旧暦立春

「春から日本橋だよ〜♪」
そう云っていた一番娘の赴任地へ先乗り。
「これのどこが日本橋!?」まぁまぁ、そう仰るな。本社がそっくり移転することになったんですと…。
その移転先、3月だというのにまだこんなに雪が…。
不動産屋曰く、「車がなければ生活できませんよ」気の毒に薄給の身で、また借金を抱えるのかぁ。
『神亀 純米酒 上槽中汲 仕込第12号 (2001.12詰) 』
俗にいう神亀の“ふなぐち”、そう無濾過生原酒です。雪冷え(5℃近辺)庫熟成中に澱が瓶底に溜まりました♪
大晦日に開栓してから丸二月。すっかり開いて、うまさを存分に楽しめるように…。
当然の如く飛び切り燗(55℃近辺)を超させますが、イヤな生臭もなく、ズバッとキレて、ひたすらウンマい♪
アテは、鰹のタタキや秋刀魚の塩焼き。筍・人参・里芋・高野豆腐・エリンギの煮物には薄口醤油を使ったらしく、筍や人参の色合いが鮮やか。初お目見えの蕗味噌は早春の息吹ですな。
“神亀”は、秋刀魚の脂もどこ吹く風、蕗の苦みまでを良いアクセントにしてしまいます。
しっかりとした強さがありながら、するっと捌ける“神亀”のおかげで、徳利が空に…。
「休みだから、ちょっと追加を…」
『日置桜 生もと純米 山田錦』
これもいきなり飛び切り燗(55℃近辺)超に煮酒。
「おぉ、これもまた…」やっと開きましたか。
ヨーグルト様の含み香に加え、ズ〜ンと響く低音のようなミネラル系の旨み。
“睡龍”とはまた違った押し味が心地良いですよ♪
雪深い地で旧知にも会えたし、桃の節句も到来。また人が動く季節となりましたな♪

今夕から日曜いっぱい留守にいたしますので、コメントへのお返事が遅れます。
ご容赦ください。_(._.)_

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