年明けの便り2012

恒例となった木曾の佐藤阡朗さんの47回目となる『たらの芽通信』を拝借いたしまする。
 

流れ星へ願いごと

 幼少、少年の頃言い伝えを信じていて、月に兎がいて餅を搗き、サンタはイブの夜は忙しかったし、結婚相手は赤い糸ですでに結ばれていた。 私はいまだに信じたいし、そう思っている方が楽しく夢がふくらむ。両親が忙しいサンタに頼まれて靴下にいい子にお菓子を入れてくれた筈だとどうしても思う。
 艱難辛苦に歯を食いしばって耐える力を持つものほど、他人のなさけに弱いと聞いた。困難と戦って生きたからこそその子に「助け合う絆」の掛替えの無さを強く感じ取る力が授かるのだろう。
 たしかに我々人類は止めども無く、罪なき自然界を便利という欲望のために汚し続けてきた愚か者です。自らの子孫の大地、水、空気、まで今日も汚すおろかものです。今まで何度か漆の道をあきらめかけた時、天使を遣わして私を助けてくれたあの「神様」がもしこの世に居られるなら‥居るに違いない筈です。
 「後生ですお願いです、なにももってない同胞、被災者の唯一の財産「ふるさと」だけは奪わないでください。 親も、兄弟、友もひとの故郷です。天を怨む気は無いのですが、はだかの人間の心のよりどころは「ふるさと」だけですから‥」
 このことだけは、理知を捨ててもいいから皆さんとともに祈りたいと思います。
 今年は絶対に受難の皆様に希望の光が射す歳でありますように切望します。

2012年1月

 
改めて、穏やかな一年でありますように!

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