鷹と龍とで上昇気流に

週末を控え、いつまでも落ち込んでいる訳にはまいりませぬゆえ…。
『鷹勇 山廃純米50%原酒 H9BY』
色合いは“60%原酒"よりも淡い。味わいも甘が目立つことなく、枯れ味をまとったキレる熟成酒という風情。割水版の品の良さも頷けるというもの。
ただし、開けたてのせいか、ややバラツキがみえる。1〜2週間の放置か…。
熱燗(50℃近辺)超から冷ますと、味の強さとキレがさらに増した。
「うぅむ、こりゃあ…」8年経ってなお、この凄み。
よほど素性が良いのだろう。味が多すぎて困る酒には望むべくもない真の純米酒だ。
アテは、豚肉・豆腐・長葱の煮やっこをガッツリ喰い。
真鯵の干物。形が大きいから輸入物か、ちと鰺らしいうまみが乏しいけど、指定通りうまく焼けたようで、干された表面はまずまず。
じゃが芋と挽肉のシンプルながらジャンボなコロッケ+とんかつソース。
“鷹勇"はラードが混ざった衣の脂と、ともすれば酒の味わいを台無しにしかねないとんかつソースを苦もなく料理。ヤワな酒ではこうはいかないだろう。
トマト・胡瓜・レタス・若布のサラダは麹ドレッシングで。
「あらま、もう終わり!?」「もうちょっと飲まない?」と“奥播磨 山田錦八割磨き 火入原酒 H16BY"を飲んでいたカミさんを唆す。
要は、下ろした腰を上げたくなかっただけ。(^^;
『生もとのどぶ H16BY 秋火入れ』
kubo_dobu_04haru.jpgこちらも開けたてなれど、いきなり飛び切り燗(55℃近辺)超から冷まして…。
「あぁん♪」やるせない声が…。
だが、所詮おやぢの声、色気なし!! (笑)
お蔵の在庫もとうに尽きた“どぶ”をまだこうして呑める幸せ…。
これの澄み酒、“生もと純米"の潔さも捨て難いけど、“どぶ"ならではの味わいは格別なものがありまする。ここの杜氏のように「これしか呑めない身体に」なったら…、どうする〜 ○○フル〜♪
ご愛飲は計画的に!!

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鷹と龍とで上昇気流に” に対して4件のコメントがあります。

  1. こまてる より:

    どぶ、本当に困りモンです。
    他のにごりの採点が辛くなります。にごりフェチなのに。

  2. Masamune より:

    >こまてるさん
    にごってるさんに改名? 🙂
    一年中にごりだけを飲み続けたら…澄み酒じゃ物足りない身体になりそう。(苦笑)

  3. 三平 より:

    鷹はお燗にされました?
    あたしはこれ、チェイサー燗にしてます。
    そのままのお燗だと、下戸のあたしには、ちょっときついっす。
    それにしても、この写真は目の毒じゃ!

  4. Masamune より:

    >三平さん
    もちのろん。おかみさん、お燗ですよ〜♪ (笑)
    開けたてですからこなれていませんが、このまま置けば、50%ならではの醍醐味が味わえるかと。
    原酒がそのまま飲めないときは他のお酒を選んじゃいますからねぇ。
    原酒は原酒のままを味わってこそ、と思うのは、やはり貧乏性なのでしょう。(-_-;
    写真は去年の春どぶ。秋どぶなら、まだまだOK牧場ダス。:-p

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