撤収続く
■呑録(旧暦6/9)
ここ数日、放置してあった酒が台所から空き瓶となって、どんどん姿を消している。
裏を返せば、また増やす余地ができたってことだが、我慢に我慢を重ねて空けない酒と、空けようにも空かない酒と、ここでも二極分化が…。
『旭菊 純米古酒 H6BY』
麗峰60%の特別純米。4月上旬に開けてからかなり経つのに、まだまだしっかりとしたうまみ。
冷やでもボテ〜っとしたところはなく、味の多さを良い具合に引き締める酸がある。
5BYの甘さたっぷりの味も良いが、6BYの締まりも捨て難い。
無理に上げることはなかろうと、熱燗(50℃近辺)の下で留める。
ふぅむ、余計な評価は無用。ただうまい。一気に力が抜けていくようだ。
さらに締まりが出てきた燗酒に合わせるのは、烏賊と馬鈴薯の煮付け。ゲソの歯触りを楽しんだり、烏賊のうまみの染みた芋を口の中で潰したり…。熟成純米との相性はなかなかのもの。
昨日の残りの濃い味付けのおからも難なくこなし、醤油をかけ回したチキンカツとも、その脂っこさを上手くあしらい、好調をキープ。
口直しは、またもや烏賊。小振りなのをまとめ買いしたと見える。茹でたそれに胡瓜と若布を加えた酢の物。
酢の効きが弱いように感じ、老梅酢をかけ回す。ふくよかな米酢の香りと酸っぱさが蒸し暑い晩にちょうど良い。
定量+冷やで数杯。この酒もまた完飲、撤収と相成った。
肴が用意してあるってのが、羨ましい。
酒に集中できますものね。
その代わり、一番膳に遅れること、優に二時間以上。
カミさんが、手抜きでチャチャッと、半ば強制的に作らせられる以外は…
スデニサメテイル。orz
サメタモノハ アタタメレバヨイガ
ザイリョウハ アタタメルダケデハ
ドウニモナラン
アタタメナオシテ ウマクナルモノハヨイガ
サケドウヨウ マズクナルモノモタタアリ
グチャグチャノハクサイ ヒカラビタヤキザカナ
ベシャットシタアゲモノナドナド
オーマイガッ!!
ゴシュウショウサマ
チ〜ン!! orz