コラーゲンゲン

「えっ、なに〜っ!?」。台所にピンクの切り身に黒いものや橙色が混ざったパックが…。
傍らには土鍋。「おぉ〜、アンコウだぁ」と喜んだのも束の間。
「自分でつくれってことね」
土鍋の蓋を取るとすでに先につくられた醤油ベースの出汁の残りが…。うむむむぅ。
「いいや、味噌入れちゃえ〜」。アンコウは皮や骨付きの部位から投入。
火が通ったところで、長葱と正肉に肝を。さらにもう一煮立ち。
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羽前白梅 純米酒“穂の香” (17.1詰)
開栓から一週間あまり、味わいに幅が加わりました。
冷やで、なら十分にいけますな。
が、熱燗(50℃近辺)を超させると、「もうちょっと上!!」と痒いところまで手が届くには今一歩。表から見る限り50%磨きをおくびにも出さない、あのスタンダード“純米酒”よりも味が多くて良さそうなものだけど、この頃のはまだガチガチの“羽前白梅”だったのかなぁ。
もうしばらく忘れましょ♪
コラーゲンたっぷり、プルプルの皮が口の中で踊ります。骨の回りのゼラチンをしゃぶり尽くして、明日はツルツルだぁ!! って、どこが? (笑)
正肉も弾力があってうまい。でも、アンコウといえば、やはり肝ですよねぇ。
一口ずつ口に入れると舌の上でとろけていきます。そこに“穂の香”をひと口。
あぁ、肝にはもうちょっと余韻のある酒がほしいかも。
“煮菜”や持ち越しのソーセージ・キャベツ・トマト煮、“はりはり漬け”で杯を進めている間に、あらら、“のだめ”の最終回が終わっちゃいましたよ。

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コラーゲンゲン” に対して6件のコメントがあります。

  1. HN より:

    ほほう〜、このロットはそのような味わいなのですね。
    二年近く前に飲んだロットの燗冷ましで淡く消え行く舌触りは感動的でした。
    早春から白身魚のお供にさせていただきます。

  2. まき子 より:

    アンコウを外でしか食べたことが無いのですが
    黒くてトロトロで・・・って皮のあたりのコラーゲンたっぷりあたりでしょうか?!
    今までソトで食べてきたものは、身と肝しかなかったのですが
    皮もコラーゲンもいいかも〜〜〜!!

  3. おやぢ より:

    >HNさん
    “穂の香”、思いの外に遅いですねぇ。X-)
    “尾浦城”の上は“純米酒”を常用しがちで、ずいぶん久しぶりでしたが…。
    今なら…鱈入りの湯豆腐ででも。こちらの“のっぺ”など、野菜の煮物でもいいかと。

  4. おやぢ より:

    >まき子さん
    こちらもほとんどが茹でて、辛子酢味噌をかけて供される身と肝だけ。
    魚の目の周りがお好きな方ならお分かりでしょうが、
    あのプルッと口の中で揺れるゼラチンの食感はなんともいえない味ですよね?
    アンコウも骨回りや皮を食べないと、ホントに食べたことにならないと気づかされますよ♪

  5. りえぞ より:

    きのう、きのう、中井のT寿司さんで、鮟鱇汁いただきました!
     (大興奮♪)鮟鱇が名物の茨城出身ですが、目の前で丸ごと一匹
    さばいているのを見たのは初めて!感動しました。そして
    プルプルも全部いただきました。眉間のしわが伸びたような気が
    します。骨はしゃぶりました。軟骨は噛み砕きました。私も旦那も
    その間ひとことも発せず。こわひ光景だったと思います。
     しんさんと、おやぢさまの話題にもなりました♪♪♪

  6. おやぢ より:

    >りえぞさん
    くぅ〜、Tさんへ行かれたのですかぁ。いいなぁ。:-D~~~
    アンコウ、“おせん”に載ったからなのか、後から載せたのか分かりませんが(^^;
    平潟の“ドブ汁”がすっかり有名になってしまいましたねぇ。
    http://www.yomiuri.co.jp/tabi/gourmet/fudoki/20061115tb01.htm
    水を一滴も使わずというほど肝があろうはずもなく“穂の香”の出番と相成りましたが、
    本場の“ドブ汁”で“生?のどぶ”をたらふく呑みた〜い!!
    ドブ どぶ パパパヤ〜♪ですな。(笑)
    しんさんと…昨夜、クシャミが止まらなかったのはそのせいですか。こわい〜。(>_<)

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