やっぱ『雪國』なのよ
二日続きの雪道ドライブで県北の村上まで。もう一足伸ばせば庄内まで行けるのだが…。
市内に入ってびっくり。「ここ、魚沼か!?」ってくらいの雪。村上でこんな雪は久しぶりではなかろうか。
『神亀 真穂人(堆肥育成五百万石) H16BY』
「練れてこその神亀」とは思うものの、唆しにのって入れた“真穂人"。H16BYだけあってまだスリムなれど、底にしっかり神亀パワーが…。
このまま常温で一夏越させたらもっと色も進んで、ますます『臭く』なることだろう。
飛び切り燗(55℃近辺)の手前で良いか。
今日のアテは真子が入った鰈の煮付け。やや大味だけど、火の通った魚ならではのうまさ。
持ち越しのポテトサラダを茹でたほうれん草で拭うように食べながら、真穂人を口に…。
どちらかといえば普通の“神亀 辛口純米”より“ひこ孫 純米”のほうが好みだけど、味の出方は控えめながら神亀の酒であることをきちんと主張しているし、後の切れ上がりなど、ずいぶん勝ち気なところもあるようだ。
「このお酒は、35歳以上で人生に機微がわかる方におすすめします」
他の神亀の酒と同じように、お茶目なメッセージを首にかけるだけのことはありますわ。
ポークソテーに豆腐ステーキ。負けん気の強さを発揮して、脂をスウッと切ってくれる。
「各々方、こりゃ侮れませんぞ!!」