読む"]低精白の酒はアミノ酸はじめとする有機酸が多く出ますから、熟成が進むと諄い、重い、俗にいう柄の悪い酒になりやすいのも確かですし、世には尤もらしいストーリーを付加されたその柄の悪い酒も多く出回っていますが、要は後味のキレ次第ではなかろうか…とも思う訳でして………。
 
うまみが損なわれ水っぽくなってしまう寸前、つまり加水の限界を探り低精白でも70%以上に磨かれた一般の酒と同じような味わいを求めるならそれもありでしょうけれども、それならなぜ敢えて米を磨かないのか。
低精白でも下卑た酒とならず、かつ低精白らしい野性的な味わいを積極的に愉しもう…という向きからしたら、割り水をする場合、一体アルコール度数を何%くらいに仕上げたらいいのでしょうかねぇ。
[/expand]

Follow me!

コメントを残す