[2006/02/10 10:37 追記]
“群馬泉”醸造元、島岡酒造さんが被災されたことに触れてはありますが、カテゴリー的には『日々な酒』に含めるべき記事なのでタイトルを変更しました。_(._.)_

今宵のアテは…と見れば、煮酒ならぬ、煮魚のオンパレード。:-)
ハタハタと鱈に、サンマも。加えてポークソテー。
「こりゃまた、腹にたまるものばかりで…」とこれを…。
『生もとのどぶ H16BY 秋火入れ』
飛び切り燗(55℃近辺)以上のアチチ燗から冷ましつつ、「さて、どれから」と迷い箸。
ハタハタ特有の身の食感がたまりませ〜ん♪
昆布のダシも加わったサンマはカレーの風味がつけられていて、いいアクセント。
一晩おいて煮汁のしっかり染み込んだ鱈もウンマ〜い。
茹でられた“冬菜”で口を直しながら、杯を口に…。
こうなると“どぶ”は、まさしく呑むごはん。
下味をつけられたポークソテーも難なく受けとめ、ゼッコ〜チョ〜♪
あっという間に定量が空いてしまった…。再度、ご愛飲は計画的に!! 🙂
「んじゃ、お代わり〜!!」「ノミタケレバ、ジブンデ」と敵は甘くなかった。orz
『群馬泉 山廃もと純米 H15BY』
開けてから100日ほど経った最後の一合で締め括り。
おやぢにとって、ここの酒に出会ったことは、呑兵衛人生におけるまさにエポックメイキングだった。それがきっかけで薄酒から離れることになり、燗酒へのシフトがより鮮明になったのだから。
それが、このたび、不幸にも火災に見舞われた。やるせないことだが、必ず甦ってくれるだろうし、陰ながら応援していきたい、とあらためて思う。
この蔵の一日も早い復活を祈って杯を干した。