“素”を知る店
お江戸出張所移転には終始難渋させられましたが、転んだままただでは起きられませぬ。
当然、余禄もあるわけで…。(笑)
料理のおいしい店、もてなしのいい店、それぞれ単独でなら、数多の名店があるでしょうが、外食の最大のネックは、やはり『まっとうな酒』が飲めるかどうかに尽きます。
このたびは、かねてから気になっていたお店にやっと行くことができました。
前のお江戸出張所からJR・地下鉄、どちらを使ってもたったひと駅ながら、なかなか行く機会に恵まれなかったこちらですが、運良くコース料理にもありつけましたよ♪
前菜は、手前の皿の左から、胡麻ソースがかけられた大根の皮・サツマイモ・コーチンの皮の酢味噌和え(?)。
奥の皿は、しっかり豆乳の味わいがある豆腐に粗い塩を振り、菜種油をかけ回したもの。
豆腐のアップで皿の上に光るのが粗塩。
カミさんが携帯で撮った写真ゆえ、この記事で大きい写真を見られるのはこれだけです.
_(._.)_
どれもこれも素材の持つ力強さをそのまま引き出していることと、素材を使い切ること。
天の恵み、地の恵み、加えて人の恵みを知ればこそのことだと思いますけど、「当たり前のことを当たり前に」ができない人のなんと多いことか。
他人様のことをとやかく云うより自分自身からしてそうなのですけどね。(苦笑)
さて、いよいよ本日の主役、ひきずり鍋♪
50%の血統でも名乗れると聞かされ、いささか驚きましたが、自慢の名古屋コーチンはもちろん、純系。
緑釉の皿に盛られた肉や内臓、さまざまな部位を、割り下と出汁を合わせて鉄鍋で煮込み、すき焼き風にこれまた名古屋コーチンの溶き卵につけていただく鍋です。
他には長葱・肉厚の椎茸・先ほどの豆腐。
部位を一つ一つ説明しながら、作り方をていねいに教えていただいたのですが、憶えているのは…
情けないことに半分が関の山。orz
もう一度食べたら、もう少しは…。(笑)
最後にごはんを入れてお約束の雑炊を…。
ちょっと違うのは、ごはん全体の半分ほどを鍋に入れ、溶き卵をかけ回します。この卵が卵とじくらいに固まるまで良く煮えたら、白いごはんの上にかけて食べるというやり方。
これがまた、ほっぺたが落ちそうなほど、ウンマ〜い♪
いただいたお酒は…
これすべて二合ずつ、ミニかんすけと銚釐でセルフ燗。
【Q】最後の『???』、本人の記憶にはありませんが「もうだいぶ飲んでいるから」
との制止を「どうしてもこれだけは飲むんだ〜!!」とはねのけたそうです。
さて、我が輩は何を飲んだのでしょう? (笑)
こういうのはメモっておくか、サッサと書かないと忘れちゃうのよねぇ。
出所の確かなお酒を堪能しすぎたせいもあるんだけど…。(笑)
「当たり前のことを当たり前に」が呑兵衛おやぢの考える“素”ということ。
『まっとうな酒』を通じて、また一軒、通いたいお店が…。:-)
次は、カウンターでアラカルトをつまみながら、じっくり飲みたいですねぇ〜♪
■Japanese Bar 志ノ蔵【地図】
東京都杉並区阿佐谷南3-1-23東神阿佐谷ビルB1F
Tel. 03-5335-6355
18:00〜25:00 (LO24:00)・月曜日定休(不定休あり)【コースは前日までに要予約】
・???
ワダスですと、締めに「SM生もと」辺りを!
うわ〜〜〜〜
一度は食べてみたい「ひきずり鍋」!!!
こちらのお料理は本当に丁寧で優しいお味で
ああ・・・癒されに行きたい!!
???なお酒はいったいなんだったのでしょう?
とっても気になりますね
私はこちらでの締めはたいてい「鷹勇」ですが♪
「ひきずり鍋」うまそー!
名古屋コーチンの各部位、いい色してますね。
とあるブログで見かけた大魔神宅での美酒鍋に使った
駿河若シャモもいい色してました。
「志の蔵」メモメモと。
これが、うわさのひきずり鍋ですか〜
鶏肉、どの部材も良い色してますね。
これで、おいしいお酒があれば、
最高!ですね。
豆腐菜種油がけ、粗塩添えも
やさしい色合いで、こちらも
実においしそう。
>狼亭さん
他のラインアップは…竹鶴・睡龍・神亀(真穂人・ひこ孫)・鷹勇・秋鹿・三井の寿など。
ほとんどが毎日眺めている酒ばかりとはいえ、取り扱っていないものもありますから、
飲んだ酒から推測すると三井の寿かもしれませんし、石川杜氏や専務からさんざん聞かされていましたから、〆に竹鶴を…ってことも十分に考えられるわけでして…。
ダメだ、酒粕頭の底にすっかり沈んでいます。(´ヘ`;)ハァ
>ちゃこさん
鶏を好んでは食べないおやぢも、こちらのコーチンはバクバクいただきました。:-)
鷹勇、貴重な山廃60%H9BYでしたから、他のお客さんの楽しみを奪っては…
と立場上遠慮したのです。(^^;
>ちゃむさん
コースは、確か二人前からだったはずです。メモの前にまず一緒に行く相手を!! (笑)
狼亭さんへのコメントに書いたように、お酒はどれを頼んでもハズレなし。
天国ですよ〜♪
>こむこむさん
“うわさ”になっていたんですか?
八丁味噌が苦手じゃなければ、土手鍋のコースも試してみる価値はありそう。
ちゃむさんへのコメントにも書きましたが、お酒は、出所が出所ですから申し分なし!!です。(笑)
『まっとうな燗酒』を飲もうとして、こんなに楽なお店はそうそうありません。
が、どれもこれも目移りするものばかりで…あべこべにうれしい悲鳴かも。
豆腐もしっかりとうまい豆腐でした。“えごま油”や“トリュフバター”も試してみたいですね。:-)
ひきずり鍋と聞くと間寛平を思い出す…。
あれなんだっけかな?お姫様の格好してさ。
鍋料理はこんな感じなのですね〜。
当日突然訪問でいただける鍋とは全然違うんでしょうか!?
ツヤツヤのお肉も美味しそうですが
内臓系が・・・ううー涎ものです(涙)!!
>nizakeさん
これ↓ですか? でも、それがどうして鍋に…。
http://www.aheahe.tv/link/index.html
>まき子さん
コースは前もって(前日まで)の予約が必要とのこと。なにせ木村さんお一人ですからね。
カンザワさん情報によれば…アラカルトのは土手煮じゃなかったっけ?
http://blog.goo.ne.jp/komiyuwazannka/e/6c7dd0d420ca68f3acde39d6c52f0c09
やっぱ、そっちに目が行った? 内蔵系、癖も嫌味もなく、実にピュアな味わい。
ただし、お一人ですべてをまかなわれていますから、すべてがゆっくり。
木村さんの采配に身を委ねて、静かに食と酒を楽しむのが良さそう。
おお、それそれ!「ひきずり女」です。
「ひきずり…」でもう頭の中は鍋ではなく寛平です。
>nizakeさん
よほどのインパクトだったわけですね。
がんばってお酒を都合一升減らしてきましたぜ。木村さんから追加がいくかな。(笑)
おお、堪能してらっしゃる♪
うーん、うらやましい〜〜〜〜。
風邪でオナカこわしてた頃だなぁと思うと、なおさら!!
鍋、私もぜひ食べてみなくては♪
>カンザワユミコさん
風邪引きさんに成り代わって満喫してまいりましたよ♪
コースを頼むとテーブル席になっちゃいますから、木村さんとお話しする楽しみは薄れますが、
お一人でやっておられる主を独り占めするわけにはいきませんしね。
飲み喰い、特に喰うを優先するときにはよろしいかと。