雪おろし

1shuan_061201.jpgといっても雪国名物、屋根の“雪下ろし"ではありませぬ。漢字にすると“雪颪”でしょうか。こちらでいう雪の前兆となる“雷”のこと。雪国にとって雷は、夏の夕立や入道雲だけではなく、冬にもつきものなのですよ。昨日から今日の昼過ぎまで、まぁ、良く光り、良く鳴ってくれました。
昨夜、最後のお客様がお見えの頃、外は霰で真っ白に…。慌ててタイヤをスタッドレスに換えました。明日からいくら降ってもいいぞぉ〜♪ (笑)
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睡龍 生?純米吟醸瓶燗原酒 H17BY
15BYの“生?純米吟醸”を“+13仕込19号のどぶ”に例えるなら、これは“+9仕込13号のどぶ”。加藤杜氏の酒ですからあざとい吟香はありませんが、珍しく夥しい甘が満ち溢れています。とはいうものの、香りが抜けたらただの砂糖水になってしまうプンケバ系未熟酒ではありませぬゆえ、決してご心配なきよう。
この味わいを一言でいうなら、「濃密」でしょうか。
まだ若さも残るとはいえ、原酒ですから苛め甲斐もありますよ♪
飛び切り燗(55℃近辺)を超させてから冷ますと、たっぷりの甘が口中を満たします。たなびく余韻はどこまでもゆるくつづき、まるで下ることを知らないかのようですが、甘の丘を越えたところで、あの加藤杜氏ならではの生?の香りがふっと姿を現します。
思わず、「丘を〜越え〜て〜行こうよ、生?〜の酒はほんがらかに晴れて〜♪」と矢野顕子調で口ずさみそうに。(笑)
天気が悪かったせいか、食卓の上はスカスカですよ。orz
かろうじておでんが鍋に。大根・蒟蒻・里芋・蕪・人参・がんもどきに野菜天。
鮭の味噌漬け。分厚いとはいえ、これも一切れだけ。カミさんと半分こですよ〜。(T^T)
大根と人参のなますに、たくあん・胡瓜と蕪・白菜のキムチ、漬け物をあれこれ並べて、寂しさを紛らわしつつ、石井さんちの塩辛で“睡龍”をチビチビがいつしかグビグビに。
アテが少ないといいつつ、結局、お代わり〜♪ (苦笑)
原酒の後にまたもや原酒。先日の金色ですな。うぅ〜、ひたすらウンマい〜!!
雷や霰の音を聞きながら『ALWAYS三丁目の夕日』を見ていたはずなのに、後半の記憶がまったくなく、目が覚めたら布団の中。朝、「夜中に家が揺れたほどのものすごい雷が」とカミさんにいわれても、「それはどこの国のこと?」と白河夜船おやぢ。
「鬼の居ぬ間に…」飲み過ぎで開けた師走の初日でございました。X-)

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雪おろし” に対して2件のコメントがあります。

  1. ちゃむ より:

    実家に寄生虫(帰省中)でス。
    うーむ雪ですか。
    新潟に帰りたくない(笑)
    千駄木の「焼鳥今井」さんで呑んできました。
    ブレンド用のお酒をK嬢様の進言で商品化されたとか。
    うんまかったです。
    おー、アッコちゃんネタが。
    何だか脳内で「電話線」が流れ出してきました。

  2. おやぢ より:

    >ちゃむさん
    帰ってきたら、寒いよ〜♪
    仲志満さんだけならいざ知らず、今井さんまで!? コ○.....。(笑)
    ちょっと甘が多いけど、3年くらい常温で放置したら面白いでしょうねぇ。
    矢野顕子、さすがに藤山一郎じゃ齢が知れますから引っ張り出しましたが…
    離婚しちゃいましたねぇ。
    この唄を聴いたのは、“KYLYN”でのLiveヴァージョンだったかと。

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