宿題 -其之肆 第1科目-
今日10月30日は、旧暦の9月9日。そう、“菊の節句”とも呼ばれる“重陽の節供”ですな。
この日から燗酒に…といわれても、こちとらぁ、年中燗酒ですからねぇ。(笑)
『鯉川 純米大吟醸生原酒“阿部亀治” H17BY』
冷やでもきれいな甘み。穏やかな含み香は…
なんだろ、桃?それとも、りんご?
甘みといっても、甘残りしただけの後味の悪さは皆無。上品なうまみをそう感じるだけ。
残りを熱燗(50℃近辺)ほどにしてから冷ます。
と、「あれれ、生臭は!?」。不思議〜!!
生酒特有の嫌な香りが出ないことだけでもうれしいのに、うまみがさらにふくらみ、心地良く喉を過ぎまする。どこまでもやさしい大吟醸。“亀の尾”を原料としたお酒で、しかも一年も経たない内から、こんなにまとまりが良いのは…ひょっとして初めて!?
決して安くはありませぬが、「これ、くださ〜い!!」(笑)
アテは、鮭・玉葱・人参・キャベツ・ブロッコリーのクリーム煮。とろみをつけられたスープのやさしさと“鯉川”のやさしさが二重奏に…。こりゃ、いいですよ♪
焼き鮭も無難にこなしますが、刺身じゃなくてもいいから白身の魚を所望したいところ。
茹でた黄菊は富士さんばい酢で即席の酢の物に。菊の香りが鼻をくすぐりますよ。
青菜の浅漬けもいい箸休めで、あっという間にサンプルの一合弱がお終い。orz
“其之弐”の追試は、残りわずかなため、すべて冷や。
- 純米吟醸:へぇ〜、こんなに味があったんだ!?
- 特別純米原酒:うぅむ、いいんだけど、ちょい苦手な味も…
- 純米酒無濾過中汲み:まだ若いけど、好みからしたらやはりこれかなぁ…