珍種の亀

「酒の補充をしなければ…」と思い、取りあえず一本は選んだものの、つい目が合ってしまった“この亀”もお供に…。
「どちらにしようか…」。しばしの逡巡の後…忘れていたアテも鑑みて…
「勝者、かめ〜!!」(笑)
hikomago_3yg.jpgひこ孫 純米三年原酒(2001.07詰)
ずいぶん久しぶりなだけに思い出しながら、冷やジュルを。神亀臭さはあまり強くないし、原酒であることを殊更主張するわけでもないけど、「やはり神亀の酒だ」と思わせるだけの引き締まった強さが…。
ただ、如何せん開け立て。閉じこもった感は拭えませぬ。
なのに熱燗(50℃近辺)どころか、煮ちゃいましたよ♪
杯に注いでグビリ。「あぁ〜、これこれ」。
「某県の酒は軽いのは良いとしても、何であんなに薄くてひ弱なんですか?」「(?の)打瀬をきちんととらないからなぁ」。ブツブツ、モゴモゴながらに耳に届いた言葉が今も忘れられませぬ。
土台がしっかりしていなければ、頑丈な家が建たないのと同様、強い?でなければ、骨格のしっかりした酒はできないということ?
ついでにいえば、「何でもかんでも濾過しちゃうからなぁ」とも。X-)
hamayaki_saba.jpg

家飲みでアテの写真を出すのは…初めてかも♪
画が暗くて申し訳ないけど…
三日経ってもまだおいしい鯖の浜焼き。:-)
切り身の鯖は腹側で割き、一切れずつあの“まよぎ”の串に刺されて焼かれます。包んであった紙を通して余計な脂が抜けたのか、魚としての鯖の味がくっきり。脂が滴り落ちる焼き立ても良いですが、冷めてもおいしいのが本当にうまい魚かと。まさか、余所様の店先で燗酒の店ひろげ…というわけにもいきませんし…。(笑)
他には、たい菜でつくる“煮菜”とともに季節の風物詩、“のっぺ”。里芋の他は家々でマチマチですが、今宵の具は貝柱・人参・蓮根・牛蒡・蒟蒻・銀杏・エリンギ。干した貝柱の出汁を使い、薄味に炊きます。これも2〜3日経つと、さらに味が深まるのは、やはり大鍋で作るからでしょうね。
茎若布と松の実の煮物は、茎若布の歯応えが杯を誘います。
ハンバーグと付け合わせにブロッコリー。やや甘めのソースですが、こんなものでも“ひこ孫”にかかれば、そこそこのアテになってしまうのだから不思議。:-)
「ふぅ〜、食べた、食べた」と定量を終えたときには腹鼓が打てるほどに。(笑)

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珍種の亀” に対して2件のコメントがあります。

  1. まき子 より:

    これがサバ・・・
    確か以前は「サバは地魚じゃないんですよ〜」なんて聞いた記憶もあったのですが
    それにしたって・・・うまそう〜〜〜。
    そいえば、確かにおやぢさまが晩酌の写真をのっけるのは初めてかも!
    でも、サバの浜焼きがよ〜く分かりました♪

  2. おやぢ より:

    >まき子さん
    そう、地の物ではないのですが、久しぶりの食べたくなって。:-)
    鯖は、この切り身の他に“丸物”もあって、尾頭付で串に刺されていますよ。
    そろそろ“ノドグロ”がうまくなっても良いはずだけど、気温が下がらないから。
    真鱈の刺身は二月に期待♪

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