おやぢは西へ -其之伍-

takehara04.jpg二次会へ行かずじまいの根性なしは、朝も早うから二日ぶりの布団の上でゴロゴロ。
せっかくiBookを持っていきながら開く気にもなれず、『奈津の蔵』なんぞを読んでおりました。(^^;
のんびりしすぎて、お蔵行きの時間を聞きそびれていたことに気づいたのは、バスが出た1時間後。orz
慌ててお蔵へ向かったものの、見学者はすでに蔵の中。杜氏さんの声を頼りに仕込み室へ辿り着いたら、「これで蔵の見学は終わりです」と。orz2
契約栽培田へ行こうかとも思ったが、お目当ての田圃は午後の部とのことで断念し、見学者の出発を見送った後、奥の座敷へ通していただき、長旅前の一休み。
takehara05.jpg奥様からお茶を入れていただいた。「おいしい」。思わず声が出てしまう。
「このお茶も仕込み水で入れたんですよ。昔は水道水を使っていたのですが、杜氏が井戸だけは掘ってくれっていうので…」。
写真は、その井戸。おぉ、10周年だ。
夏休みのせいか、平日、しかも『休業日』の札が出ているにもかかわらず、観光客が次々と訪れ、入り口で声をかける。その都度、応対に追われる奥様。申し訳ないので、そろそろ暇を請うと腰をあげる。
これからだとどんなに急いでも夜になるなぁ。それならばとちょっと下道を。
takehara06.jpg今治と結ぶフェリー乗り場の脇で潮の香りを嗅いだと思ったら、かなりの急坂を登ることに。この辺りは広い平野がなく、海からいきなり山に分け入ることになるのだ。しかも、またその山が深い。
電気が流された猪除けの柵が田圃に張り巡らされているのも、こちらでは当たり前の光景。
早くも刈られた稲が稲架に掛けられていた。
だらだらと一般道を進み、備後との国境から再び北上するが、高速道までの道がアップダウンがきつい上にくねくねと。
やっと乗ったと思ったら、80km規制。何だよ、それ。眠くなるって…。orz3
さてさて、また退屈な時間のはじまりだ。
【つづく】


時間が許せば、Jr.か杜氏さんに手元のとまったくあべこべに感じた生もとの印象を問いかけてみたかったのだが、お二方とも契約栽培田見学ツアーの運転手を。
丸一日おつきあいいただける方はありがたいが、受ける方は本当にたいへんなことです。
遅くまで(早くまで?)『北斗の拳』で盛り上がっていたらしいJr.は、運転大丈夫だったのかなぁ。

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