時間旅行 -3-

第3話は、世界から日本国内に戻り、先ずは九州編から♪
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第二 門司より鹿児島まで
門司より、汽車に乗りて、西へ向かい、三時間にして、
筑前の博多に着く。博多は、良き港なり、織物に名高し。
昔、蒙古の攻め寄せし処、菅原道真の古跡など、近傍にあり。

かくて、又、汽車にて、南へ向かい、築後の久留米を経、
広き平野を過ぎて、肥後の熊本に着く。
熊本は九州第一の大都会にて、昔、加藤清正が築きし熊本城は、
今は、兵営となれり、西南戦争以後、ことに名高し。

それより、肥後の海岸に出で、汽船に乗りて、西へ向かい、
海上、凡そ六時間にして、肥前の長崎に着く。
長崎は、最も古き開港場にして、内外商船の出入多く、貿易繁昌せり。
長崎の北に、高島炭坑、中の島炭坑などいう、有名なる石炭坑あり。

さて、次の日、午後一時出帆の汽船に乗り込みて、長崎を出で、
海上百五十海里程、南に走りて、鹿児島湾に入り、翌日午前、
桜島の噴火山を、前に見て、薩摩の鹿児島に着す。
鹿児島は九州第二の大都会なり。

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