陸羽ぐるぐる -其之四-
毛越寺を後にし、中尊寺へ。
古の栄華はこの写真の右手、地図上では南にその名残が散在しますから、ちと方向違いとはいえ、こういう景色を見ると…否応なしにこの芭蕉の句を思い浮かべてしまいまする。
ただし、この英訳の句碑があるのは毛越寺ですけれど。(苦笑)
駐車場から月見坂を経て辿り着くのは…
そして、中尊寺といえば…この金色堂♪
内部は撮影禁止ゆえ、ぜひご自分の目で見事な細工をご覧あれ。
伊達家が建立したという能舞台では今も薪能が催されまする。
そういえば、このメンツで過去に松島 瑞巌寺と山寺 立石寺を訪ねておりますから、これで平安時代に円仁(えんにん)が開いた東北地方の寺を参拝する『四寺廻廊』と名付けられた “みちのく古寺巡礼” を終えたことになりますますな。
なれど、朱印帳はおろか輪袈裟はもちろん数珠すら持たぬ、なんちゃら巡礼。
が、信仰は形(なり)や供物・賽銭に左右されるものではありますまい。
「すべては己が心の中にあるものでしょ!?」
と副業や金儲け・票集めにお忙しい宗教家にお尋ねしたいもの。(笑)