夏のにごり -其之弐-
女が三つで“姦(かしま)しい”。文字どおり娘たちが揃うと、もう…。(´ヘ`;)ハァ
■母娘の会話
「おみやげ買ってきたよ〜♪」「どこで?」「石井魚屋さんとかいうところ」「わぁ〜、それ、大当たり!!」「ホント〜!?」
ただし、浜焼きではなく、タコとイカとサザエ。ちとおやじ臭いチョイスだけど、多少のうるささは許してつかわそうぞ。(笑)
『睡龍 生?のどぶ H17BY春火入れ』
これ見よがしに16BYを出してもいいのですが、四ヶ月半、まったくの常温に置かれてどう変わったのかも気になるところでしたから。
「うっ!? 酸っぱぁ〜い!!」
といっても、悪い意味じゃありませんよ。乳酸菌飲料を思わせる爽やかな酸味。これ、ちょっと冷やしたら、ゴクゴク飲めそう。もちろん、腰に手を当てて♪ (笑)
タコを切るのは一番娘にまかせて、おやぢはいそいそと燗付けを。
アテは、そのタコ刺し、茹でたイカゲソ、ポークソテー、冷や奴、冷やしトマト、南瓜・車麩・エリンギの煮染め、三色パプリカの煮浸し、もずく酢…といつになく盛り沢山。
さてさてスタート。まずは“どぶ”をグビリ。思わず「プハ〜ッ!!」と叫んでしまいそう。
冷やで感じた酸味が和らぎ、ひたすら心地良く喉を過ぎます。
山葵を利かせたタコ刺しはもちろん、マヨネーズで食べるイカゲソもうま〜い♪
ポークソテーの脂もサラッと流してくれるし、茗荷をのっけた冷や奴にも素直に合わせてくれまする。さすが“デブの元、どぶ”、もう杯も箸も止まりませ〜ん。
あっという間に定量が終わり、当然の如く「お代わり〜!!」。
ヤバい、こりゃ、“飲み過ぎ注意!!”だ。
お蔵で杜氏と差し向かいで飲んだ、あの“どぶ”を思い出した夜でした。:-)