いった年きた年

甲申の締め括りに選んだ「清酒竹鶴 純米吟醸 11BY」。
比べると12BYがスリムに見えてしまう。かといって、味がありすぎる訳でもない。実に良いバランス。冷やでも旨みがある。それも、押しの強い小笹屋の純米原酒にはない穏やかな旨さ。もちろん芯はしっかり竹鶴の味と、あの色。
お約束どおり飛び切り燗以上に燗をつけ、飲み頃に冷めるのを待つ。
イナダの刺身とも良いが、ヒラメやイカの甘みが引き立つ。マヨネーズにヨーグルトを混ぜたおかげで発酵食品特有の香りを帯びた、やや臭めのポテトサラダがうまい。茴香の香りの豚角煮や併せ煮た大根から出る煮汁が口の中に回る。
つるつると煮鶴が進む、進む。:-)
# この後の記憶は朧。紅白のラストも除夜の鐘も、それ何ですかぁの白河夜船。X-)
明けて乙酉の口開けに選んだのが「武蔵の里 雄町米の酒」。
これも当然アチチ燗。:-)
うぅむ、程良い厚み。雄町に感じる重低音のような味わいはあるが、強いものではない。量も飲める酒。
その所為か、定量飲んだのにもう少し欲しい。正月だし‥。:-)
昨晩の残骸から救出された燗冷ましでも良いかと、取りあえず色を見る。「あれ!? 竹鶴じゃない。何を飲んでいたんだろ」。ちょっと味見。「おぉ、まだしっかり味がある!? ひょっとして‥」。或る確信を持ちながら、あらためて燗。こちらは煮ない。:-)
燗冷ましで、しかも二合飲んだ後でも、まだしっかりと旨みを伝えてくれたのは、「鯉川 純米吟醸<五百万石>瓶燗」。
16%台というアルコール分の高さが、腰砕けに陥らない要因か。仕上げの一合にすっかり満足して、幕開けの日の杯を置いた。

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