あれは三年前…

久しぶりに“番外編”でもと思いつつ、「待てよ」とそのまま奥へ。
生酒嫌いのおやぢには珍しく雪冷え(5℃近辺)庫のドアを開け、眺めまわしていたら…
この酒と目が合っちゃいました。(笑)
『英(はなぶさ) 生もと特別純米 無濾過あらばしり生原酒 H14BY』
moriki_matsuo.jpg冷やジュルで、開けたてにもかかわらず…
キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!
雪冷え庫に入れてまもなく3年か。文字どおり苦節3年、やっと分厚い旨みが表に出てきましたぞ。
温度が上がるにつれ、もうウマウマ!! たまりませぬ。
徳利に注いでまず2分。別のに移し替えて今度は30秒。さらに移し替えて30秒。泡が浮いてきてもかまうこっちゃない、またもや移し替えて30秒。何回これを繰り返したことか。徳利を持てない温度にまで到達して完成!!
ちょっとだけ生臭はするものの、ぐっと攻め入る生もとの押し味と山田錦の幅味。これこれ、これですって。
呑まなきゃ分かんないだろうけど、久々に“英”をうまいと感じましたよ♪
アテは、燗をつけながら隣で温めていた鍋。「珍しく味噌味みたいだけど、なんだろ?」
所々に魚の皮みたいなのが見えまする。ヒレもあるようだし…。ぽむ!! (膝を叩いた音)
「鮟鱇だぁ〜!!」
具材はシンプルに鮟鱇・長葱・豆腐のみなれど、旨みが濃い〜!!
それもそのはず、溶けた肝が味噌と混ざって葱や豆腐までウマウマ。
ゼラチンたっぷりのクニュクニュ部分をチュルチュルっとすすり、“英”を呑めば、もうたまりませ〜ん!! うれしいことに“肝”も発見。さっそくひと口、途端に肝の旨みが溢れ…。
これじゃ、有頂天になるな、というほうが無理というもの。酒も、お代わり!! 🙂
『奥播磨 雄町純米 H14BY』
おぉ〜、奇しくも14BY酒の競演。これまた“英”に負けてなるか、と厚みたっぷり。
バチマグロの刺身に鰈の煮付けまで平らげた挙げ句、鍋に冷やごはんを投入して…。
この雑炊がまたウンマ〜い!!
たらふく食べて、たらふく呑んで、気がついたらそのままごろ寝。なんてこったい!!
大慌てで寝室へ上がりましたが、自宅でこのざまとは… 歳ですなぁ〜。orz


てことは、同じ年の『すっぴんるみ子の酒』もようやく飲み頃か。
でも、どっちも何本あるんだっけ? (苦笑)

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あれは三年前…” に対して22件のコメントがあります。

  1. 霧坊 より:

    英(はなぶさ) 生もと特別純米 無濾過あらばしり生原酒 H14BY
    ・・・ですって?
    これ,一部フリーク垂涎のレアものではないでしょうか?
    いつの間にか,3年も経ったのですねぇ・・・ 
    (シミジミ・・・)

  2. masamune より:

    >霧坊さん
    これ、レアなの? まだ一升瓶も四合瓶もあるけど…。買い占める?(笑)

  3. nizake より:

    先日13BYの生もとを…。

  4. りょう より:

    鮟鱇にバチマグロに鰈…家呑みのアテに魚が三種も出るなんて…
    贅沢だなぁ…。羨ましすぎです。

  5. 霧坊 より:

    あれ?
    氏が彷徨っていらした頃のでは?
    13BYでしたっけ?
    家に帰ったら確認します.

  6. まき子 より:

    またまた教えてくださいまし、師匠!
    >徳利に注いでまず2分。別のに移し替えて今度は30秒。
    >さらに移し替えて30秒。
    >泡が浮いてきてもかまうこっちゃない、またもや移し替えて30秒。
    て、湯銭でやっても、こうすると美味しいお燗ができるのですか?!
    ウマくするにも工夫が必要というワケでしょうか!

  7. ちゃむ より:

    某杜氏さんは、こちらのお蔵にもご縁があったんですねぇ。

  8. 霧坊 より:

    13BYでした.
    で・・・,いかがでした? <nizakeさま
    まだ有りましたらこっそり教えてください!

  9. nizake より:

    もうねぇ〜>霧坊さん

  10. masamune より:

    >nizakeさん
    13BYならまさしく幻でしょうね。14BYは日置さんでしたよね?

  11. masamune より:

    >りょうさん
    魚三種はたまたまですよ。二種は時々ありますけど、両方とも◎ってことは少ないし…。
    肉は二日で飽きるけど、魚は毎日喰っても飽きませぬ。:-)

  12. 鮟鱇で燗酒、いいですねー。
    春めいてくると、冬が名残惜しい(笑)
    東京はもう花見の話題でもちきりです。
    蓼科は東京に比べてだいたい2週間ほど遅れますが、燗酒おやぢさまのところはどうですか?

  13. masamune より:

    >まき子さん
    湯煎でも踊り場をつくってやったほうが旨みを引き出せますよ。
    温度ムラを取りながらじわじわと温めていくと、びっくりするような仕上がり具合に。
    ただし、待つ間はオアズケを喰らった犬同様、「ハァハァ!!」と息も荒く…。(笑)

  14. masamune より:

    >ちゃむさん
    その話はまた呑みながら、でも。(^^;

  15. masamune より:

    >霧坊さん
    でしょ!? H14BYは森喜さん作の初年度だったはずだけど…と。

  16. masamune より:

    >カンザワユミコさん
    先日来、ことごとくお目にかかれず、残念でございました。(T^T)
    こちらの花見は「梅も桜もみな開く」の地ですから、まだまだ先みたい。
    今の気温のままなら、この頃↓がちょうど満開になりそうですけど、こればかりは…。
    http://1shuan.com/information/log/eid137.html

  17. nizake より:

    H14BYは日置さんです。

  18. 霧坊 より:

    ただでさえ地図と時系列データには弱いのに,ボケが重なっていけません.
    今度,お酒年表でもつけようかなぁ・・・
    で,
    > 先日13BYの生もとを…。
    どうなさったんですか???
    そんな所で止められたら,気になるぢゃないですかぁ〜〜〜

  19. nizake より:

    「飲んだ」に決まっておる。

  20. 霧坊 より:

    それで,ご感想わぁ〜〜〜?
    (ジタバタジタバタ)
    ブログにありましたっけ??
    うちの冷蔵庫に眠る貴重な1本,開けたいんですけどもったいなくって開けられません.

  21. masamune より:

    >霧坊さん
    代わりにいつでも呑んであげるよ。(笑)
    親に献上するという手も…。:-)

  22. masamune より:

    >nizakeさん
    ご教示ありがとうございます。_(._.)_

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