フトコロ寒し

2008/12/16 Scene

いよいよ折り返しを迎えた師走の某燗酒屋からの夕景。
ゆく酒あり、くる酒あり。相変らずグチャグチャなれど、ひと通り並べましたから、酒棚はギュウギュウ詰めの満員電車。
「こんなにあったっけ?」
と当の本人が一番びっくりしておりまする。
と同時に中には…
「こんなのあったっけ?」
という珍種もチラホラ混ざっておりますから、地震にだけは二度と見舞われることがありませぬよう
 ヒヤヒヤあんどハラハラ
割れてしまってからでは後の祭。
ご入り用の方々はどうぞ早々にお引き取りを♪ (笑)



鷹勇今年の “歳末たすけあい" は世相を映してか、今ひとつ盛り上がりに欠けるため、くる酒に指を咥えつつ開栓放置酒を漁っておりまするが、こんなものに出会しますからまんざらでも…。
とはいえ、あれやらこれやら見なければならない酒たちが出番を待っているのも事実。
残すところ正味半月ゆえ、どうぞよしなに。m(__)m

■鷹勇 特別純米酒 H14BY
“鷹勇” の中でも比較的目立たないダークホース的存在なのが、これと普通の純米酒。特にこれなんか、確か純米吟醸なかだれの責めのはずですから、値段的にもお買い得なんですけどねぇ。足が遅い分しっかり練れてもいますからなおのこと。
まぁ、それがあまり広まってしまって熟成が足りないまま出されてしまうより、知る人ぞ知るの方がいいのかも♪

アテは、鯖の塩焼き。ちょっとパサつきましたから、冷凍かも。
とはいえ、脂乗りだけで魚としてのうまさが感じられないよりは好みですな。
大根と蒟蒻の煮物。しっかり出汁を吸い込んだ大根のうまいこと。
豆腐ハンバーグにじゃがいもとインゲンのソテーの付け合わせ。
ほうれん草のお浸しもつまみつつ、定量お終い。

ニュースを見ながら…
「雨露をしのぐ塒とウンマい燗酒にありつけるだけ、まだマシか」と思いつつも
「明日は我が身」と他人事とは到底思えぬ夜でした。orz

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フトコロ寒し” に対して4件のコメントがあります。

  1. こじこじ より:

    このお酒がNYに入っていたのが本当に救いでした。

  2. おやぢ より:

    To こじこじさん
    アメリカで入手できるまっとうな酒の魁でしたものね。
    それが今では桜や鯉ばかりか、オリジナル鶴まであるのですから
    燗酒不毛日本は顔色無し。
    こちらもそろそろ「Change」がほしいですわ。(笑)

  3. まき子 より:

    鷹勇を、初めてNYで、こじこじさんに見せて貰った時は、
    もーもー本当に感動したものです。
    NYにあるんだから、DCにもあるだろうって思っていたのが、
    そもそものショックの始まりでした(笑)。

  4. おやぢ より:

    To まき子さん
    ちと手間はかかるものの、USでの入手のしやすさではNo.1?
    DCの特殊事情が恨めしいですな♪ (笑)

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