北島 生酛純米“玉栄”H25BY
アテは…鯖の塩焼き♪
鯖としてはかなり小さめなれども、輸入物の「脂がスゴい!」な鯖や鮭のように脂の味しかしない魚は食べる気も失せるので、それらに比べたら「パサパサしてる」と云われようともきちんと魚の味を楽しめるこのサイズが好ましいですな。
昨夜とうってかわって、しっかりと米のうまみを感じられる色合いの酒。
これで65%精米ですから………磨くだけが能じゃない!(笑)
[expand title="もっと読む"]この年から地元(新潟県燕市)出身のS田氏が加わり、その縁から小店にも並ぶようになった初めての滋賀の酒。蔵元である北島酒造は代々の主力ブランド『御代栄』で知られていますが、「熟成でおいしくなる酒をつくりたい」と現当主が立ち上げたこの『北島』はまだまだ小さな仕込みなのに加え、玉栄の他にも吟吹雪・愛山・渡船・雄町など、いろいろな酒米が使われていますから、通年取り扱えるアイテムが限られてしまうのが泣き所ですな。
今のところこの生酛“玉栄”の火入原酒版・割水版がスタンダードとなる位置付けでしょうか。
それにしても…
磨きは65%ながら酒米100%、しかも生酛で2,600円/1800ml(税別)って、とんでもない!?(笑)
ともあれ、H25BYでそれ以前の生酛からガラリと変わった北島。重い酒質になりがちな6号酵母を「どうして?」と思いつつも、明らかに締まりと捌け、そして後の抜けが良くなったのはS田氏の功績かも♪
以前よりもクリアな酒質になったとはいえ、この割水版でも米のうまみはたっぷり。
高めな酸を諄く感じる方はさらに割り水をかけるのも手ですな♪
まもなくやってくるであろうH26BYが楽しみ!
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