陸羽ぐるぐる -其之七-

旅の大きな楽しみはその宿にありまする。
とはいえ、どこに泊まっても代り映えのない設いや通り一遍の接客にげんなりすることも少なくありませぬ。
その宿ならではのもてなしがあるや否や。
その用意に奔走することが語源となっている『御馳走』はその最たるものでしょうが、山の宿で海の幸を、海の宿で山の幸を、あるいは高価な食材をどこからでも取り揃えさえすれば…は大いなる勘違い。そして、泊まる側もその勘違いに加担しないことですな。
本当の『御馳走』を得ようと思ったら…やはり『口を運べ』に敵わない!?

てな訳で…

もずく酢・わらび・ライチ刺身メカブ肝付きアワビ・サーモンガゼウニホヤ酢焼き物アナゴ饅頭天ぷら

この他にも “蒸しカキ・蒸しホヤ”、“陶板焼”、さらに “一匹丸ごとのヒラメ・ソイの刺身”。
〆の “炊込み御飯・味噌汁・香の物” とデザートの “水菓子” なども出していただいたのですが…
食べるのが忙しくて写真なんて撮っておられませぬ!! (笑)

燗どうことともに持参したおチャケは、訪ねる地に敬意を表して…
●綿屋 特別純米 “ひとめぼれ” H19BY
●鯉川 純米吟醸 “鉄人うすにごり” H20BY

なれど、これまた食べるのが忙しくていつもの半分ほどの酒量でお開きではありましたが…
この山椒亭itachaさんやその発端となったスーパー主婦takakoさんの訪問記でさんざん垂らした涎のリベンジが叶った南三陸のお宿でありました。

民宿 あっつ前公式サイト


昼燗

露天風呂山形のように全市町村に温泉があるとはいかないものの、こちらも日帰り温泉には事欠きませぬゆえ…
「タオル+バスタオル+部屋着付きで平日なら800円!!」
に誘われて斯様な露天風呂のある某温泉にて骨休めを。

湯上がりはもちろん、ビール♪
さて、昼飯でも…と食事処へいき、どうせ日本酒は期待できないから…キリン・黒星・銀色とある瓶ビール(樽生も黒星だった orz)の中からキリンをチョイスし、お疲れさん♪の( ^_^)/□☆□\(^_^ )カンパーイ!

しげしげとメニューを見ていたカミさんが素っ頓狂な声を…
「あれ〜、○○○さんのお酒があるよ!? 」「どうせ普通酒だろ?」
「違う違う、この前飲んでいた特別純米だって」「え〜〜〜!?!?」

覆面酒見せられたメニューには確かに先日の掘出し物が…。
しかもグラスで450円、ボトルなら1,800円(720ml・税込)と通常の1.5倍ほど!!
とこれまた十分に破格な値付けですよ。

ダメ元で「これ、お燗してもらえますか?」「酒燗器のお酒は決まっておりますから板長に確認してまいります」
「電子レンジでも構いませんし、面倒なら瓶ごと鍋で煮てもらってもいいですから」
期待を上回る対応ぶりに精一杯の妥協案を提示しつつ、待つことしばし。
「お待たせいたしました。少し熱くなりすぎたでしょうか」
ナント!?!? 白磁の徳利とお揃いの杯とともに出てきましたよ。
「先ほどの瓶はお預かりしておりますので、なくなったらまたお呼びください。冷めないよう都度お燗をつけてお持ちしますから」
このような施設としては、否、居酒屋や割烹・料亭でさえ、なかなかこうまで行き届くことは稀ですのにまったく申し分ありませぬ。これぞ『おもてなし』ですな。

こうなるとアテもうまくなる気がしますから、ふ・し・ぎ♪
気を良くして、昼間から四合瓶の一人飲みを堪能させてもらった後は…休み処で爆睡。(笑)

お湯・設備・食事・酒、必ずどれかに恵まれないものと諦めておりましたし、ここも前回はちとがっかりだったのですが、久しぶりに出かけたらこんなに進化しているとは…。
混み合う週末でもこのような我が儘を聞いてくれるとしたら、1,000円の利用料も少しも高くありませぬ。
当分、風呂へ行くならここで決まりですな♪


恐悦至極

はがき絵先日、久方振りにご尊顔を拝した狼亭さんから、こんなはがきをいただきました♪
最近、はがき絵をはじめられた由は某所で伺っておりましたし、この絵の写真も先に拝見していたとはいえ、まさかそれが自分に宛てられたものだったとは…。
恐縮しつつも誠にうれしゅうございます。

画像をクリックすると原寸でご覧になれますが、ほのぼのとした温かさは写真では分からなかったもの。狼亭さんのお人柄が偲ばれる絵柄です。
あの日の鰆刺身と杯台に合わせられた “旭若松” もうれしそう♪

狼亭さん、ご恵送ありがとうございました。m(__)m
てな訳で、斯様なご懇情にはとっておきのご返杯を♪ (笑)

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