冷卸らしからぬ“ひやおろし”

来月初旬で切れる“kanzake.com"ドメインを更新しました。“鷹匠”1本ほどの出費で、またもや2年間キープ。よろしくおつきあいくださいませ。
しかし、棚ぼたデジカメ、オートフォーカスが今イチ甘いなぁ。
akishika_hiyaoroshi.jpg秋鹿 純米吟醸 ひやおろし 2003年醸造
酒造年度(BY)の定義からすると現在では前BYになってしまいますが、夏を越した“当年”の酒の熟れ具合を楽しむのが、本来の“冷卸(ひやおろし)”というものでしょうな。
が、実際は“冷卸”とは名ばかりの若すぎる酒が多いことも事実でして、しっかり熟させようとすると、蔵にもよりますが、こうなってしまうという見本かも。
届いたばかりの桃を思わせる酸や甘も捨て難い“秋鹿”ですけどね。
冷やで。一時、「黴臭?」という個体もあったので心配していましたが、練れたアルコールによる古酒らしさを漂わせ、しっかりとしたうまみを伝えます。枯れ味といってもいい風情。
飛び切り燗(55℃近辺)から冷ますと、良く練れた純米吟醸ならではの上品さ。余計な甘を廃し、締まりと滑りの良さを味わわせつつ、芯の強さも垣間見せる。“秋鹿”ファンはもちろん、そうじゃない方々にも、定番酒として不足のない佳酒ですぞ。:-)
アテは、蛸とブツ切り胡瓜のキムチダレ和え。たまには酢の物にしてくれないかなぁ。
がんもどき・大根・椎茸の煮物。出汁をたっぷり吸った具材がどれも、ウンマ〜い♪
ベーコン・丸のままのキャベツ・玉葱・じゃが芋・ブロッコリーの煮物。
ほうれん草と人参の胡麻和え。おからもたっぷり食べて…。
うぅむ、「肉、要らない!!」といってから、野菜中心でヘルシーですこと。X-)

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冷卸らしからぬ“ひやおろし”” に対して2件のコメントがあります。

  1. まき子 より:

    開栓放置というワケではなくて
    今売りに出されたというお酒なんですか?
    開栓で3年放置は・・・気の短い自分では不可能そうです(笑)。

  2. おやぢ より:

    >まき子さん
    今、売りに出されているのは、某変人酒屋でだけ。(笑)
    未開栓ならともかく、開栓3年は試飲用に卸したもの以外は…
    あ、忘れている私物(雪冷え(5℃近辺)貯蔵)の中にもあるか♪

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