暑い盛りに静岡へご一緒したたっぱさんから
「こちらへ来られるなら水先案内を…」
というお言葉に甘え、某ネズミ〜ランドの隣のICまでひとっ走り。
首都圏内と首都高を利用したため、さすがに1,000円ではムリ!!
でも、ETCのマイレージがあったから、実支払額はゼロ円♪
まだ日が高い内から おやじ組二人で目指すは、住宅街の一角にひっそりと佇む某店。
お店や料理の写真を撮ったはずなのに記録されておりませぬゆえ、ご容赦を。
ビールを珍しくお代わりした後は、こちらで唯一の地元産純米の燗酒へ。
うぅむ、悪くはないんだけど、糠臭いなぁ。(苦笑)
「昔の流儀を守るのも結構だけど、わざわざ味を汚してどうするの!?」
と夏前に旅先で仕入れた或る酒に感じたことを再び…。
アテは…確か、煮魚か焼魚を頼んだはずだけど、憶えているのは…自家製のお新香がうまい!!
同じく自家製の豆腐の味噌漬も◎♪
じっくり時間をかけて水抜きした豆腐を味噌に漬けて半年(?)経ったものなれど、
これほどうまく漬けられた豆腐は初めて!!
たっぱさん秘蔵の神亀の槽口は老ねも霞むほどの熟成具合。
あの味わいなら燗で飲ったらもっとうまかったはず。
そして、なぜか千葉で芋煮を…。(笑)
醤油味の山形内陸ヴァージョン芋煮はしっかり出汁が利いていて、バカウマ♪
この出汁のおかげで…
「すみません、燗酒もう一本!!」(爆)
こちらは決して今風な小綺麗な店構えではありませんし、出されるものも至って地味。
なれど、どれもきちんと手をかけ、真直ぐな味のものばかり。
『当店は化学調味料は一切使っていません』
とわざわざ断り書きをするくらい、調味料や仕事にもこだわりをお持ちの様子。
お年よりも若く見えるご主人の話からすると、かなり原価高そう。(笑)
気さくな女将さんとお二人で切り回されるお店ですから、団体でドヤドヤと押し掛けるには不向きですが、
独りでぶら〜っと、あるいは気の置けない人たちと小人数でおいしいものを…には恰好ですな。
これでいつものまっとうなおチャケたちが一本でもあれば…は言いっこなし!?
ぎゅうぎゅうにつめても、カウンター4人、座敷8人が
せいぜい、という小規模のお店。ご時勢でもありますし、
手を広げすぎたくない、のが本音なのかも…。
これまで、どぶ・睡龍生もと純米17BY、天穏純米、
竹鶴純米・雄町純米、日置桜純米7号酵母、等々、
持ち込んで紹介してみましたが、どれも喜んで飲んで
いただいたうえ、次回訪問時には的確な味の評価も。
次々と持っていき、お店のお酒を1合か2合飲んだ後、
そちらに切り替え、残った分は、どうぞお召し上がり
ください、というのが、ほどよい楽しみ方なんじゃない
か、と考えてます。
To たっぱさん
あれほどの仕事をし、調味料にもこだわりながら、その席数ではたいへんでしょうね。
いいベロをお持ちなんだから、さらにまっとうな酒との縁を広げても良さそうなものですけれど、
頑なにあれに拘るのは…特別の思い入れでもあるのでしょうか。
あのお酒、そろそろ飲めるはずですから、ぜひ感想を伺ってください♪
昨夜、うかがってきました。「きれいな酒でしたが、新潟というより、
よかったころの京都の純米酒のような印象」とのこと。自分にはよく
わからない、たとえでした。
料理のほうでは、減反対象の田んぼでつくった米を飼料として
飼育している「平田牧場」の三元豚に最近ご執心の様子で、
メニューが増殖中。塩焼き、トンテキ、肉豆腐、豚キムチ鍋、
そして、お好み焼きにもたっぷり使用しています、との但し書きが。
塩焼きをいただいてみましたが、確かに身のうまさはもちろん、脂の
旨さが際立ってました。
To たっぱさん
伏見が良かった頃はあれよりもっと酸が控え目で、ひたすらやわらかな味わいでしたよ。
今、あれを味わおうとすると…なかなか思い当りません。(汗)
平田牧場にご執心なら、鉄人うすにごりを召しあがっていただいたら?
今の鉄人なら、きちんと熟せばいい線いくのでは?