上巳の節供

内裏雛♪

ネコたちに悪戯されそうで我が家のは今年も箱の中に御座しまする。
てな訳で先日拝見した内裏雛を代理に!(笑)
男雛が向かって左ってことは…『関東雛』ですな。

ところで、先日、この雛人形について衝撃の事実を知らされたのですな。
童謡『うれしいひなまつり』の二番で…
   おだいりさまと おひなさま
   ふたりならんで すましがお

と唄われているから、物心ついてからずうっと「男雛がお内裏様で女雛がお雛様」と思い込んでいたものの、実は…
   と女雛の一対でお内裏様、
   お雛様はそれ以外に飾られている全ての人形のこと

チコちゃんに教えられ申した。

ってことは…
この歌の作詞者であるあのサトウハチローが間違っていた!?

Wikipediaでもこの件
『男雛と女雛を「お内裏様とお雛様」と呼ぶのはこの歌から広まった誤用』
また、併せて『あかいおかおの うだいじん』についても誤りであるとされているし、ググるとまぁ数多のサイトがヒットいたしまする。
ナントも罪作りなハチロー先生ですこと!(笑)

話変わって、去年の『重陽の節供』に書いたように、その昔、宮中では重陽の節供から上巳の節供まで燗酒が一つのしきたりであったそうな。
桃の節供ともいわれる上巳の節供ではあるけれども、せっかく酒をもっとうまくしてくれる『燗』の技をこの日で捨てるなんぞ、なんとも勿体ないことか。
【出典】栗山一秀著『酒の歳時記』燗酒-燗の適温に、やさしい思いやりと心遣い- より
    月桂冠 > 知る・楽しむ > 酒の文化を知る-酒の歳時記 > 燗酒

まっとうな酒は燗でさらにうまくなり、ボロな酒は燗で化けの皮が剥がれる
と拙“草庵”のタイトルにも書いているとおり『酒は火を入れると素性がはっきりわかる』もの。この愉しみはかつて某蔵の酒に添えられていた…
このお酒は、三十五歳以上で 人生の機微がわかる方におすすめします。
と年齢まで強制するものではありませぬが、このまま春夏秋冬『日日是燗酒』といたしましょうぞ。(笑)

ちなみに旧来の歳時は全て旧暦での呼称。今2019年は4月7日(日)がその日に当たります♪

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