嫌外飲み症候群

fog.jpg

この季節、放射冷却で冷え込むと、朝は濃霧に覆われます。が、灯火灯る時刻ともなれば、その灯りか、はたまた酒の匂いに誘われて集まる人あり。
不定期「ここ飲み屋かい?」オープン!! (笑)
いそいそ出かけた買い出し係が戻ると、すでにビールで喉を潤しているK兄とH1兄。
設え係はさっそく燗どうこのスイッチを入れて、さてさて今宵のおチャケは…
ご当主に朝から何度となく電話をもらった挙げ句、ごていねいに新スタッフからご挨拶もいただいた、これに。:-)
睡龍 速醸純米 瓶燗 H15BY
たんぽに注ぎ、めずらしく温度計を投入。55℃。徳利に移し、杯に注ぐと、ぬる燗(40℃近辺)好みのK兄にはうってつけだが、この酒の持ち味からしたら、まだまだぬるい。
「60℃を超させて」と燗番を務めてくれたカミさんに頼み、ただの呑兵衛モードに♪
アテは、青森産鯖と鳥取産わらさの刺身。身の締まりがうれしい鯖と、脂の乗りは控えめながら、厚めに切られたおかげで魚のうまみを満喫できたわらさ。どちらもウンマい!!
絹ごしには、赤道を越えて渡来したこのブツを振りかけ、ぜんまいの煮染め、ほうれん草とかきのもとの胡麻和え、肉じゃが、いただきものの山うにとうふに、ビールにも合うピリ辛のネギメンマ、ジャーマンポテト。
半ばを過ぎて、T1兄もお目見え。結局、いつもの面子と相成るわけでして…。
いつもながらに話が進み、“睡龍”が残りわずかになったところで、おひらき〜。
家に帰ったものの、もう少し飲み足りない模様。(苦笑)
鶏・つみれ・長葱・エノキに白菜たっぷりの豆乳仕立ての鍋を前に、やや甘めの酒が欲しくなって、放置酒を漁ると、これがいました♪
誉凱陣 純米吟醸 H16BY
定量に満たないけど、飲み直しだから、ちょうどいいでしょ。やや熱めの2分20秒。
鶏と野菜のうまみに豆乳のやさしさが加わった鍋と、“誉凱陣”のきれいな甘みが心地良く、かなり飲んでいたにもかかわらず、またまた快調なピッチで杯が進みまする。
なれど、鰹のヅケには…血の臭いが“誉凱陣”の上品なうまみを殺してしまい、×。
蕪の漬け物で口を直し、鍋をパクパク。
「あ〜あ、今日もまた飲んじゃった」と家飲みながらもはしご酒の夜は更けて…。

Follow me!

嫌外飲み症候群” に対して6件のコメントがあります。

  1. Tank より:

    鰹って、酒に合わせにくいですよね。
    これって日本海側の人間のひがみ?
    でも土佐料理で美味しく食べても酒が美味いという
    感動はなかったような・・?
    もっとも飲んだ日本酒が日本酒だからという説もあり、
    何ともいえません。
    酒に合うのは、マグロのネギトロあたりで赤身は限界
    なのでは・・と考えております。

  2. おやぢ より:

    >Tankさん
    やはり、そう思われますか? <鰹
    そもそも刺身はもっとも合わせにくい肴だと思います。
    白身ならまだしも…が、日本海側の人間の本音。(笑)
    鮪ならヅケどまりじゃありませんか?

  3. HN より:

    刺身に合う銘柄ってなかなか無いと感じていましたがプロでもそうですか。
    でも某特純7号を飲むと刺身が欲しくなったのでブリの腹身を合わせました。
    背の青い魚には焼酎ロックの“香り”が相性良いと思います。
    日本海の西の端で生活していた転勤族の実感。

  4. おやぢ より:

    >HNさん
    血の金っ気を感じるものは特につらいですね。
    焼酎のロックですか。ちなみに原料はどれがおすすめですか? 🙂

  5. HN より:

    数年以上生活したのは関西以西なのでマグロの赤身は馴染みが無いというか選びません。
    鰹は個人的にはおろし生姜を薬味に食べますが鯉川の冷(涼しい常温)でも合うのでは?
    芳ばしく焼き目を作るのが生臭さを消すポイントですよね。マグロも炙りが良いかも。
    焼酎は食材に合わせて温度を変えますので香りはお好みかと。
    私的にはツンと臭い辛口の芋が良いのではないかと、例えば森八など。
    初夏にアゴや鯵と芋ロックを合わせると季節を感じます。
    2年以上前のものなら他に幾つかありましたが、今も寿は万能ではないでしょうか。

  6. おやぢ より:

    >HNさん
    臭いのは構いませんが、ツンツンとくる若いのは大の苦手です。
    練れた原酒をチビチビ…といっても、このところ蒸留酒はとんとご無沙汰。(笑)

コメントを残す