お毒味申受け候
久々の休みに、これまた久々に日帰り温泉へ。
公認昼酒なれど、この手の施設でロクな酒にあった試しがなく、500mlPETを持参。:-)
そうしたらメニューに「な、なんと!?」さもさも燗でうまいと謳ったネーミングの純米酒が、燗徳利入りであるではないか。半信半疑で頼んだら、池田屋さんのサイトでお馴染みの一合湯燗徳利が出てきたよ。
「どれどれ…」→ オエ〜〜!! (|||_ _)ノ‖WC‖
「どこが純米酒やねん!!」
“米の旨さをしっかりと削ぎ落としました”と云わんばかりで、アル添たっぷりの薄酒と見紛っても不思議じゃない薄っ辛さ。「これで燗してうまい!?」
500mlPETをお燗できる道具の借り賃にしては高かった。(怒)
その口直しと、アル添王国越後にもまともな純米があることをほのめかした追試を…。
『大洋盛 純米吟醸“越の魂”』
色はごくわずかにあるようだが、ほとんど無色透明。
開けたてはさすがにつらい。酸が浮つき、まとまりに欠けるのだ。後味の軽快さはあるものの、線の細さは如何ともし難い。
やわらかな口当たりと軽やかな飲み口、この蔵の特徴を守りつつ、腐心された酒であることはうかがえるだけに、きちんと練れてくれれば、淡雪のようなうまみを持つ酒になってくれるだろう。
熱燗(50℃近辺)から冷ますと、まとまりは多少良くなるが、やはり若さが露呈する。ほのかな甘みを感じるまでには、先回同様、開栓から2〜3週間を要するのだろうか。
高麹歩合とはいえ、味の多さを嫌う流儀ゆえ、幽しき味わいを楽しみたい向きに。
お燗もあまり苛めず、上燗(45℃近辺)からせいぜい熱燗に留めた方が良さそう。
アテは、鰤の漬け焼。うぅむ、鰤の酸が強調されるようだ。好き嫌いの分かれるところ。
玉葱主体のかき揚げ。こちらは油っぽさをすっきり切り、甘みに変えてくれるみたい。
高野豆腐・里芋・人参・椎茸・蒟蒻の煮染め。あっさりした味付けで汁たっぷりの高野豆腐がうまい。里芋のネットリした甘さとも好相性。
あまり強い味より野菜の煮物や白身魚など、あっさり系のアテと合わせたい。
この値段だと、“鯉川 亀治好日”や“羽前白梅 ちろり”があるし、小笹屋竹鶴などの強い酒がお好みの方には物足りなさが残るでしょうなぁ。
反面、強い味だけに慣れてしまった舌に、淡い味で基準となる味の誤差補正を促すにはうってつけなのかも知れない。
てな訳で、決して無理なさらぬように。>お心当たりの方 (笑)
>“米の旨さをしっかりと削ぎ落としました”
笑笑笑
いらない、そんなもの。
ドキッ w(・Θ・;)w!!
こ・・・このまま行くと、「お心当たりの方」になってしまうでしょうか(汗)。
>りょうさん
いやいや、こちらならマジでウリにするかも。(苦々笑)
>nizakeさん
お互い、地元には厳しいのぉ〜。(笑)
>まき子さん
大丈夫だよ〜。これは入れないから。(笑)