モアイ教燗法会

「さて今年も、○○出張の間に、新潟まで足を伸ばすことにしました。(中略)要するに、○○さんたちと飲みたいだけなので恐縮ですが、もしお付き合いいただけたら、嬉しく存じます」。“酒ゴジラ”改め“酒モアイ”こと、竹鶴酒造(広島県)の石川杜氏からこんなお便りをいただいたら、万難を排してお受けしないわけにはいきませぬ。
せっかくの機会を独り占めしたらバチが当たりまするゆえ、今年も当地の呑兵衛諸姉諸兄を交え、柳都期待の“燗酒星”、『そばきり酒房 吟』さんにてお迎えすることに。
昨年のこの会で、頭のてっぺんから爪先まで当時のゴジラ菌に染まったちゃむさんは、今や柳都一、いや、越後一熱烈な信者として、日夜、まっとうな燗酒の布教に余念がないのですから、ほんとうに人と人との出会いは面白い。まさに縁(えにし)ですな。
当然、お酒は“竹鶴”づくし。:-)

  • 小笹屋竹鶴 生?純米原酒 H16BY仕込20号(協会6号酵母)
  • 小笹屋竹鶴 生?純米原酒 H16BY仕込35号(酵母無添加)
  • 小笹屋竹鶴 番外編-山田錦-純米原酒 H12BY
  • 清酒竹鶴 雄町純米 H14BY
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    『吟』の畔上さんにおまかせした料理は…蕎麦味噌・身欠き鰊山椒漬・煮バイ貝。枝豆。写真がありませんが、秋刀魚の肝醤油焼、刺身盛合せ、出汁巻き卵。それと 鴨焼きに〆の十割蕎麦。 鈴木さんちの“袖振豆腐”やちゃむさん差入れのあの“柚べし”も。
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    まぁ、石川杜氏の法話もさることながら、熱い、熱い酒談義こそが、何よりの肴となってくれたことと思いますが…。:-)
    gin_s02.jpgこの二品は、ちゃむさん所蔵の…

  • 清酒竹鶴 福富雄町純米原酒 H13BY
  • 竹鶴 雄町純米無濾過生原酒 H14BY
    みんなでおいしくいただきました。
    ちゃむさん、どうもありがとうございました。_(._.)_
    石川杜氏の「氷水でキュッと冷やして」というリクエストで試した雄町純米の冷酒は、リンゴ酸がきりりと立って、下手なワイン真っ青という爽やかさ。さすが高酸度がウリの某6号系秘密兵器。こんな裏技も持っていたのね。
    予定の時間を過ぎてしまい、慌てて次なる店へ徒歩移動。古町の“水島新司ストリート”で銅像に戯れながら歩くことしばし、地裁裏某所にての二次会も盛り上がりましたなぁ。
    参加されたみなさま、遅くまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
    また来年もお出でいただけるよう、布教に励みましょうぞ。(笑)

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  • モアイ教燗法会” に対して10件のコメントがあります。

    1. とりしや より:

      シドニーでの法会はいつになるやら。
      信心が足りないのか、なかなか布教がはかどらぬ。ねずみ講でもやっか。

    2. ちゃむ より:

      越後一とは、恐縮です。
      楽しい燗法会でした。
      学生時代の三増イッキなどで、トラウマになっていた自分が
      こんなになるとは自分でもビックリです。
      此れも偏におやぢさんや酒モアイ様のお陰で御座居ます。
      で、救われた以上、此の御利益を分かち合いたくなるのは人情ってもんです。
      微力ながら布教活動を通じて、「薄酒・炭酒」の地でまっとうな燗酒の種蒔きのお手伝いが出来たら、余所者たる私の新潟に於ける存在意義があるのかなとの想いであります。
      其れにしても雄町純米の冷酒はマジックでした。

    3. おやぢ より:

      >とりしやさん
      そちらでの燗法会、JALのUさんを巻き込んでチャーター便でも飛ばさないと…。
      あ、JALじゃ高いお布施になっちゃいますかね?(笑)
      ネズミ講に巻き込まれないようにして、いつかはお邪魔したいものです。

    4. おやぢ より:

      >ちゃむさん
      重症患者とも。(笑)
      性急に奔らず、じわじわで構いませんから、本物を見直す動きになってくれれば…。
      冷やした雄町純米、あれはあれでサプライズでしたが、やはり“燗酒”に勝るものなし!! (笑)

    5. まき子 より:

      上のほうに来ていただいたときは、
      さすがに結構お疲れでした(笑)。
      でも氷水できゅっというのは、面白そうですね!
      やったことないので、家で飲んでみたいです〜。

    6. kanza より:

      あの「キュッ」は、人形町の今半の高岡さんの発見です。

    7. おやぢ より:

      >まき子さん
      そうですか?
      怪鳥からのいつもの酔っぱコールに出られたお声はなかなかお元気そうでしたが…。
      まぁ、長期遠征ですから疲れないはずはありませんね。
      14BY、早くしないと、もうなくなりますよ。:-)

    8. おやぢ より:

      >kanzaさん
      おぉ、そうでしたか。
      でも、新鮮ではありますが、燗酒ほどの深みはないかと。:-)

    9. ヒヨコ より:

      遅ればせながら先日は楽しい夜をありがとうございました。
      竹鶴祭楽しかったです。其々のお酒が大変個性的で
      またあらためてまっとうな日本酒の奥の深さを知りました。
      あたしは先日、キャンプに徳利を持参して、
      こんなのぉキャンプにもってくるヤツはじめてみたぁと
      いぢめられましたが、吟でご一緒したみなさんを見習って、
      めげずに、呑めるときには燗酒呑みますよぉ。
      ただ、不覚にもパッキングがへなちょこで、お酒は
      もっていけず、呑んだのは〆張鶴でしたぁ。

    10. おやぢ より:

      >ヒヨコさん
      こちらこそ、いつもありがとうございます。
      キャンプに行くなら、徳利よりも銚釐かたんぽのほうが使い勝手が良いのでは?
      カップ酒のカップを使ってもいいですし…。
      お酒は割れる心配が要らないよう、PETボトルに移し替えるとか…。
      自然の中ではダイナミックにいきませう♪ (笑)
      その鶴違い、後が甘ったるい上、いつも翌日に残ります。(T^T)

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