雪中行軍 其之壱

前日の長岡市の24時間降雪量、91cm。19年ぶりの大雪と報じられ、あちこちの交通機関の乱れを尻目に、綿菓子と見紛うような波の花が舞う日本海沿いを北上。目指すは庄内平野のど真ん中。
内陸に入ったら路面には圧雪が‥。お世辞にも上手いとは云えない除雪のレベルだ。ノロノロの車につきあうのはかえって危険なので、遠慮なく追い越させてもらう。
連れの案内で、快晴なら鳥海山が真正面というロケーションの某蔵元に到着。
若い蔵元にご案内いただき、蔵を拝見。最盛期にはそれなりの量だったという内部は結構広々としている。
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なんと、この槽が3台。「要らなくなったら、いつでも譲って」と、値段も聞かずに云ってしまった。
# どこに置いて、何に使うつもりなのか。値段といい、我ながら気がかり。(^^;
16BYの新酒をみせてもらう。生が3点。火入が6点。10年古酒が1点。
炭酸ガスが残る生は渋いものの味の片鱗が見えるが、火入はまったく味がない。山田錦を原料とする2点にわずかに片鱗を感じられるだけ。どれもきちっと発酵させきったきれいな酒であることは分かるが、いつになったら飲めるのだろう。燗でみてみたかった。
古酒は10年とは思えないほどパワフル。まとまりに欠けるが、上燗ほどにしてみたい酒。
それぞれの売価を尋ねたら、結構な値段。つり合いは微妙かも。
14BYか15BYなら‥と思いつつ、また雪が落ち始めた蔵を辞した。

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雪中行軍 其之壱” に対して6件のコメントがあります。

  1. ken_taka より:

    あ、こちらへおいででしたか。つか、うちは内陸〜置賜だから、かえって遠いか(^^;
    庄内平野中央部っていうとどこだろう。羽黒とか藤島あたりですか?あのへんは雪はともかく地吹雪がねぇ。以前鶴岡に住んでたんで、地吹雪がちょっと懐かしかったりします(笑)
    内陸にも酒蔵はたくさんありますんで、こちらにおいでの際はオフ会などいかが?酒はほとんど飲めませんけど(^^;

  2. Masamune より:

    そうだ、ken_takaさんがいらしたんだ。
    お酒弱いんですか?某0moriさんは強そうだけど。(^^;
    米沢ですと会津経由ですね。磐越道を使えますから時間的には近いですが、庄内と掛け持ちは、ちときついかも。
    米沢牛の「米○」へご招待いただけるなら、飛んでいきますよ。(^^;
    其之壱は飽海郡の山手、其之弐は亀の尾の故郷、其之参か四で鶴岡の大山地区が登場します。
    地吹雪は前日がひどかったようですけど、この日はこちらからの山越えに比べたら楽なものでした。
    内陸部で惹かれるものは、村山のそば、米沢の牛肉・ラーメン、寒河江のサクランボ、それに何といっても碧い目の女将さん。(^^;
    酒蔵さんは苦手なお酒が多くて‥
    もっと楽に行ける時はお声掛けさせてもらいますね。甘味オフ? 🙂

  3. とりしや より:

    雪中行軍お疲れさまでした。どのくらい時間かかりましたか?雪がないとどれくらいですか?参考までにご教示こう

  4. Masamune より:

    今回程度の雪なら、大差はありませんね。車ですと、ナビには5時間以上と表示されますが、おやぢの運転(^^; と抜け道・裏道使って4.0〜4.5時間でしょうか。
    もっとも、雪道を走り慣れておられないでしょうから、ナビ通り、もしくはナビの20%増しは覚悟された方が良いかも。
    冬なら電車(羽越線・上越新幹線)をおすすめします。

  5. とりしや より:

    やはり日本ですね。結構時間かかりますね。
    いやあ実際行くとしたら電車です。レールウェイパス使って、東京ー新潟ー鶴岡ー余目ー東京となるでしょう。
    大山の酒祭り。覗いたら懐かしい名前をみました。大山の加藤嘉八郎酒造。店を開いた当時、はまってしまい結構売りました。今となっては懐かしい想いでです。

  6. Masamune より:

    余目〜新潟は、特急で2時間とか。電車で‥って、思ったこともないもので、さっぱり要領が分かりません。
    大山、おやぢ的には冨士酒造の「古酒屋のひとりよがり」でしょうか。
    今にして思えば、あんな高い酒、良く買ったものだと。(^^;

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