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今日、明日と最高気温の予測が花冷え(10℃近辺)ほどに…。いよいよ冬がはじまるのでしょうか。昨日の日本海は大荒れ。鈍色の空の下で白い波頭が走っていました。
先日、「間違えて梅酒を燗してしまったか」と勘違いしたほど、強烈な酸を感じたこの酒。
クイズの賞品は、正解のとりしやさんにも、譲渡されたまき子さんにも不評のようで…。(涙)
okuharima_yj_s.jpg奥播磨 山廃純米 スタンダード(15.12詰)
冷やでは、生?系特有の香りというよりも、清々しい木香(樽香)を思わせる含み香。米の酒ならでは色合いは熟成を感じさせながら、濃いほうではありません。甘もなく、程良いうまみを伴い、すう〜っと喉を過ぎていきます。
やや長めに回ってもらって飛び切り燗(55℃近辺)を超すと、もう「梅酒!?」ではありませんでした。「また変わった?」。(苦笑)
先日は甘の多い酒の後だったから余計にそう感じたのかもしれませんが、味わいを引き締める酸を噛みしめながら、「ここまで待ってこそ」の“奥播磨”を堪能。
先年、“dancyu”で『お燗酒No.1』に選ばれた後、品薄になり、本来の“奥播磨の山廃”を満喫するには熟成が足りないように感じていましたが、「やはり“兵庫夢錦”でも3年かかるのね」とあらためて熟成の遅さを実感。
ホント、手を焼きますわ。X-)
アテは、イナダの刺身。本鰤ほどの脂はないものの、魚のうまみはしっかり。○!!
塩鱈・揚げ・モヤシ・万能葱・マイタケのみぞれ煮。とろみがあるから片栗を加えた?
モヤシの食感とあっさりとした味付けで、アテにも、お腹を満たすにも、もってこい。
茄子とししとうの炒め煮は、汁を吸い込んだ茄子がうまい。
大根と人参のなますや蕪と胡瓜の麹漬けもいい口直しになりまする。
前夜、“日置桜 生?強力 H14BY”と“悦凱陣 純米吟醸無濾過生 H16BY仕込5号”をたっぷり飲んだため、今宵の晩酌は「定量で打止め〜♪」と心残りなく杯を伏せさせる飲み応えも持ち合わせていますぞ、“奥播磨”。
ただし…


手の早い方がいらして、常温放置ものはすでに売約済み。
あわてて雪冷え(5℃近辺)庫から常温に移したもの、こちらも終わりが見えてきました。
この後は…いきなり若くなります。(汗)